プロフィールにゃ

ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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まとめ
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DATE: CATEGORY:機械式計算器
博士:割り算も簡単じゃぞ、
    何回引けるかを計算するだけじゃ。

博士:そうじゃな、352÷64を計算してみるかのう。

博士:まず、352をセットするんじゃ。

かずみ:足し算や掛け算の時と同じように、
    レバーでセットすればいいわけね?

博士:そうじゃ。

かずみ:カチャ、カチャ、カチャ。
    はい、352、それで?



博士:つぎにその352を足し算の時のように
    レバーを1回転させて下にコピーじゃ。

かずみ:はい、はい、クルリっと。



かずみ:で?

博士:この数字から64を何回引けるかを求めれば
    割り算の答えが求まるわけじゃ?

かずみ:...
    ...???

博士:ま、やってみるんじゃ。

博士:今度は64をセットして、

かずみ:カチャ、カチャ。



博士:今度は、足し算と逆の反時計回転させれば
    引き算んじゃ。

かずみ:じゃあ、まず1回転と。


かずみ:なるほどね。
    352 - 64で288ってなるわけね。

博士:それに引き算モードになってるから、
    今度は引いた数が左側に表示されるんじゃ。



かずみ:そっか、1回ひいたから“1”なわけね。

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあ、これで回転させながら
   何回引けるかを確認していけばいいわけね。

博士:まあ、本来はそうなんじゃが、
   この機械は優秀じゃから、
   何も気にせずぐるぐる回していいぞ。

かずみ:本当、何も気にしなくて、ぐるぐるいいの?

博士:そう、ぐるぐるじゃ。

かずみ:よっしゃ、ぐる、ぐる、ぐる、ぐる、ぐる



かずみ:ほら、博士、大福が温まったわよ。

博士:べつに、そんな物は温めとらん。

かずみ:だって、今“チーン”って。

博士:これは、引き過ぎましたの合図じゃ。

かずみ:???
   どうゆうこと?

博士:表示をみるんじゃ。

かずみ:表示?



かずみ:6回引いてますけど?

博士:そっちじゃなく、右側の引いた後の結果じゃ。
    


かずみ:“・・・99968”?
   なにこれ?

博士:0を32下回ったんじゃ。

博士:じゃから、引きすぎましたってことで“チン”って
   合図をしてくれたんじゃ。

かずみ:ふ~ん、賢いじゃない...

かずみでも、引きすぎた後に教えてくれても困るじゃない。
   先に教えてくれないでどうするの。

かずみ:車だってぶつかった後に、
  「衝突しました。」ってナビが教えてくれたら
   腹が立つだけよ。

博士:大丈夫じゃ。
   タイムマシンに乗るんじゃ。

かずみ:...

博士:冗談じゃ。
   1回戻すんじゃ。
   つまり、足す方向、時計回りに1回転じゃ。

かずみ:えっ足す方向に...
   じゃあ、くるりっと。



かずみ:また、音がしたわよ。

博士:まあな。
   今度は“・・・99968”に64を足したんで
   桁が溢れたからな。

博士:この計算器は“0”を下回ったとき、
   または桁が溢れて“0”を越えた時に
   “チン”って音がするんじゃ。

博士:その合図に従えば
   割り算も機械的にできるんじゃ。

かずみ:...

かずみ:ちょっと何言ってるか分からないけど、
   まあ、割り算ができるわけね。





かずみ:で、“5”と“32”って事は...
   そうか352÷64は、
   商が5で余りが32ってわけね。

博士:その通りじゃ、今回は物分りが良いのう。
   不気味じゃな、
   なにか悪い物でも食べたんじゃないか?

かずみ:...

かずみ:で、もうちょっと大きい数の割り算は
   どうやるの?

かずみ:そうね...例えば、65,254÷54とか...

かずみ:そうか65,254ってセットして...
   ぐるぐる回せば良いわけね!!

博士:まあ、それでも計算できるが...

かずみ:じゃあ...って、
   もうその手には引っかからないわよ。

かずみ:もっと簡単な方法があるんでしょ。

博士:ちぇっ、まあな。

かずみ:「ちぇっ」じゃないわよ。
   また、しずちゃんパンチが飛んでくるわよ。

博士:わっかった、わかった。
   筆算で割り算する時と一緒じゃ。

かずみ:筆算で割り算...

かずみ:まあ、そんなことをやってた時代もあったかな~。
   懐かしいな~、セピア色の思い出てやつぅ。

博士:...

博士:しょうがないな~。
   ほれ、思い出すんじゃ。
   位の大きい方からいくつ掛けた値まで
   引けるかを見極めて...

博士:でその値を引いて...
   つぎに下の位に行って、
   また、いくつ掛けた値を引けるかを見極めて...

かずみ:(´・ω・`)???

博士:...
   じゃあ、やってみるぞ。

博士:まず、65,254と54をセット、
   これは良いな。





かずみ:あは~ん。

博士:そして位を千のところまでずらして、
   2回転引くと“チン”じゃ。

博士:68から54は1回しか引けない、
   そこで逆回転すると
   余りは“11,254”ってなるわけじゃな。



博士:つまり、商の千の位は“1”ってことじゃ。



かずみ:...

博士:で、位を百の桁にしてチンとなるまで引き算じゃ、
   すると3回転で“チン”。

博士:1回転戻して、余り“454”じゃな。
   商の百の位は“2”じゃ。





博士:で、今度は十の位で回すんじゃが
   1回転で“チン”じゃ。

博士:まあ、当たり前じゃな、
   45から54は引けないんじゃから。

かずみ:...

博士:で、最後に一の位で引き算すると...
   9回転でチンじゃ。

博士:で、一回戻すと。
   以上で、完了じゃ。
   65,254÷54は商が1,208で余りが22じゃ。





博士:どんなもんじゃ。
   簡単じゃろう。

かずみ:う~ん......
   ......

かずみ:単純に回転させてっちゃだめ?

博士:そうじゃな、
   1,208回転させる体力があれば、
   別にかまわんぞ。

かずみ:...
   わかっわよ、ちょっと貸して、
   自分でやってみるから。

かずみ:ガチャガチャ、ぐるぐる...チーン、

かずみ:ガチャガチャ、ぐるぐる...チーン、

   ----------------------------------
   ----------------------------------

かずみ:なるほどね。
    まあ、慣れれば使えそうね。

博士:そうじゃろう。
   何せ...

かずみ:35,000円の高級機種だからね。

博士:...

博士:まあ、こんな感じで、
   四則演算は機械的にできるんじゃよ。
   その気になれば平方根も開けるんじゃぞ。

かずみ:平方根???

博士:ルートじゃよ。

博士:タイガー計算器のシリアル番号は
   最後は50万弱に達したしな。
   かなりの数が出回ったんじゃ。

かずみ:でも、かなり高いわよね。
    35,000って月給ぐらいって言ってたじゃない。

博士:まあな。
   それでも発売当初の電卓より
   はるかに安かったんじゃよ。

かずみ:ところで博士...

博士:なんじゃ?

かずみ:この機械ってプラスチックよね。

博士:まあ、外装はな。
   中は金属の歯車だらけじゃ。

かずみ:“萌えよ鹿鳴館”にふさわしい
   レトロチックな機械式計算器は
   持ってないの?

博士:大体、鹿鳴館は明治じゃ。

博士:タイガー計算器が最初に売りに出されたのは
   大正末期じゃから、
   時代が合わないのは当たり前じゃ。

かずみ:別にきっちり合わなくていいから、
   もうちょっと何かこうレトロっぽいのを...

博士:う~ん...しょうがないな~

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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コメント

パスカルの計算機ですね(違う(笑))

RE:ポール・ブリッツ様、

「人間は考える葦である。」の
パスカルが作った機械式計算機ですね。
17世紀の事で、日本は江戸の初期です。
こういう人が本当の天才なんでしょうね。

ちなみに日本初の機械式計算機は
矢頭良一氏の自動算盤ですね。
森鴎外の小倉日記にも出てくるらしいです。
現物が北九州市立文学館に展示されています。

タイガー計算機、竹内均さんのエッセイで名前は聞いたことがあるのですが、実物をみたのは、このブログが初めてです。
これを終戦直後、汽車の中でクルクル回していたというのだから、相当悪目立ちしていたでしょうねぇ…。

かずみ:あは~ん。

博士:そして位を千のところまでずらして、
   2回転引くと“チン”じゃ。

この辺の発想が先進的ですね☆
それにしても SE チン♪
カワイすぎです(^^;

RE:PSY様、

コメントありがとうございます。

機械式計算器は戦時下では、
弾道や航路の計算などに使用されたらしいですね。
その頃、アメリカはコンピュータの開発を
行っていたのですから...

RE:Mr・へぼい様、

コメントありがとうございます。

実際に使った方に話を伺うと、
この“チン”の話が出ます。
今も昔もできあがりは“チン”で。
でも、最近の物はチンと言わないか...

ひょー、農薬、カメラと同じで、
戦争に利用されたことで発達したのですねぇ。

一つ賢くなれました。

RE:PSY様、

コメントありがとうございます。

ロケットも戦争で開発が進んだんですよね。
GPSも軍事用でしたし、インターネットの原型も
アメリカ国防総省の旗振りで始まったという話です。
新規技術の開発にはお金がかかりますからね。

ということは、米国と戦争状態になったら
カーナビは使い物にならんということですねっ…。
こわいよー。

RE:PSY様

2000年までは故意に民生用の
GPSの精度を落していたらしいですからね。
その気になれば...

まあ、アメリカと戦争状態になったら、
勝敗どころか、何日もつかという問題でしょうね。

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