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ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

博士:ヘンミのNo.2634で、一般の事務用の
    ポケットサイズ計算尺で、
    本革ケース付きの高級品じゃ。

ssl11.png

かずみ:さっきのP23より小さいのね。

博士:まあ、ポケットに入るサイズを
    目指しているからのう。

かずみ:さっきと違うメモリがあるわね。

博士:これも基本は掛け算・割り算がメインじゃが、
    3乗や立方根、さらに目外れが少なくなるよう
    工夫されたメモリ等もついておる。

かずみ:難しい話はもういいわ。
    頭の中がウニるから。

かずみ:でどうして、これが輸出と関係あるの。

博士:これは、明らかに輸出用の計算尺だからじゃ。

博士:この計算尺には普通の定規と同じような
    等間隔のメモリが付いておる。

ssl12.png

かずみ:ふ~ん。
    (- ω - ?) んっ

かずみ:これ定規と同じにしては、
    メモリとメモリの間隔が広すぎない?
    とても、1cm、2cmとは思えないけど...

博士:そうじゃろうな、
    これは1インチ、2インチじゃからな。

かずみ:インチですか。

博士:そうじゃ、決して“インチキ”じゃないぞ。

かずみ:( ̄_ ̄) ...、

博士:え~っ、おっほん。
    インチはアメリカやイギリスなどで使われとる
    長さの単位で、

博士:1インチは2.54cmじゃから、
    大体2.5cm、5cm、7.5cmぐらい
    ところに1、2、3とあるはずじゃ。

博士:ほら、さっき使った定規と並べてみぃ、

ssl13.png

かずみ:本当だ。

博士:ちなみに、ポケットサイズの計算尺は、
    5インチサイズと言われておる。
    さっきのP23は8インチサイズじゃな。

かずみ:じゃあ、これが輸出の証拠なのね。

博士:他にも証拠がある。
    ひっくり返して、
    記載してある文字を見てみるんじゃ。

ssl14.png

かずみ:“MADE IN OCCUPIED JAPAN”って書いてある。

博士:そうじゃ。
    米国の占領下にあった戦後の日本で
    製造されたもんじゃ。

かずみ:“MADE IN OCCUPIED JAPAN”...
    ゜∀゜!!

かずみ:ああ、あのいろんな物の値段を鑑定する番組で
    よく出てくる品物と同じね。

かずみ:ちょび髭の先生とか、安い高知の先生が、
    偉そうにいろいろと言って...

博士:ダメじゃて、
    そんな失礼なことを言っちゃ。

博士:偉いかどうかは知らんが、
    皆さんその道に精通した方々ばかりじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    で、これがどうしたの?

かずみ:戦後のある時期に日本で作られたって
    だけじゃないの?

博士:いや、“MADE IN OCUUPIED JAPAN”
    の記載がされとるのは、
    昭和22年-昭和27年に製造された
    “輸出品”だけじゃ。

博士:じゃから、これは海外向けに
    製造されたのは明らかなんじゃ。

かずみ:へぇ~、そんな戦争直後から計算尺を
    輸出してたんだ。

博士:いや、戦後ばかりじゃなくて、
    戦前も輸出してたんじゃよ。

かずみ:えっ、そんなに昔から?

博士:じゃあ、
    わしのとっておきの秘蔵品を
    見せてやろう。

博士:ちょっと、待っとれ。

ガチャガチャ、カシャン、ガチャガチャ、
カシャン、カリカリ、ガチャガチャ、


かずみ:博士、博士っ、どうしたの
    金庫なんか取り出して、

かずみ:それも、金庫の中に金庫があって、
    その中に金庫が...、

博士:これか、これはコレクションの中でも、
    とっておきの品物を入れておる

博士:「超~貴重~。絶対に手放さないわ。
    いつまでも一緒よBOXじゃ。」

かずみ:...

博士:お~っ、やっと出てきた。
    鍵が多すぎて、どれがどれやら、
    番号が何番やらで、もう...

かずみ:...
    で、それな~に?

ssl15-ssl16.png

博士:これはじゃな、
    ヘンミの計算尺のNo.1/1じゃ。
    つまり、記念すべき第1号なんじゃ。 

ssl17.png

かずみ:で、そがどうしたの?

博士:ヘンミはじゃな、計算尺といえばヘンミ、
    ヘンミといえば計算尺というぐらいじゃな、

博士:世界中でその名が知られた企業なんじゃよ。
    実に1,000種類以上の計算尺を
    世に送り出してきたんじゃ、
    そのじゃな...、

かずみ:あっ、もういいです。
    よ~く、わかりました。

かずみ:つまり、珍しくって、
    博士みたいな“マニアックな人”には
    貴重で、垂涎の的ってことね。

かずみ:私みたいな普通の人にとっては、
    小汚い板切れと、より小汚い箱だけどね。

博士:...

かずみ:で、これが第1号ってことは
    古いんでしょうけど、輸出品だったの?

博士:これは、じゃな、
   “J.HMMI”って刻印が本体にもカーソルにも
    入っとるんじゃ。

ssl18.png

博士:J.HEMMIが使われていたのは
    昭和4年ぐらいまでじゃから、
    それ以前の製造じゃ。

博士:箱にも計算尺の裏面にも
    日本語は一切入っとらん。
    それにインチメモリも付いておるし、
    外国特許番号も...、

かずみ:博士っ、計算尺になって
    やたら力(リキ)入っているけど、
    ようは昔の輸出品だったってことね。

博士:まあ、結論だけ言えばそうじゃな。

かずみ:どうして、そんなに輸出できたの?
    計算尺は海外でも作ってたでしょうに。

博士:孟宗竹を使って、
    長さの狂いを少なくしたり、
    いろんな独自工夫したりして、
    高品質だったんじゃ。

博士:それに、海外特許を取得して、
    技術を守っていたんじゃ。

かずみ:なるほどね。
    最近、海外と特許紛争なんて聞くど、
    そんな昔からあったんだ。

博士:まあ、知的所有権は、
    今に始まったことじゃないんじゃよ。

かずみ:ねえ、博士っ、
    計算尺ってヘンミしか
    作ってなかったの?

博士:いや、そんなことはないぞ。
    ちょっと待っとれ、

博士:え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...


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