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ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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まとめ
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DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。





博士:これぞ、究極の関数電卓定規、
    カシオが昭和54年に発売したfx-190じゃ。

博士:姉妹品にfx-191もあるぞ。
    ちなみにfx-190はcmスケール定規で
    15cm(定規の長さは20cm)、

博士:fx-191はインチスケール定規で
    6inch(定規の長さは8inch)じゃ。

かずみ今度は関数電卓と定規をくっ付けたものね?

博士:そうじゃ。

かずみ:結局、さっきルーラーカルと一緒じゃない。
    単に定規と関数電卓の二つを持つ必要が無い....

博士:チッ、チッ、チッ。
    違うんじゃなこれが。

かずみ:...

博士:これは、なんと...
    計算結果を長さとして表示する事ができるんじゃ。

かずみ:ん?どういうこと。

博士:まあ、やってみるほうが早いな。

博士:そうじゃな、かずみくん
    ピタゴラスの定理を憶えとるか?

かずみ:ブタゴリラの定理???
    聞いた記憶が...
    そこまでキテレツ大百科のファンてわけでも...

博士:ピタゴラスじゃ!!

かずみ:ピタゴラス...
    ......
    昔の怪獣映画に出てきた???

博士:...
    古代ギリシャの数学者じゃよ。

かずみ:そうか、どっかで聞いた事があると思ったのよね。
    そんな紛らわしい名前をつけるから...

博士:...
    ピタゴラスはいいとしてピタゴラスの定理じゃ?

かずみ:...

博士:別名、三平方の定理とも言うぞ?

かずみ:( ̄ー ̄?)??

博士:直角三角形の斜辺と、残りの2辺との関係じゃ?

かずみ:...゜∀゜!!
    斜辺が一番長い...

博士:そうじゃ、そうじゃ...
    じゃなくて、そんなの当たり前じゃ。

博士:斜辺の長さの2乗は、
    残りの2辺をそれぞれ2乗して
    足したものに等しいじゃ。

かずみ:...あ~あ、それね。
    確かそんな関係があったわね。

かずみ:博士がブタゴリラがどうしたとか、
    コロ助がこうしたとか、
    紛らわしい言い方するから、混乱して...

博士:そんな事は一言も言っとらんぞ。

博士:まあ、いいわ。
    小学校で三角定規を使ったじゃろう。

かずみ:う~んと、そうね...
    私の記憶が確かなら...2種類ぐらい使ったわね。

博士:かずみくんの記憶はあてにならんが、
    2種類は正解じゃ。

博士:あれも、直角三角形じゃ。
    斜辺が√2とすると残りが1と1、
    もう一種類は斜辺を2とした時残りが√3と1じゃな。

かずみ:( ̄ー ̄?)

博士:つまり、
    √2の2乗は“2”じゃな。

かずみ:...√2なんだから当たり前ね。

博士:1の2乗は“1”じゃな。
    だから、√2の2乗=1の2乗+1の2乗で
    ピタゴラスの定理を満たす。

博士:つまり、直角三角形ということになる。

かずみ:う~ん...

かずみ:そうか、思い出した。
    辺の比が1、1、√2の直角三角形と
    1、2、√3の直角三角形ね。

かずみ:聞いた気がする。

博士:やっと思い出してくれたか。

かずみ:で、この定規付き関数電卓と、
    直角三角形が何の関係があるの?

博士:直角三角形を使って、
    計算結果が長さとして表示されることを
    試してみようとしてるんじゃ。

かずみなんだ、じゃあ、さっさとやろうよ。
    まどろっこしい説明なんてチャチャチャって
    省略してさ。

博士:...
    じゃあ、1、1、√2の三角形を書いてみるぞ。

博士:1mm、1mmじゃ小さすぎて見えないから、
    100mm(10cm)と100mm(10cm)じゃ。



かずみ:で、次ぎは?

博士:実際にピタゴラスの定理で
    斜辺の長さを計算してみるんじゃ。

かずみ:そんなの、計算しなくても
    比なんだから100mm×√2じゃ...

博士:(-゛-)

かずみ:はい、はい。
    さあ、やってみるわよ。

博士:じゃあ、100と入れて2乗じゃ。

かずみ:ポチ、ポチ、ポチ...
    10,000よね、当たり前よ。



博士:足す、100の2乗じゃ。

かずみ:ポチ、ポチ、ポチ....
    当然、20,000っと、それで。



博士:√キーじゃ。



かずみ:141.42136よね。

かずみほら、最初に言った通り
    √2の100倍...

博士:(-゛-メ)

かずみ:...わぁ~すごーい。
    √2の100倍って141.42136なんだ~。

博士:もう、いい。
    じゃあ、スケールキーを押すんじゃ。

かずみ:スケールキーって...あ、これね。
    ポチッっと。



かずみ:あっ、この液晶が長さだけ黒くなるわけね。

かずみ:これが...141.42136mmってわけ?

博士:そうじゃな。
    じゃあ、さっき描いた三角形の斜辺と
    比較してみるんじゃ。



博士:ほれ、斜辺の長さと一致しとるじゃろう。

かずみ:ほんとだ。
    計算結果がmm単位の長さで表示されるんだ~。

博士:どうじゃ、すごいじゃろう。
    まさに、電卓と定規の融合品じゃ。

博士:それに、関数電卓部分は多機能でな、
    プログラム機能も内蔵されとるんじゃ。

博士:まあ、52ステップしか記憶できんから、
    大規模なプログラムを...

かずみ:博士っ?

博士:ん、なんじゃ?

かずみ:この定規付き関数電卓が、
    すごいってのは理解できたんだけど...

かずみ:使用用途が今ひとつ見えないんだけど?

博士:使用用途じゃと...
    ......

博士:当時は“電卓”と言えばできるビジネスマンや
    キャリアウーマンの必需品じゃ。

博士:ポケットからスッとこの定規を出して...

かずみ:ポケットには入らないって...
    じゃなくて、

かずみ:博士っ、完全にデジャブってるから...
    結局“今ひとつ理解不能なんだけど?”って
    落ちじゃなかったっけ?

博士:なんじゃと...わかった。
    じゃあ...ドラえもん棚の本領発揮じゃ

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。



博士:これはじゃな、
    シャープが昭和58年に発売したEL-431、

博士:その名もルーラーカルじゃ。

かずみ:...ひょとして、ルーラー(定規)と
    カルキュレーター(電卓)のコラボ品?

博士:よくわかったのう?

かずみ:まあ、なんとなくね。そのまんまのネーミングだし。

かずみ:でも、なんだかすぐに答えられる自分が...
    “普通の人”から逸脱しはじめているようで...

博士:まあかずみくんも、計算道具の魅力がわかって、
    知識が豊富になってきたという事じゃな。

かずみ:...

博士:かずみくんの御明察通り、
    このルーラーカルはあのソロカルの姉妹品なんじゃ。
    電卓部分には太陽電池も搭載されとる。

博士:いっそルーラーカルなんて横文字はやめて
    「定規電卓」ってすれば大ヒットしたかもしれんのう。

かずみ:...
    定規電卓のヒットはありえないとして、

かずみ:今でもわけの分からない
    外国語の組み合わせは多いからね。

博士:何か分からないぐらいが
    カッコ良く聞こえるのかもな。

かずみ:まあそんな事はどうでもいいとして、
    この定規、
    普通の定規よりメモリが一杯あるんだけど?

博士:そう、ちょ~う多機能な定規なんじゃ。

博士:この分度器みたいな線があるじゃろう。



かずみ:あ~あ、この部分ね。
    つまり分度器の機能もあるって事?

博士:確かに角度を測るのにも使えるかもしれんが、
    基準となる線からある角度の線を引くのに
    使えるんじゃ。

かずみ:( ̄ー ̄?)??

博士:ようするにじゃな、
    ある直線から30°の角度の線を引きたい時は、

博士:こんな風に、直線と30°の線を合わせてじゃな、
    ほれ、これで線を引けば30°傾いた直線じゃ。



かずみ:なるほどね。
    この定規の中の分度器の線に
    引きたい角度を合わせればいいわけね。

かずみ:なかなか、やるじゃない。
    褒めてつかわすわよ。

博士:...

博士:その他にも、用紙の中央を示すメモリがついてたり、
    平行線を引くためのメモリが付いてたりするんじゃ。



かずみ:へぇ~、便利な定規なのね。

博士:そうじゃろう、ルーラーカルはすごいんじゃ。

かずみ:で、結局、定規と電卓をくっ付けたって事は...

かずみ:さっきのロールスケールみたいに
    定規で測った長さを計算に使えるとか?

博士:いーや、そんな機能はついとらんな。

かずみ:じゃあ...計算結果で定規の長さを示すとか。

博士:いーや、そんな機能もついとらんな。

かずみ:え~っと、じゃあ...
    定規と電卓のコラボでどんなメリットがあるの。

博士:そうじゃな...
    こいつの定規の機能と電卓の機能はじゃな...
    なんと...

かずみ:なんと...

博士:全く連携していないんじゃ。

博士:まあ、くつっければ、場所をとらないという事じゃな。

かずみ:...

博士:もし、30cmの定規と電卓を用意するとなると、
    当然2つ分の場所を占領するわけじゃ。

博士:それが一つになることでじゃな、
    かばんの中もスッキリ...

かずみ:だぁーつ、(ノ-_-)ノ

博士:こら、こら、こらっ、何をするんじゃ。

かずみ:え~っ、だってさぁ~

かずみ電卓付きボールペンとか
    さっきのロールスケール付き電卓は
    まだ、許せなくも...

かずみ:まあ、百万歩譲って、
    泣いて頼まれればありかもしれないけど、
    これは単に場所をとらないためだけって...

かずみ:もう殆ど無意味じゃない。

かずみ:それこそ小学生の心をくすぐる目的で
    雑誌の付録にしたり、
    いかにもどこぞの百円ショップで売ってそうな...

博士:こら、こら、
    また、そんな事を言って、
    百円ショップの物とは作りが違うじゃろう。

博士:それに当時は“電卓”と言えばできるビジネスマンや
   キャリアウーマンの必需品じゃ。

博士:ポケットからスッとこの定規を出して...

かずみ:ポケットには入らないって。

博士:...かばんからスッとこの定規を出して...

かずみ:出して?

博士:え~っ...さっと線を引くんじゃ、

かずみ:で?

博士:で...相手方が“値段の交渉を”と思った時にじゃな、

博士:ふっと見ると、なんと今線を引くのに使った定規には
    電卓がついてるじゃないか、
    相手方も“むむむ、おぬしやるのう”と思うわけじゃ、

かずみ:...博士、

博士:なあ、思いっきり先制パンチを食らわせたわけじゃ。
   そしてじゃな...

かずみ:博士っ!!

博士:ん、何じゃ?

かずみ:ひさしぶりに妄想癖全開なのは
    博士の勝手なんだけど...

かずみ:最初に“線を引く”という事と、
    その後に“値段の交渉”という事の関連が
    今ひとつ理解不能なんだけど?

博士:なんじゃと...
    細かい事にこだわるやつじゃな。

博士:たまたまそんなシチュエーションが
    あるかもしれんじゃないか、
    そんな時...

かずみ: ┐(´~`)┌

博士:...じゃあ、あれじゃ。
   「これぞコラボ!!」っていう正真正銘の品じゃ。

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。



博士:これはじゃな、
    ナショナルが昭和53年に発売した
    Panac8205、

博士:その名もロールスケール付き電子ソロバンじゃ。

かずみ:...電卓じゃなくて電子ソロバンなんですね。

博士:前にも出てきたじゃないか、
    この時代は電卓というより電子ソロバンと言った方が
    一般受けが良かったんじゃよ。

かずみ:そうだったかしらねぇ~

かずみ:で、これは何と何が複合した電卓なの。

博士:だから、そのままロールスケールと
    電卓のコラボ品じゃ。

かずみ:...

かずみ:え~っと...
    ロールスケールってなんでしょう?

博士:なんじゃとぉ~大学生にもなって
    ロールスケールも知らんのか?

かずみ:...すみません。

博士:わしも、この品を手に入れて始めて知ったのじゃが、

かずみ:...

博士:どうやら、この先のころころ回るローラーを転がして、
    その転がった長さを数値として表示したり
    その数値を計算に使ったりできるんじゃ。



かずみ:...はぁ

かずみ:え~っと、つまり、
    このローラーを長さを測りたいところで、
    転がせばいいってわけね。

博士:その通りじゃ。

かずみ:じゃあ、ちょっと待ってよ、10cmの直線を引いて、



かずみ:で、0cmから始めて、ころころっと



かずみ:なるほどね。
    5cm転がると50って表示されるわけね。
    つまり、50mmと。



かずみ:結構正確じゃない。

博士:まあ、1%±1mm程度の精度らしいがのう。

かずみ:ふ~ん。
    で、何に使うの?

博士:...さあ~

かずみ:さあ~って、
    当時はこういう用途があったとか、
    ああいう用途があったとか、何かないの?

博士:説明書にも、縦の長さと横の長さを掛けて、
    長方形の面積を出せますとか、

博士:地図上の曲線の長さを出し縮尺を掛けてとか、
    書いてあるがのぉ~。

かずみ:...なるほどね。
    マニアックな特殊用途に使えるわけね。

博士:まあ、いいんじゃないか。
    曲がった面でもローラーを
    転がせばその長さが測定できるんだから、
    便利なもんじゃ。

博士:“ロールスケール付き電子ソロバンを何時買うの?”
    “今でしょう!!”なんて
    宣伝すれば意外と売れるかもな。

かずみ:...そうね。

かずみ:“誰が買うの?”
    “買うわけないでしょう!!”ってやつかもね。

博士:...

かずみ:...そうねぇ~、曲線の長さが測れるねぇ~

かずみ:( ̄ー ̄)にっ

かずみ:ちょっと博士、バンザイして。

博士:何でじゃ?

かずみ:いいから、いいから。

博士:\( ̄o ̄)/バンザーイ!!

かずみ:じゃあ、お腹の周りを、ころころころころ...

博士:うひゃ、冷たい、こそばゆい、うひょ
    いへぇ、つめてっ、やめて、あひゃ...

かずみ:ころころころころ...はい、測定終了。

かずみ:え~っと、博士の腹囲は...

かずみ:...なんですと~
    博士、こりゃ明らかにメタボですよ。
    甘いもの控えた方が賢明ですよ。

かずみ:大福なんてもってのほかです。

博士:...

博士:えぃ、こんな物
    (ノ-_-)ノ

かずみ:あっ

博士:なんてね、冗談じゃ。
    投げるわけないじゃろう。

博士:ロールスケール付き電子ソロバンが悪いんじゃない、
    わしの腹が悪いんじゃ。

かずみ:いや、腹の問題じゃなくて、
    食べ過ぎたり甘い物を我慢できない
    博士が悪いんだと思います。

かずみ:“ダイエット何時やるの?”
    “今でしょう!!”ってやつよ、博士。

博士:...

博士:じゃあ、かずみくんも、一緒にダイエットを始めるか。

かずみ:私にはダイエットなんて必要ないわよ。

かずみ:よく友達から
     “ちょっとした風でも吹き飛ばされそうね”って
     言われるぐらいよ。

博士:“ころころ転がりそうね”の間違いじゃ...

かずみ:何か言った?

博士:いや、何でもない。

博士:まあ、この様にメタボ検診に使えないこともないが、
    冷たいし、こそばゆいし、実用的じゃないな。

かずみ:まあ、そうでしょうね。

かずみ:で、これも絶滅すべくして、
    絶滅したコラボ品というわけね。

博士:まあ、そういうわけでもないじゃろうが...

博士:洋服の型紙の長さを測ったりとか、
    布団から部屋の隅まで測って寝相が悪いと、
    どのぐらい転がれるのか計算したりとか...

かずみ:( ̄____ ̄)

博士:...

博士:じゃあ、スケールつながりで、これなんてどうじゃ?

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。





博士:これはじゃな、
    カシオが昭和51年に発売したCQ-1、

博士:通称“でんクロ”じゃ。

かずみ:でんクロ...

かずみ:つまり...さっきのは腕時計と電卓のコラボで、
    これは置時計と電卓なわけね。

博士:そうじゃ。

かずみ:しかし、あいかわらず、
    微妙なネーミングね。

かずみ:確か、ソロバンと電卓(カルキュレーター)で
    ソロカルとかなかったけ?

博士:おお、憶えとったか、確かにソロカルじゃ、
    あれも男前な名前じゃったなぁ~

かずみ:...

かずみ:何か、この時代には
    “おやじ”がネーミングするのが流行ったのかしら?

博士:...
    わかり易くていいじゃないか。

博士:大学の研修所に“オリロー”っていう名前の
    非常はしごがあったぞ、
    わしもしばらく目が点じゃ...

博士:だが、良く考えてみろ。
    名前をきいただけで、用途がすぐ分かるじゃろう。

博士:それに避難用じゃから上ることはないじゃろうしな。

かずみ:......
    どうでもいいや。

かずみ:で、このでんクロは
    単純に時計と電卓のコラボなわけね。

博士:まあ、そうじゃな。
    電卓機能、時計機能(アラーム付き)、
    ストップウォッチ機能があるんじゃ。

かずみ:なるほどね。

博士:この品物はそれなりに有名なんじゃ。

博士:CASIOのホームページにも
    “初の複合電卓”なんて書いてあるし、
    複合電卓の元祖といわれとるんじゃ。

博士:その前年の昭和50年には
    バイオリズムが計算できる電卓H-801、
    通称バイオレーターが
    同じくカシオから発売されとるぞ。

かずみ:バイオレーター...

かずみ:また、何とも言えないお名前でいらしゃって。
    SF映画の題名の“複合”みたいな
    名前ざーますわね。

博士:...

博士:ちなみに、
    このバイオレーターは“複合製品の礎”
    と称されとるぞ。

かずみ:...???ちょと待ってください???
    初の複合電卓がCQ-1なわけね。

博士:そうじゃよ。
    カシオのホームページにそう書いてあるからな。

かずみ:でも、その前年に発売された
    バイオレーターは、“複合製品の礎”なわけね。

博士:まあ、カシオのホームページにそう書いてあるからな。
    ちょっと前までは“さきがけ”って書いてあったが、
    書き変えたようじゃな。

かずみ:で、その~、どっちが元祖で、
    どっちが初で???

博士:さ~あ、わしに聞かれてもな~。

博士:でも、ビルの“基礎”はビルじゃないじゃろうから、
    そう考えるとバイオレーターは“礎”てっことで
    CQ-1が複合電卓の初代なのかもな。

かずみ:...
    もう、いいわ。
    久しぶりに頭がウニりそうだし。

かずみ:で、さっきから気になるんだけど、

博士:なにがじゃ?

かずみ:これスイッチを“TIME”にしたら、
    時計モードよね。



博士:そうじゃよ。

かずみ:でも、時間が表示されないんですけど...
    壊れてるんじゃない?

博士:なんじゃ、そんなことか。

博士:CQ-1は電池の節約のために、
    “TIME”ボタンを押したときだけ、
    時間が表示されるんじゃ。



かずみ:...とすると、
    真っ暗な部屋で時間を確かめたい場合は...
    手探りでボタンを探す必要があるわけね。

博士:まあ、そういう事になるな。

かずみ:使えねえやつ...
    朝、目が覚めても時間がわからないじゃない。

博士:大丈夫じゃ、電気を点けて寝ればいいんじゃ。
    
かずみ:...

博士:冗談じゃよ。
    ACアダプターを使えば、常時時間を表示しておる。

博士:電池で動かす場合は、
    “TIME”ボタンを押したときのみ点灯する仕様じゃ。

博士:ちなみにACアダプターは別売りじゃぞ。
   
かずみ:...いいです。
    どうせ、こんなんじゃ目覚ましにならないと思います。

かずみ:自慢じゃないですけど寝起きが悪いですから。
    目覚ましが鳴っても
    無意識のうちに止めちゃいますし。

博士:そんなかずみくんにこそ、でんクロは最適じゃ。

博士:こいつは4つのアラームがセットできるんじゃ。

博士:2~3分おきにセットして、
    “リピート目覚ましとして使える”って
    説明書に書いてあるぞ。

かずみ:...まあ、無理ね。

かずみ:お母さんと、
    「起こした」、「起こしてない」、「起こした」、
    「起こしてない」、「起こした」、「起こしてない」、
    「小遣いあげた」、「もらってない」
    と年中喧嘩してるぐらいだからね。

博士:...
    じゃあ、無理かもな。
    暗闇で、放り投げられて壊れるのがおちじゃな。

かずみ:しかし、本当に説明書にそんな事がかいてあるの?

博士:使用法を模索してたんじゃろう。

かずみ:ちょっと貸しみて、
    なになに、勉強の時間、遊びの時間、
    寝る時間とセットしてアラームを...

かずみ:“CM時間の計測にストップウォッチを”???

かずみ:CM時間を計測して何の役に立つの?

博士:...
    トイレに行くためじゃろう。

かずみ:...結局これも、作ってはみたものの...って
    やつですか?

博士:いや、そんな事はないぞ。
    使用者の事を考えて、
    色々と工夫されとる画期的な品じゃ。

博士:例えば、これは単三電池とボタン電池を両方
    入れる必要があるんじゃ。

かずみ:...ちょっと意味が分からないです。
    使い難くする工夫とかでしょうか?

博士:そこが“素人”の浅はかさじゃな。

博士:ボタン電池は演算&計時用、
    単三電池は表示用なんじゃ。

博士:つまり、表示用の電池が切れても、
    ボタン電池が残っていれば、
    時計は動き続けるというわけじゃ。

かずみ:...

かずみ:さすが、博士は“プロのマニア”ですね。
    私みたいな“ごく普通”の“一般的”な“正常”な
    人間には思いつかないですね。

博士:...本当の事じゃからしょうがないじゃろう。

かずみ:しかし、時計と電卓のコラボね~...

博士:そうか、そんなにコラボに惹かれるか。

かずみ:いやべつに、そんなことは一言も...

博士:じゃあ、あれも見せてやろう。
    あれじゃな、あれ。

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。



博士:これはSatolex(星電器製造)が昭和50年に販売した
    電卓付きボールペン、Calcupen 1じゃ。

かずみ:かっけ~じゃん。

博士:そうじゃろう。
    なんとなく近未来を予感させる品物じゃろう。

かずみ:赤色く光るLEDが綺麗で、
    昔の巨大ヒーロー番組に出てきそうなアイテムね。

博士:オー!!わかってくれるか。
    この素晴らしさが。

博士:このペンをさっと出して正義の味方に変身じゃ~
    シュワッチ!!

かずみ:...
    博士っ、そこまで言ってないって。

かずみ:でも、博士ってのりやすっていうか、
    のせられやすい性格よね。
    悪い人に騙されないように注意した方がいいわよ。

かずみ:老後の生活資金とか全部とられちゃうわよ。

博士:...
    そうじゃな、かずみくんみたいな人には
    特に注意しないとな。

かずみ:...

かずみ:まあ、いいわ。
    ちょっと貸して。

かずみ:これ、一つのボタンで4種類の数字や
    割り算と掛け算記号とかを入力するわけね。



博士:その通りじゃ。

博士:上下左右で指定するところなんて
    どことなくスマホのフリック入力に
    似とるじゃろう。

かずみ:どら、どら、
    ポチ、ポチ、ポチ、あっ間違った、
    ポチ、ポチ...

かずみ:あっ、また、ムキッー!!
    ポチ、ポチ、ポチ...

かずみ:一応、1から8まで入力してみたけどさ...



かずみ:いくらなんでも使い辛くない?
    フリック入力も最初は戸惑ったけど...
    似て非なるものってこの事じゃない。

博士:かずみくんもそう思うか。
    わしもちょっと入力し辛い、
    正直いうとものすごく入力し辛いなと..

博士:まあ、コンセプトが素晴らしい品物じゃな。
    あくまでもコンセプトがな。

かずみ:コンセプト“は”素晴らしいって。
    博士のコレクションで良く出てくる台詞よね。

かずみ:ようは、??なガジェットってことよね。

博士:...
    かずみくん、よーく考えてみるんじゃぞ。

かずみ:なにを?

博士:カシオミニが出たのが昭和47年じゃ。

かずみ:もう何度も聞いたわ。
    耳蛸ね。

博士:胼胝じゃ。

博士:それから、わずか3年後にじゃな、
    ペンに電卓をくっ付けたんじゃぞ。

博士:素晴らしい技術の進歩だと思わんか。
    ある意味日本人の器用さと
    技術力の見本みたいな品じゃ。

かずみ:う~~~ん。
    そうね~、当時の技術レベルから考えると
    素晴らしいのかもね。

博士:そうじゃろう。

かずみ:でも、技術レベルが素晴らしいのと、
    使えるかどうかってのは別問題で...

博士:わかった、わかった、みなまで言うな。
    それ以上言うと開発者の人が
    気を悪くするじゃろう。

博士:じゃ、これだったらどうじゃ。

博士:Calcupen 1の後継機種の
    Calcupen 2のゴールドタイプじゃ。
    発売もCalcupen 1と同じく昭和50年らしい。



博士:他にもシルバータイプってのも売ってたんじゃ。

かずみ:これは随分ペンぽいわね。
    さっきのは近未来的だったけど、
    今度のは面白みにかけるわね。

博士:また、そんな事を言って、
    いくらなんでも我侭すぎるじゃろう。

博士:ペンなんじゃから、ペンに近づけるのは
    当たり前じゃ。

博士:ふつ~うのペンに、
    電卓が機能が付いているのを目指したんじゃ。

かずみ:まあ、そうなんでしょうけど。

かずみ:これじゃ正義のヒーロには
    変身できそうにないわねって、
    正直な感想を言ったまでよ。

かずみ:どれどれ、ちょっと貸してよ。

かずみ:今度は液晶表示なわけね。



博士:そうじゃ。

博士:シャープが
    液晶を搭載した電卓EL-805を発売したのが
    昭和48年じゃから、

博士:ちょうど電卓の表示方式が
    LEDや蛍光表示管から液晶に代わる時期じゃ、

博士:さすがに、LEDは電気を食うからな、
    電池もCalcupen 1は単5を使かっとったが、
    Calcupen 2ではボタン電池に代わったんじゃ。

かずみ:何?単5電池って?

博士:えっ、単5電池を知らんのか...

博士:そうか、最近あまり見ないからな~



博士:この真ん中の電池が単5じゃ。
    昔はそれなりに使われていたんじゃが、

博士:最近は機器の省エネも進んで、
    ボタン電池に代替されとるから殆ど見ないな。

かずみ:へ~っ、こんな電池があったんだ。
    単4より太いのに長さが短いのね。

かずみ:まるで、ずんぐりむっくりの博士みたいね。

博士:...

かずみ:つまり、液晶を搭載する事で、
    電気を食わなくなったんでボタン電池を
    使用できるようになったって事ね。

博士:まあ、そうじゃな。
    単5電池を使えばそれなりのスペースを取るから、
    ペンも太くなるしな。

かずみ:Calcupen 2になってボタンも独立したんだ。



博士:まあ、こっちの方が妥当じゃろう。
    普通の電卓と同じ感覚で入力可能じゃ。

かずみ:なるほどね。
    ポチ、ポチ、ポチ...

かずみ:素直に入力できると。

博士:そう。
    普通のボールペンと普通の電卓のコラボじゃな。

かずみ:で、Calcupen 1しろ、Calcupen 2にしろ、
    試験で使えないボールペンてわけね。

博士:そりゃ、電卓持込不可の試験じゃ、
    Calcupenは使用不可じゃろうなぁ。

かずみ:う~ん...

かずみ:結局...
    長所としては...場所はとらないことぐらいかしら...

博士:...

かずみ:そうね~
    Calcupen1の近未来的デザインと
    Calcupen2の独立ボタンが合体すれば...

博士:そう、そう、
    わしも、そんな製品があれば是非...

かずみ:やっぱり、いらないわ。
    結局どっちつかずの...

博士:これ、これ、壁に耳あり障子に目ありじゃ...
    そんな失礼な事をいうと苦情がくるじゃろう。

博士:こういうガジェットも面白いんじゃ。
    当時、初任給の10分の1以下で
    買えたみたいじゃから、

博士:電卓付き腕時計なみには自慢できる品じゃぞ。
    友達にみせびらかすのに最適じゃ。

かずみ:ふ~ん、そんなものかしらね~。
    変人扱いされて友達無くしそうだけど。

博士:...

かずみ:で、博士っ、さっきいろんな物と
    電卓が融合したって言ったわよね?

博士:まあな、アイテムの花形だった電卓と
    色々くっ付けるのがブームだったんじゃ。

かずみ:他にはどんなのがあるの?

博士:他...そうじゃな、
    じゃあ、あれを見せてやろう。

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。

DATE: CATEGORY:電卓
今日も研究室のドアを叩く音が...

コンコン、

博士:はい、

かずみ:はぁーい!!

博士:...
    どちら様でしょうか?

博士:今、立て込んでますので
    急用でなければまた今度...

かずみ:博士っ、これ見てよ、これ。

博士:...
    ふ~っ、なんじゃ?

かずみ:腕時計に電卓がくっ付いているやつ。
    珍しいでしょう!!



博士:まあ、かずみくんにとっては
    珍しいかもしれんが...

かずみ:でね、お父さんから借りてきたんだけど、

かずみ:ほら、足し算、引き算、
    掛け算、割り算もできるし、



かずみ:アラームやストップウォッチ、
    それに二つの時間を設定できるし
    すごいでしょう?

かずみ:ちょっとボタンが小さくて押しにくいけどね。

博士:凄いかと問われれば、凄いとは思うぞ。

博士:その時計はカシオのCA-506-1シリーズの一つで、
    昭和59年から長い間製造されとった
    ロングセラー商品なんじゃ。

博士:ロングセラーだから大量に生産されたし、
    それほど、珍しくはないがな。

かずみ:へっ、珍しくないの?

博士:もう国内向けには売ってないようじゃが、
    逆輸入品が大量にでまわっとるからな、
    新品が安価に入手可能じゃ。

かずみ:なんだ、つまんないの。
    高い物だったらこのまもらっておこうと
    思ったのに~

博士:...

博士:まあ、でも、人気のモデルじゃよ。

かずみ:...ん?
    ひょっとして...(o¬ω¬o)

かずみ:博士、純真な私を
    騙してるんじゃないでしょうね。

かずみ:実はこれが欲しくって、
    たいした事ないとかなんとか言って、
    安く買い取ろうと...

博士:なんじゃと、失礼な事を言うな!!
    すべて本当の事じゃよ。

博士:それに買い取ろうにも、
    それはかずみくんの物じゃないんじゃろう?

かずみ:まあ、でも、
    お父さんの物は、私の物、
    私の物は、当然、私の物ってのが
    マイルールだし。

博士:...
    きみのお父さんも大変じゃな。

博士:かずみくんにわざわざそれを譲って頂かなくても、
    わしも、電卓付き時計ぐらいもっとるわ。

博士:えっとじゃな、
    確か、ここら辺に...

博士:あった、あった。
    これはセイコーのC359-5000じゃ。



かずみ:また、ずいぶんボロボロね。
    文字もハゲハゲで
    よくわからないじゃない。

かずみ:まあ、CA506も綺麗とはいわないけど...

博士:C359-5000は発売が昭和54年だから30年以上前じゃ。
    実際に“時計として”使われとったみたいじゃし、
    しょうがないじゃろう。

博士:CA506より前に発売されとるから機能は劣るが、
    四則演算は当然できるしアラームも付いとる、
    電卓付き腕時計としは標準的な物じゃ。

かずみ:で、これは、珍しいの?

博士:そうじゃな。
    見かける事も少ないし珍しい方かもな。

かずみ:...チッ。

博士:チッって...

博士:ところで、かずみくん、
    初代カシオミニの発売は何年じゃった?

かずみ:えっ、またその質問?
    なんだか耳に蛸ができそうなんだけど...

かずみ:たしか...昭和47年だったと思います。
    じっちゃんの名に賭けて...

博士:...
    かずみくんのおじいさんも大変じゃな。
    名前まで賭けられて。

博士:ちなみに、
    耳にできるのは胼胝(タコ)じゃ。

かずみ:...

博士:日本の電卓元年と言われたのが昭和39年。

博士:いくつかのメーカが机の上を全て占領するぐらい
    大きくて、サラリーマンの年収より
    遥かに高価な電卓を発売・発表した年じゃな。

博士:カシオミニが出たのがその8年後の昭和47年。
    手のひらサイズで庶民に手が届く電卓の登場じゃ。

博士:さらに、それから7~8年後には
    腕時計の中に電卓が組み込まれとるんじゃ。

博士:技術の進歩が凄いと思わんか?

かずみ:...
    凄いかと問われれば、凄いと思いますよ。

かずみ:ええ、確かに凄いです。
    でも、このC35...うんたらかんたら、
    ちょっと行き過ぎとちゃいます?

博士:ん、なにがじゃ?
    ちなみにC359-5000じゃがな。

かずみ:ほら、CA506と並べて見てよ。



かずみ:ボタン、小さすぎでしょ。
    このCA506でもギリギリ、
    アウ...セーフなのに

かずみ:C359-...なんとかは、
    あきらかにアウトでしょ。

博士:なんじゃ、そんなことか。

博士:指で押そうなどという無謀なことは
    あきらめるんじゃな。
    ちなみに名前はC359-5000な。

博士:操作のために専用のスタイラスがあった
    という話しじゃが...

かずみ:博士が、自慢げに
    見せびらかしていないってことは、
    持っていないわけよね。

博士:...

博士:まあ、精密ドライバーで押すんじゃな。
    ほれ、よさそうな大きさじゃろう。



かずみ:...
    で、結論は行き過ぎってわけね。


博士:実は、昭和55年前後から、
    色んな時計・電機メーカーが
    電卓付きの時計を売り出したんじゃ。

博士:スタイラスで操作する物や、
    鍵みたいな付属品の先で操作するもの...

かずみ:...
    CA506がロングセラーになった意味が
    分かる気がしてきたわね。

博士:結構売れたんじゃぞ電卓付きの腕時計は。

博士:当時は電卓って言うだけでも
    カッコよかったんじゃ。

博士:それに電卓は腕時計にかぎらず
    色んな物と融合したんじゃ。

博士:まあ、実用性はともかくな...

かずみ:で、ブームは去ったと。

博士:全く、ロマンが分からんやつじゃなぁ。

博士:じゃあ、そんなかずみくんに...
    そうじゃな、あれを見せてやろう

博士:え~っと、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:マロンたん
コンコン、

博士:はい、

かずみ:ちぃーす。

博士:...(-_-)

かずみ:ちぃーす。

博士:...
    で、どんな“急を要する重要”な用件じゃ?

かずみ:実は、マロンた...

博士:だめじゃ、じゃ、またな。

かずみ:また、そんないけずな事を言って。

博士:べつに、いじわるはしとらんぞ。

博士:わしのブログと違って、“マロンたん”なんてのは、
    何の役にもたっておら...

かずみ:博士っ!!
    マロンたんのファンレターが沢山届いてるんです。

博士:ファンレターじゃと...

かずみ:そう、そう、ファンレター。
    博士、ファンレターなんて貰った事ある?

博士:...

かずみ:例えばね、これこれ、幼稚園の男の子から
    「マロンたんをよむとげんきひゃくばい
    “あそぱそまそ”です。」だって。

かずみ:“あそぱそまそ”って...        なるほどね、可愛いわね。
    カタカナで書くと似てるからね。

博士:...

かずみ:他にもね、
    「悲しい事や辛い事もマロンたんを読むと
    全部吹き飛んじゃいます」
    女子高生からよ、博士。

博士:...
    どら、どら、ちょっと見せてみろ。

かずみ:じゃあ、マロンたんアップするからね。

博士:...
    そんなにファンがいるんじゃしかたがないな。

博士:えっと、なになに、
    「マロンたんを身に付けてすぐ、
    宝くじに当選しました。」

博士:???

かずみ:では、全国百万人のマロンたんファンの皆様
    お待たせしました。
    でも、本編の前に...



かずみ:如何でしょう?

かずみ:星の王子様風のマロンたんです。

博士:ん、なんじゃと、
    「私はマロンたんのおかげで
    30年の恋人いない暦を卒業しました。」

博士:「そして出会ったのが今のダンナさまです!!」

博士:???

かずみ:では、お待ちかねのぉ~~、
    四コマまんがだぁ~



かずみ:お~っと、ちょっとホラーっぽいマロンたんです。

博士:「わずか3ヶ月のマロンたんダイエットで
    80kg越えの体重が40kg前半に、
    くびれも出来て...」

博士:...

博士:かずみくん、

かずみ:ん、な~に?

博士:マロンたんはマンガだったよな?

かずみ:そうよ、イラストもあるけどね。

博士:“マロンたんダイエット”とか聞いた事あるかね?

かずみ:はぁ?
    わけのわからないこと言って、大丈夫?博士っ

博士:いや、このファンレターだがな、
    「マロンたんダイエット」とか、
    「マロンたんを身に付けて」とか、
    書いてあるんじゃが?

かずみ:はぁ?どれ、どれ。

かずみ:...
    やべっ何も考えずコピーしちゃった。
    ......

かずみ:博士っ、ちょっと急用を思い出した。
    またね、=ヘ(* - -)ノぴゅーっ

博士:...

博士:しかし、かずみくんも次々と思いつくなぁ...
    その労力を勉強にむけてくれんかな~


DATE: CATEGORY:加算器
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。





博士:これがタイガー計算器が販売した電動加算器じゃ。
    “Tiger Calculator”っていうロゴが付いとるじゃろう。

かずみ:確かにTigerって書いてあるわね。

博士:ロゴの形状も第五世代以降のタイガー計算器と
    良く似とる。



かずみ:でも、タイガー計算器って
    手廻し計算機以外も作ってたんだ。

博士:そうなんじゃ。
    電動計算器や加算器も製作していたんじゃ。

博士:でも、電動計算器は高価で今ひとつ普及しなかった。

博士:電動加算器に至っては、
    大手の電機メーカーも参入したから
    少量しか売れなかったみたいなんじゃ。

博士:これもロゴや外箱から、
    タイガーの加算器と認識できるが、
    発売時期や価格などの詳細が不明なんじゃ。

博士:まあ、レア物じゃな、レア物。
    オ~ッ、ホッ、ホッ、ホッ。
    (‐^▽^‐)

かずみ:...
    じゃ、早速スイッチを入れて。

博士:無駄じゃ、壊れとる。

かずみ:...

かずみ:えっと、色んなメーカーが参入したのね。
    これがタイガー製で、さっきのが東芝、
    最初のがシチズン製と...

博士:そうじゃな、他にも...
    あ、あの会社を忘れとった!!

博士:じゃあ、かずみくん、
    計算尺で有名な会社と言えば?

かずみ:...ヘンミだったかしら。

博士:その次に有名な会社は?

かずみ:...憶えてない。

博士:...

博士:じゃあ、カウンター式手動加算器と言えば?

かずみ:...腱鞘炎!!

博士:連想ゲームじゃないから...

博士:つくった会社は?

かずみ:...憶えてない。

博士:ともにリコーじゃ。

かずみ:あ、そう言われればそうかもね。
    まあ、弘法も筆の誤りってことで...

博士:...
    意味不明の例えがじゃが、

博士:電卓も作ってたし、
    リコーは色んな計算道具に手を出してたんじゃ。
    まあ、“リコーグループ”というのが正しいじゃろうが。

かずみ:わかったわ。
    ようするに博士が言いたいのは...

かずみ:リコーが作った...

博士:そう、そう...

かずみ:“炊飯器”があると。

博士:...

かずみ:冗談よ。

かずみ:電動加算器でしょ。

博士:そうじゃ。





博士:これが昭和43年(1968年)頃に
    売られていたRICOMAC201じゃ。

博士:価格は不明じゃが、
    姉妹機のRICOMAC211が
    定価42,500円だから、
    似たような価格だったのじゃろう。

かずみ:これは値段が分かる電動加算器なのね。

博士:まあ、正確には姉妹器の価格じゃがな。

かずみ:でも、昭和43年っていったら
    電卓もそれなりに安くなってたんじゃ
    なかったっけ?

博士:そうじゃな。
    昭和42年発売のSOBAX ICC-500が
    260,000円。

博士:昭和43年発売のCanola1200が126,000円だから、
    まあそろそろ電動加算器も
    退場の準備ってとこじゃな。

かずみ:つまり、博士が何度も言ったように、
    消えていく運命なわけね。

博士:昭和44年には10万円を切る電卓も現れるし、
    電卓が5万円を割ったオムロンショックは
    昭和46年じゃ。

博士:どう考えても電動加算器じゃ
    電卓にたちうちできないわな。

かずみ:まあ、そうね。
    最初の頃の電卓は
    色々な意味で“個性的”だったけどさすがにねぇ~。

博士:そうそう、“RICOMAC”とうブランドは
    後にリコーの電卓に受け継がれるんじゃ。

かずみ:...

かずみ:無駄、無駄、無駄、無駄...知識。

博士:...

博士:RICOMAC201は電動加算器としては、
    後期の機種じゃから、
    初期の加算器と比較して
    コンパクトになり静穏化しとる。

博士:だが、もともとインパクト式の印字方法は
    五月蠅いんじゃよ。

かずみ:つまり、電動加算器は、
    うるさくて、大きくて、
    使い勝手が悪かったというわけね。

博士:そう言われると身も蓋もないがな...

かずみ:じゃあ、飽きてきたし
    そろそろ帰るわね。

博士:そうじゃな...
    そうか、かずみくんも
    この4月から2年度生じゃな。

かずみ:そうよ。

博士:どうじゃった。
    秋学期の成績は?

かずみ:...楽勝よ。
    単位もいくつかしか落としてないわよ。

博士:そうか、よかった、よかった...って、
    いくつか落としたんかい。

かずみ:まあ、猿も木から落ちるってやつ。

博士:...
    4年で卒業できるように
    頑張るんじゃな。

博士:ちなみに、教えておくが、
    大学は“8年間”までしか在籍できないからな。

博士:バイトやサークル活動も結構じゃが、
    学生の“本分”を忘れないようにな。

かずみ:...

博士:じゃあ、またな。

かずみ:博士っ、

博士:ん、なんじゃ?

かずみ:燃えないゴミの日って何時だっけ?

博士:学内では燃えないゴミじゃなくて資源ごみじゃが、
    大量にある場合は連絡すると取りに来てくれるぞ。

かずみ:あ、そう。
    連絡すればいいわけね。

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあね、博士。

博士:じゃあな、勉強するんじゃぞ。

かずみ:...

~~~~~~~~~~~~~~~~
   
コン、コン、

博士:はい。

ガチャリ

??人:すみません。

??人:資源ごみが大量にあるから
    回収してくれっていわれて来たのですが...

博士:えっ、資源ごみ???

かずみ:はい、ちょっと、どいて、どいて。

かずみ:ここにあるの全部です。

かずみ:変なキーが付いてて中にモーターが入った
    機械達ですけど、
    壊れてる物ばかりなので
    全部持ってっちゃって下さい。

??人:あっ、これですね、分かりました。
    ヨッコラセっと...

??人:でも、随分古そうな機械達ですね。

かずみ:たんなる小汚いガラクタですよ。

??人:じゃあ、どうも。

バタン

博士:え~~~~~っ。


DATE: CATEGORY:加算器
博士:ところで、かずみくん、

かずみ:ん?なに?

博士:パソコンのプリンターって
    どうやって印字するかしっているか?

かずみ:スイッチを入れて、
    印刷を選べば印刷してくれるけど。

かずみ:まあ、インクもすぐ切れるし、
    たまに紙詰まりしたりするけどね。

博士:...まあ、良いわ。

博士:普及型はインクジェット方式だから、
    ノズルからインクを噴出して印刷する方式じゃな。

博士:小さなインク液の粒の集まりで文字とか絵を
    表現しとるわけじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    じゃあ、そのインクを補給するのが
    インクカートリッジなわけね。

博士:その通りじゃ。

かずみ:じゃあ、インクがすぐ無くなるし
    インクカートリッジが高いのはなぜ?

博士:...まあ、大人の事情があるんじゃろう。
    互換インクとか裁判沙汰にまでなっとるしな...

かずみ:久しぶりにでたわね。
    大人の事情ってやつが。

博士:え~っ、でじゃ、
    実はインクジェットが主流になる前は
    ドットインパクト方式のプリンタが
    普及していたんじゃ。

かずみ:つまり、インクを飛ばすやつじゃないってこと?

博士:そうじゃ。
    染み込ませたテープが付いておってな、

博士:そのテープの片側から
    文字や絵の形を強く押し付けると
    反対側の紙にその形が印刷されるわけじゃ。

かずみ:???

博士:そうじゃな...
    領収書とか申込書みたいなイメージかな。

博士:1枚目の紙に文字を書くと、
    2枚目にも印刷されるような...

かずみ:お母さんやお父さんがたまに言っている
    カーボン紙とかいうやつ?

かずみ:紙と紙の間に挟むとコピーができるとか...

博士:そうじゃ、そうじゃ。

博士:インクの無いペンでサインしたら、
   1枚目にはサインが無いのに2枚目に
   サインが浮かび上がるはずじゃ。

博士:今はカーボン紙を使うこともまれじゃが、
    電子メールで参考に送る相手を指定する
    “cc:”はカーボンコピーの略で“cc”なんじゃ。

かずみ:...
    役に立たない“無駄”知識ってやつね。

博士:...せめて豆知識...

かずみ:確かに、
    たまに、爪なんか押し付けちゃって、
    2枚目に印刷されちゃうことがあるものね。

博士:ドットインパクト方式は、
    色んな文字や絵を“ドット”つまり点の
    集まりで印刷する方式じゃ。

博士:つまり、点の集まりでできた
    文字や絵の形をインクリボンに押し付けて
    反対側に印刷するわけじゃ。

かずみ:点でてきた絵ねぇ~
    “ピクロス”みたいな感じ?

博士:ん?
    きゅうりの漬物がどうかしたのか?

かずみ:...知らないならいいわよ。

博士:で、限られた種類の文字でよければ、
    ドットじゃなくて、活字を直接...

かずみ:博士、話が長いんですけど...
    ちょっと端折ってくんない。

博士:...
    そのインクリボンが乾いてるんじゃよ。

かずみ:つまり、押し付けても写らないってことね。

博士:そうじゃ。

かずみ:やっと話が最初に戻ったわね。
    軽くデジャブっぽいけど。

かずみ:で、インクリボンって汎用品じゃないの?

博士:基本的にはその機械の専用品なんじゃよ。

博士:メーカーが製造をやめちゃえば、
    おしまいじゃ。

博士:諦めるのも癪だしなんとかならんかと
    枯れたインクリボンを取りだしたんじゃ。

かずみ:直しても役に立たないんだから、
    素直に諦めればいいのに...

博士:...
    それが、これなんじゃよ。



かずみ:わっ、きったないわね。
    博士のスーツみたいにヨレヨレのボロボロじゃない。

かずみ:で、この黒赤のテープみたいなのが、
    そのインクリボンとかいうやつなわけね。

博士:そうじゃ。
    ナイロン製で上下に分けて
    黒と赤と2色のインクを染み込ませたものじゃ。

博士:完全に乾燥してしまっててな。

かずみ:つまり、押しても引いても
    インクがつかないってわけね。

博士:まあ、引く事はないが、その通りじゃ。

博士:黒一色なら、古いプリンタのインクリボンでも
    漁ればって思ったんじゃが、
    黒赤2色なんて見た事もないし...

かずみ:古いプリンタのインクリボンを漁るねぇ...
    で、やっと諦めたわけね。

博士:ところがじゃ...

かずみ:えっ、まだ続くの?
    今回は話をひっぱるわね~
    よほどネタがないのね。

博士:...

博士:世紀の大発見をしたんじゃ。

博士:この黒赤のインクリボンの規格は
    昔の英文タイプライターの
    インクリボンの規格と一緒なんじゃよ。

博士:専用品と言ったんじゃが、
    ある意味汎用品を使ってたんじゃな。

博士:まあ、リール径や止め具などは異なるようじゃが、
    リボンの幅や配色は同じなんじゃ。

かずみ:...
    まさか“昔の英文タイプライターの
    インクリボン”を買ったんじゃないでしょうね?

博士:当然、買うじゃろう。
    いつ買うの?
    今でしょうってなもんじゃ。

かずみ:...

博士:さすがにそこらへんの文房具屋には売ってないがな。
    通販でポチッじゃ。

かずみ:でもリールや止め具が違うんじゃ使えないじゃん。

博士:大丈夫じゃ、巻き直せばいいんじゃよ。

博士:インクリボンをリールから解いて
    電動加算器のリールに巻き直せば使えるはずじゃ。

かずみ:...

博士:で、これが手に入れた英文タイプライターの
    インクリボンじゃよ。



博士:ほら、黒赤の綺麗な2色じゃろう。

博士:それに、電動加算器の乾いたリボンと並べてみると



博士:幅もぴったり同じじゃ。

かずみ:...
    これを巻き直さないといけないというわけね。

博士:正確に言うと「巻き直した」んじゃ。
    すでに過去形じゃな。

かずみ:じゃあ、ここにあるのは?

博士:それは予備じゃよ。

かずみ:予備...

かずみ:つまり、ここまでの話を整理すると、

かずみ:博士は実用に耐えない物を、
    一か八か修理しようと挑戦したたわけね。

かずみ:インクリボンもそれなりの値段なんでしょう?
    使えなかったらどうするつもりだったの?
    どうせ直しても実用品じゃないんでしょう?

かずみ:それに予備まで買っちゃって。

かずみ:なんかね...
    博士が常識を超越した人にみえてきたわ。

博士:...いいんじゃよ。
    わしは賭けに勝ったんじゃ。

かずみ:そういう問題じゃないような気もするけど...

かずみ:つまりは動いたわけね...
    じゃあ、動かしてみせてよ。

博士:もう、使ってみたじゃないか
    このBC-43Hはわしが巻き直した
    インクリボンを使っているんじゃ。

博士:最初、手に入れた時は動いてるっぽいが、
    何も印字されなかったんじゃ。
    それが完動したじゃろう。

博士:完動だけに感動ものじゃ。

かずみ:...
    あっ、そう...

かずみ:でも、博士って労力の使い方がおかしいよ、絶対。

博士:そんな事は無いぞ。

博士:このブログを読んでいる皆様も
    電動加算器のインクリボンの代替方が
    分かって大助かりじゃろう。

かずみ:.........
    妄想するのは個人の勝手だけど、
    そんな人はいないでしょうね。

博士:...

かずみ:ところで、電動加算器って
    すぐ消えたって言ったわよね。

博士:ああ、そうじゃ。
    国産品が製造されたのは昭和40年前後から
    昭和40年代後半ぐらいまでじゃろう。

博士:でも、結構色んなメーカーがこの市場に
    参入したんじゃよ。

博士:実はタイガーも、
    電動加算器を売ってたんじゃよ。

かずみ:えっ、
    あの「炊っきったて」って宣伝している会社?

博士:...

かずみ:冗談よ。
    機械式計算器のタイガーよね。

博士:当たり前じゃ。

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:加算器
博士:実はGloriaの説明書には画期的な方法が
    記載されているんじゃよ。

博士:まあ、端的に言うと
    割り算は掛け算であるってことじゃな...

かずみ:...
    そんなデタラメを言われても、

かずみ:「割り算=掛け算」って答えたら
    算数の通知表で“1”や“△”を
    貰うと思いますけど。

かずみ:博士はただでさえ見かけと言動が
    アレなんですから注意しないと

博士:...
    このGloriaの説明書にはな、
    “逆数表”が付いとるんじゃ。

かずみ:...ギャグ数表...
    “大笑い”とか“中笑い”とか判定するやつ?

かずみ:それとも、座布団を取る判定基準とか?

博士:よほどお笑いが好きなんじゃな。
    通りでわしの爽やかアメリカンジョークを聞きに
    よく来るはずじゃ

かずみ:...

博士:例えばじゃな、
    “5で割る”ってことは、
    “5分の1を掛ける”ことに等しいじゃろう。

かずみ:...
    ......
    ヽ( ̄д ̄)ノ

博士:じゃあ、11÷5はいくつじゃ?

かずみ:...
    ......
    0.22だと思います。

博士:その通りじゃ。

博士:じゃあ、5分の1を少数で表すと?

かずみ:...0.2。

博士:そうじゃな。
    じゃあ、11×(5分の1)は?

かずみ:つまり11×0.2だから...
    0.22です。

博士:そうじゃろう。
    つまり、“5で割る”ってことは、
    “5分の1を掛ける”ことに等しいんじゃ。

かずみ:...なるほどね。
    そう言われればそうね。

かずみ:11÷5ってつまり5分の11って事だもんね。
    分数を習ったときに聞いた気もするわ。

かずみ:つまり、“何たら”で割るって事は、
    “何たら分の1”を掛けるのと一緒なわけね。

博士:まあ、そういう事じゃが、
    その“何たら分の1”を“何たら”の
    逆数って言うんじゃ。

博士:この説明書には1から1000までの
    逆数が記載されとるんじゃ。



かずみ:ん~と...つまり?

博士:...
    やってみた方が速そうじゃな。

博士:じゃあ、352÷63を計算してみるかのう。

かずみ:...
    なぜいきなりその式が出てくるのか
    わからないけど、まあいいや。

かずみ:つまり、ここまでの話から推測すると
    352に63の逆数を掛けるって事なのかなぁ~

博士:まあ、そういうことじゃ。

かずみ:じゃあ、早速63の逆数を筆算で計算して...

博士:だから筆算で63分の1を出すんじゃ、
    計算器の意味がないじゃろう。

博士:この逆数表を使うんじゃ。

かずみ:あっ、なるほどね。
    だから逆数表が付いているわけね。



かずみ:え~っと、63の所に
    “.0158730”って書いてあるわよ。

かずみ:これが“63の逆数”ね。

かずみ:てことはつまり...
    352×0.0158730が答えってわけね?

博士:やっと、そこにたどり着いたか。
    その通りじゃ。

かずみ:なるほどね。

かずみ:じゃあ、まず...“T”でクリアね。
    そして...

かずみ:352をセットして、
    掛けたい数だけキーを...
    ???????

かずみ:博士、0.0158730を掛けるって、
    どうやるの?

かずみ:小数点がないし...

博士:まあ、小数点は“諦め”るんじゃな。

かずみ:あ、諦める???

博士:そう、そう。
    初代カシオミニでさえ小数点キーが
    なっかたぐらいじゃぞ。

博士:前にも言ように
    この時代は小数点は“頭の中”で計算するん物じゃ。
    “数の並び”が得られればオッケーなんじゃよ。

かずみ:小数点無しってことは?

博士:つまり、352×15873を計算するってことじゃな。

博士:だが、15873×352の方が手順が簡単なのも
    わかるじゃろう。

かずみ:......
    ヽ(´△`)ノ

博士:352×15873だったら、
    3520000×1+352000×5+35200×8+3520×7+352×3
    になるじゃろう。

博士:でも15873×352なら
    1587300×3+158730×5+15873×2ですむんじゃ。

かずみ:...なるほどね、まあ、確かにね。
    面倒なのは変わりないけどね。

博士:じゃあ、“15873”をセットして、
    その後“×”を2回押すんじゃ。

かずみ:苦労のわりに
    たいして報われそうになさそうな気がするけど...

博士:はい、文句を言わずにさっさとやって。

かずみ:わかったわよ。

かずみ:ポチ、ポチ、ポチ...



かずみ:それで、え~っと...次は...

博士:“0”を押して“×”を5回じゃ。

かずみ:わかってるって、うるさいな。
    ポチ、ポチ、ポチ...



博士:で...

かずみ:“0”を押して“×”を3回っと
    ポチ、ポチ、ポチ...



博士:で...

かずみ:これで、計算終了よね。
    え~っと、“C”で掛け算モードを終わって、
    “T”っと。



かずみ:はい、答えいっぱ~つ、
    “5,587,296”だってよ。

博士:かずみくんも、
    だいぶ操作に慣れたじゃないか。
    どうじゃ、電動加算器を買ってみては。

かずみ:お金をどぶに捨てるような事しないわよ。

博士:...

かずみ:で、博士、この結果は...つまり?

博士:小数点の位置を考えれば、
    “5.587296”って計算結果じゃろうな。

かずみ:じゃあ、“現代の電卓”で、
    352÷63は...ポチ、ポチ、ポチ

かずみ:“5.58730158…”だってよ。
    少し違うけど?

博士:まあ、逆数表自体桁数も少ないし、
    そんなもんじゃろう。

博士:説明書にも少数点以下4桁目で四捨五入すると、
    3桁まで“概ね”正解って書いてあるぐらいだしな。

かずみ:...


かずみ:でも、本当にこうやって割り算をやるの?
    ていうか、実際にやってたの?

かずみ:めちゃくちゃ面倒に思えるんだけど。

博士:まあな。
    慣れれば手早く出来たとは思うんじゃが...

博士:正直いうと説明書によって
    割り算の扱い方はまちまちなんじゃ?

かずみ:どういうこと?

博士:全く割り算に触れていない、
    つまり、潔く割り算は諦めている説明書もあり、

博士:機械式計算器と同じように、
    何回引けるかを計算する方法で割り算できるって
    解説する物もあり...

博士:割り算については特定の方法が
    決まっていなかったっていうか...

かずみ:つまり...
    やっぱり分からないや?

博士:まあ、これという決定打がなかったんじゃよ。

かずみ:はぁ決定打ね~...
    ん?博士って、そんなに色んな電動加算器の
    説明書持ってるの?

博士:説明書だけの物とか、
    本体が故障しているものも多いがな。

かずみ:...
    やっぱりマニアって理解に苦しむわ~
    っていうか理解したいとも思わないけどね。

かずみ:でも、故障、故障って
    電動加算器ってそんなに壊れ易い物なの?

博士:どうしても電気部品や稼動部分が劣化しててな。

博士:でも、本体の故障も問題なんじゃが、
    実はインクリボンが使用不能になっているもの
    ばかりなんじゃよ。

かずみ:インクリボンって?

博士:ほら、数字を黒や赤で印字しているじゃろう。
    これはテープにインクを染みこませた物で
    インクリボンっていうのじゃが、

博士:これが、乾いてしまって
    印字不能になっている物が多いんじゃ。
    当然メーカーもとっくに生産終了してるしな。

かずみ:つまり、計算できるけど印字ができないってこと?

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあ、使えないじゃん。
    まあ、もともと使う人は博士ぐらいだとは思うけどね。

博士:ところがじゃ。
    なんと、解決法を見つけたんじゃ。

かずみ:はぁ、そうですか...

博士:その方法なんじゃがな...




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