プロフィールにゃ

ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


カレンダーにゃ

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

最新の記事にゃ


最新のコメントにゃ


最新のトラックバックにゃ


月別のアーカイブにゃ


カテゴリにゃ


まとめ
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
DATE: CATEGORY:加算器
博士:ところで、かずみくん、

かずみ:ん?なに?

博士:パソコンのプリンターって
    どうやって印字するかしっているか?

かずみ:スイッチを入れて、
    印刷を選べば印刷してくれるけど。

かずみ:まあ、インクもすぐ切れるし、
    たまに紙詰まりしたりするけどね。

博士:...まあ、良いわ。

博士:普及型はインクジェット方式だから、
    ノズルからインクを噴出して印刷する方式じゃな。

博士:小さなインク液の粒の集まりで文字とか絵を
    表現しとるわけじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    じゃあ、そのインクを補給するのが
    インクカートリッジなわけね。

博士:その通りじゃ。

かずみ:じゃあ、インクがすぐ無くなるし
    インクカートリッジが高いのはなぜ?

博士:...まあ、大人の事情があるんじゃろう。
    互換インクとか裁判沙汰にまでなっとるしな...

かずみ:久しぶりにでたわね。
    大人の事情ってやつが。

博士:え~っ、でじゃ、
    実はインクジェットが主流になる前は
    ドットインパクト方式のプリンタが
    普及していたんじゃ。

かずみ:つまり、インクを飛ばすやつじゃないってこと?

博士:そうじゃ。
    染み込ませたテープが付いておってな、

博士:そのテープの片側から
    文字や絵の形を強く押し付けると
    反対側の紙にその形が印刷されるわけじゃ。

かずみ:???

博士:そうじゃな...
    領収書とか申込書みたいなイメージかな。

博士:1枚目の紙に文字を書くと、
    2枚目にも印刷されるような...

かずみ:お母さんやお父さんがたまに言っている
    カーボン紙とかいうやつ?

かずみ:紙と紙の間に挟むとコピーができるとか...

博士:そうじゃ、そうじゃ。

博士:インクの無いペンでサインしたら、
   1枚目にはサインが無いのに2枚目に
   サインが浮かび上がるはずじゃ。

博士:今はカーボン紙を使うこともまれじゃが、
    電子メールで参考に送る相手を指定する
    “cc:”はカーボンコピーの略で“cc”なんじゃ。

かずみ:...
    役に立たない“無駄”知識ってやつね。

博士:...せめて豆知識...

かずみ:確かに、
    たまに、爪なんか押し付けちゃって、
    2枚目に印刷されちゃうことがあるものね。

博士:ドットインパクト方式は、
    色んな文字や絵を“ドット”つまり点の
    集まりで印刷する方式じゃ。

博士:つまり、点の集まりでできた
    文字や絵の形をインクリボンに押し付けて
    反対側に印刷するわけじゃ。

かずみ:点でてきた絵ねぇ~
    “ピクロス”みたいな感じ?

博士:ん?
    きゅうりの漬物がどうかしたのか?

かずみ:...知らないならいいわよ。

博士:で、限られた種類の文字でよければ、
    ドットじゃなくて、活字を直接...

かずみ:博士、話が長いんですけど...
    ちょっと端折ってくんない。

博士:...
    そのインクリボンが乾いてるんじゃよ。

かずみ:つまり、押し付けても写らないってことね。

博士:そうじゃ。

かずみ:やっと話が最初に戻ったわね。
    軽くデジャブっぽいけど。

かずみ:で、インクリボンって汎用品じゃないの?

博士:基本的にはその機械の専用品なんじゃよ。

博士:メーカーが製造をやめちゃえば、
    おしまいじゃ。

博士:諦めるのも癪だしなんとかならんかと
    枯れたインクリボンを取りだしたんじゃ。

かずみ:直しても役に立たないんだから、
    素直に諦めればいいのに...

博士:...
    それが、これなんじゃよ。



かずみ:わっ、きったないわね。
    博士のスーツみたいにヨレヨレのボロボロじゃない。

かずみ:で、この黒赤のテープみたいなのが、
    そのインクリボンとかいうやつなわけね。

博士:そうじゃ。
    ナイロン製で上下に分けて
    黒と赤と2色のインクを染み込ませたものじゃ。

博士:完全に乾燥してしまっててな。

かずみ:つまり、押しても引いても
    インクがつかないってわけね。

博士:まあ、引く事はないが、その通りじゃ。

博士:黒一色なら、古いプリンタのインクリボンでも
    漁ればって思ったんじゃが、
    黒赤2色なんて見た事もないし...

かずみ:古いプリンタのインクリボンを漁るねぇ...
    で、やっと諦めたわけね。

博士:ところがじゃ...

かずみ:えっ、まだ続くの?
    今回は話をひっぱるわね~
    よほどネタがないのね。

博士:...

博士:世紀の大発見をしたんじゃ。

博士:この黒赤のインクリボンの規格は
    昔の英文タイプライターの
    インクリボンの規格と一緒なんじゃよ。

博士:専用品と言ったんじゃが、
    ある意味汎用品を使ってたんじゃな。

博士:まあ、リール径や止め具などは異なるようじゃが、
    リボンの幅や配色は同じなんじゃ。

かずみ:...
    まさか“昔の英文タイプライターの
    インクリボン”を買ったんじゃないでしょうね?

博士:当然、買うじゃろう。
    いつ買うの?
    今でしょうってなもんじゃ。

かずみ:...

博士:さすがにそこらへんの文房具屋には売ってないがな。
    通販でポチッじゃ。

かずみ:でもリールや止め具が違うんじゃ使えないじゃん。

博士:大丈夫じゃ、巻き直せばいいんじゃよ。

博士:インクリボンをリールから解いて
    電動加算器のリールに巻き直せば使えるはずじゃ。

かずみ:...

博士:で、これが手に入れた英文タイプライターの
    インクリボンじゃよ。



博士:ほら、黒赤の綺麗な2色じゃろう。

博士:それに、電動加算器の乾いたリボンと並べてみると



博士:幅もぴったり同じじゃ。

かずみ:...
    これを巻き直さないといけないというわけね。

博士:正確に言うと「巻き直した」んじゃ。
    すでに過去形じゃな。

かずみ:じゃあ、ここにあるのは?

博士:それは予備じゃよ。

かずみ:予備...

かずみ:つまり、ここまでの話を整理すると、

かずみ:博士は実用に耐えない物を、
    一か八か修理しようと挑戦したたわけね。

かずみ:インクリボンもそれなりの値段なんでしょう?
    使えなかったらどうするつもりだったの?
    どうせ直しても実用品じゃないんでしょう?

かずみ:それに予備まで買っちゃって。

かずみ:なんかね...
    博士が常識を超越した人にみえてきたわ。

博士:...いいんじゃよ。
    わしは賭けに勝ったんじゃ。

かずみ:そういう問題じゃないような気もするけど...

かずみ:つまりは動いたわけね...
    じゃあ、動かしてみせてよ。

博士:もう、使ってみたじゃないか
    このBC-43Hはわしが巻き直した
    インクリボンを使っているんじゃ。

博士:最初、手に入れた時は動いてるっぽいが、
    何も印字されなかったんじゃ。
    それが完動したじゃろう。

博士:完動だけに感動ものじゃ。

かずみ:...
    あっ、そう...

かずみ:でも、博士って労力の使い方がおかしいよ、絶対。

博士:そんな事は無いぞ。

博士:このブログを読んでいる皆様も
    電動加算器のインクリボンの代替方が
    分かって大助かりじゃろう。

かずみ:.........
    妄想するのは個人の勝手だけど、
    そんな人はいないでしょうね。

博士:...

かずみ:ところで、電動加算器って
    すぐ消えたって言ったわよね。

博士:ああ、そうじゃ。
    国産品が製造されたのは昭和40年前後から
    昭和40年代後半ぐらいまでじゃろう。

博士:でも、結構色んなメーカーがこの市場に
    参入したんじゃよ。

博士:実はタイガーも、
    電動加算器を売ってたんじゃよ。

かずみ:えっ、
    あの「炊っきったて」って宣伝している会社?

博士:...

かずみ:冗談よ。
    機械式計算器のタイガーよね。

博士:当たり前じゃ。

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


コメント

まだ売ってるんですか!!

いや…確かにタイプライターのリボンはそういうのでしたけれども…。まさかまだ売っているとは!従姉妹のもっていた雑誌の後ろの広告に、赤や、白の「おしゃれな」英文タイプライターの広告が載っていたのを覚えています。オリベッティとかの。
…ちょっといいかなあ。レトロで。ほしくなってきました。

RE:momo様、

コメントありがとうございます。

博士:さすがはmomoさんですね。
  英文タイプライターのインクリボンを御存知とは。
  インクリボンまだ売ってますよ。
  国内の通販で簡単に手に入ります。

博士:でも加算器が欲しいとは...
  (^○^)

かずみ:博士っ、加算器じゃなくて
  英文タイプライターだと
  おもうんですけど~。

博士:えっ...そうなの...

こんにちは。

2色リボン、初めて見ました。
ワープロですが、リボンの巻き直し、成功した事は有りません。
プリンターも分解に挑戦しましたが、分解しきれませんでした。
組み立てましたが、御機嫌が悪いです。
とっても興味深く勉強になりましたが、
ギャグに押されて、せっかく得た知識が飛びました。
私にとってのタイガーは、魔法瓶です。

懐かしい

ドクターアキヤマさん、ご無沙汰です((^┰^))ゞ

2色リボンまだ売っていたんですね。
私が学生のころ、カセットテープの(←)
インデックスに英文タイプライターで
打つのが流行ったです。
結構、リボンは高価だったような気がします^^;

それにしましても、
諦めの悪いじゃなかった、物凄い『執念』ですね^^

以前から、気になっていたんですが、例の巨大計算尺、
あれって有効桁数10桁くらいあるのでは?

割り算なんか、どんな機械式計算器よりも
早く、精度が高いような気がしてきました。

あっ、タイプライターのリボン、
赤は殆ど使わなかったです。

リボンが無くなって、赤を使いたいときは
巻きなおして使ったなぁ^^;

巻きなおし……手でやるのは大変だったと思います。

なにか道具はなかったんですか?

RE:ごんにゃん様、

コメントありがとうございます。

私も2色のリボン見たことなかったです。
リボンってもったいない気がしますよね。
まだ使えるのにさっさと送っちゃって。
このリボンは巻き直し簡単ですよ。
オープンリールなので、
ごんにゃんさんもOKですよ。

どうです、電動加算器を1台手に入れて、
魔法瓶という名前を付けて可愛がっては。

むかーしむかし
まだ私も若かったころ、
インクリボンでダイニングメッセージを解析、
っていうベタな設定の推理小説を読んだ覚えたありますよ。

タイガー計算機と炊飯ジャーが
同じ会社なんて、目から鱗です(笑)

RE:Mr・へぼい様、

コメントありがとうございます。

2色リボン御存知でしたか。
皆さん私よりこの手のレトロ品にお詳しいですね。
リボンがないためだけで使えないのは不憫なもので
頑張ってみました。
この時代色んな所で汎用品を流用していたみたいなので、
かえって今の製品より部品探しは楽かもしれないです。

巨大計算尺でしょう...
残念ながらメモリが細かくないし、精度も良くないんですよ。
あまり細かいメモリまでふると教室の後から見えませんしねぇ。

RE:ポール・ブリッツ様、

コメントありがとうございます。

実際やってみると巻き直し簡単です。
ものの10分ぐらいで完成します。
手が赤黒になっちゃいますが...

使い捨て手袋ぐらいはめろよ>俺

RE:PSY様、

コメントありがとうございます。

博士:そうですか推理小説...

博士:じゃあ、次は“電動加算器殺人事件”とか
  書いてみようかのう...

かずみ:┐(´д`)┌

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)



copyright © 2017 ドクターアキヤマのレトロな計算道具たち all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。