プロフィールにゃ

ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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まとめ
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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

ssl29.png

博士:アメリカのSTERLING PLASTICS社製の計算尺、
    STERLING SLIDE RULE No.589じゃ。

博士:おそらく、1960年代の終わりぐらいに
    製造された品物じゃろう。
   
博士:標準的なメモリと裏にサイン、タンジェント、
    対数メモリがついておる。

かずみ:...

博士:えーっと他には...

博士:お~っ、こんなのあるぞ、

ssl30.png

博士:これは、今のロシアがソ連時代の計算尺じゃ。
    Ramenskoye工場で1968年に製造されたもんじゃ。

博士:やっぱり、普通のメモリに、三角関数、
    対数メモリが付いておる。

博士:で、次はドイツ製の...、

かずみ:あ、もういいです。
    そろそろ、飽きてきたので。

かずみ:しかし、相変わらず博士も、
    物好きだね~。

かずみ:そんなに計算尺ばっかり集めて何が楽しいの?
    いくら変わり者の博士でも
    常用はしないわよね?

博士:いや、ついな。
    片隅に置き忘れられた計算尺がな、
    わしの顔を寂しそうに見つめてくるんじゃよ。

かずみ:...。

博士:じゃから、ついつい保護したくなってな~。

かずみ:...

かずみ:まあ、世の中色んな人がいますからね。
    ギリ、セーフってことにしときますか。
    本当はアウトっぽいけどね...

かずみ:でも、よく博士の家族ってがまんしてるわね~。

博士:...

博士:ところでな、こんな実用品もあるんじゃ。

博士:え~っと、あ、これこれ、

ssl31-32.png

博士:ヘンミ野球計算尺じゃ。

かずみ:...

博士:打数と安打数から打率が、
    自責点と投球回数から防御率が
    計算できるんじゃ。

博士:基本は割り算じゃからな、
    計算尺の得意とする分野じゃ。

かずみ:博士、

博士:野球場に行ってじゃな、
    ポケットからスッとこの計算尺をだして...

かずみ:博士っ!!

博士:なんじゃ?

かずみ:わたくし、野球には
    まったく興味がないざーますのよ。
    オホホホホ。

博士:...
    うちの大学生で野球に全く興味が無いとは
    もったいないのう...

かずみ:まあ、でもなんとなーく、
    計算尺の便利さというか...
    実用にはしませんけど、

かずみ:なおっち”に計算してみせて
    自慢しようと思うだけど、

かずみ:で、博士が持っているような変人好みのじゃなくて
    普通のヘンミの計算尺ってどこに売ってるの?

博士:残念ながらヘンミは昭和50年に
    一般計算尺の製造を終了しとる。

博士:在庫もなくなったという話じゃ。

かずみ:え~、せっかく博士の眠くなる話に
    つきあってあげたのに~。

かずみ:じゃあ、もう計算尺は手にはいらないじゃん。

博士:そうじゃな。
    ヘンミの計算尺は中古を探すしかないかもな。

博士:じゃが、株式会社コンサイスが
    今も一般用の円形計算尺を製造・販売しておるぞ。

かずみ:え~っ、円形なの~、
    使い難いじゃないの~。

博士:そんな事はないぞ。
    円形には円形の良さがあるんじゃ。

博士:まあ、円形じゃったら、
    かずみくんのように
    定規と間違えることもないじゃろう。

かずみ:...

博士:それとも、今度はコンパスと
    間違えるかもしれんがな。

かずみ:...

博士:たしか、コンサイスの計算尺もどこかに...

チャンチャンチャン、チャンチャンチャン
チャンチャンチャン、チャチャン、


かずみ:あっ、電話、

博士:着メロがジングルベルか...

博士:ハロウィンの時といい、
    カレンダーがずれとるというか、
    もう...

かずみ:...
    ちっ...

かずみ:あっ、おかあさん。、
    えっ、今大学の近くに来てる。

博士:( ̄△ ̄)?

かずみ:丁度よかった。
    博士がお母さんに話があるって。

かずみ:今から、あ、わかった。
    じゃあ、待ってるから。

かずみ:博士、博士っ、
    お母さんが今から来るって。

かずみ:ほら、さっき、
    将来の進路について...話さないと、
    とか言ってたじゃない。

博士:ん...、まあな...

かずみ:うちのお母さんね。
    近所でもマシンガンってあだ名なのよ。
    話し始めたら止まらなくって。

博士:( ̄△ ̄;)

かずみ:この前も、
    電話がかかってきて、
    食事中だったのに一時間も話してるの。

博士:( ̄△ ̄;;)

かずみ:で、終わった後、
    誰からって聞いたら、
    「間違い電話よ」だって。

博士:( ̄△ ̄;;;)

博士:...
    か、かずみくん、

博士:申し訳ない、
    今から会議じゃった、会議。
    おかあさんに宜しく伝えとってくれ。

博士:何か、用があったら電話で...
    いや、書面で、
    それも、A4で1枚以内に箇条書きでって、

博士:じゃあ、またな。
    会議、会議っと、

かずみ:...

かずみ:博士、博士、ほら大事な事忘れてるよ。

博士:なんじゃ?

かずみ:ほら、あれ。

博士:うん?
    あっ、そうじゃった。

博士かずみ:皆様、今年はお世話になりました。
       来年も宜しくお願いします。

博士:じゃあ、お母さんに宜しくなっ!!
    ヘ(* - -)ノ ピューツ

かずみ:( ̄ー ̄)ふっ、

チャンチャンチャン、チャンチャンチャン
チャンチャンチャン、チャチャン、


かずみ:あ、なおっち、さっきはゴメンね。
    変な事しゃべって。

かずみ:いや、ちょっと博士をね...
    で、今日の忘年会なんだけど...


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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

ssl20_22.png

博士:リコー計器の計算尺No.116D、
    昭和43年3月に製造されたものじゃ。

かずみ:リコー計器...どこかで聞いた気が?

博士:腱鞘炎になりかかったじゃろう...。

かずみ:あっ、あのカウンター式加算器の。

博士:そうじゃ。
    リコーグループは計算道具を語る上じゃ
    外せないメーカーじゃ。

博士:計算尺じゃと、
    国内ではヘンミにつぐメーカーじゃな。

博士:リコーの計算尺は持ってなかったんじゃが、
    この前プロのカメラマンさんから頂いてな、

かずみ:博士って、カメラマンさんと知り合いなの?

博士:そうじゃ。街を歩いてた時に、
    「そこのカッコいいお兄さん、
    モデルになってくれない?」って
    声をかけられてな...。

かずみ:( ̄_ ̄) 

博士:冗談じゃよ、冗談、アメリカンジョークじゃ。

かずみ:( ̄_ ̄) 

博士:...

博士:すまん、仕事上の知り合いじゃ。

かずみ:まあ、わかればいいですよ。

かずみ:博士、ところで、この計算尺、
    一杯メモリがあるんですけど

ssl21.png

博士:これか?
    この計算尺は技術者用なんじゃろうな。

博士:さっきも言ったように、計算尺は掛け算、
    割り算に使えるだけじゃなく、
    三角関数、対数、乗数など
    様々な計算にも使えるんじゃ。

博士:“K”メモリは、3乗や立方根、“S”はサイン、
    “T”はタンジェントの計算に使えるし、

かずみ:( _ _ ) くぅ~

博士:一工夫すればコサインも逆数も...

博士:かずみくん、か・ず・み・く・ん、

かずみ:は、はい。

博士:いま、軽く寝ていたじゃろう?

かずみ:...

かずみ寝ていないわよ!!
    目を瞑って考えていたのよ。

かずみ:まあ、ようは関数とやらを使った、
    計算にも対応できるというわけね。

博士:まあな。
    高機能なものは値段も高いがな。

かずみ:ところで、RICHOの計算尺も、
    製造年月が刻印されているの?

博士:昭和27年以降はな。

博士:古いのはリレー(Relay)計算尺と
    いって昔の会社名での製品じゃ。

博士:製造年を昭和27年から49年まで、
    A~Wの順番で1桁目に示しておる。
    月はそのままの数字で3桁目じゃ。

博士:ヘンミと違うのは製造工場が、
    2桁目に書かれておって“S”が佐賀工場、
    “K”が川越工場を表しているらしい。

ssl23.png

博士:というわけで、この計算尺は、
    昭和43年3月に佐賀工場で
    製造されたことになる。

かずみ:しかし、ヘンミもリコーも
    似たような方法で
    製造年月を表しているわね。

博士:まあ、計算尺を作っているだけに、
    規則的な方法を取ったんじゃろう。

博士:製造年月が刻印される以前は、
    ロゴの違いとかその計算尺が
    作られていた時期とかで、
    おおよその製造年を割り出すしかないがの。

かずみ:そんなことを知りたいのは、
    研究者か博士みたいなマニアックな
    オタクぐらいじゃないの

博士:...

博士:まあ、その他にも計算尺を製造していた
    メーカーがいくつかあったようじゃ。

博士:例えば、

ssl24_26.png

博士:信和工業株式会社製の中学生用計算尺、
    HATO No.800じゃ。

博士:製造年もなぞ、価格もなぞ、
    製造会社も名前ぐらいしかわからない、
    という計算尺じゃ。

かずみ:なぞの多い計算尺ってことね。
    男の人だったらなぞが多いのも
    魅力的なんだけど...

かずみ:これも中学生用なんだ。

博士:箱にそう書いてあるしのう。
    カーソルの作りもチープ...
    まあ、コスト重視みたいじゃ。

博士:でも、KメモリとLメモリがあるから、
    P23より少し高度な計算に対応しておる。

博士:なぞ、ついでにこんなのもあるぞ、

ssl27_28.png

博士:中岸製作所製の円形計算尺じゃ。
    おそらく昭和初期に
    製造されたものだと思うがな。

博士:裏面には長さや、重さ、面積などの
    換算表がついておる。

かずみ:また、ずいぶん古臭い物がでてきたわね。
    素手じゃ触りたくない感じ...

かずみ:でも、計算尺って丸いのもあるんだ?

博士:円形計算尺も普通にあるぞ。
    まあ、直線タイプが一般的かもしれんがな。

博士:基本は同じような使い方じゃ。

かずみ:ヘンミのNo.1/.1もそうだけど、
    これも昭和初期...
    ずいぶん昔から計算尺ってあるのね~。

かずみ:ところで、海外にも計算尺ってあるの?

博士:計算尺の理屈は日本で発見された
    わけじゃないからな。

博士:明治時代の後半に日本に渡来して、
    ヘンミやリコーが製品化したという話じゃ。

博士:海外の計算尺じゃな、

博士:え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

博士:ヘンミのNo.2634で、一般の事務用の
    ポケットサイズ計算尺で、
    本革ケース付きの高級品じゃ。

ssl11.png

かずみ:さっきのP23より小さいのね。

博士:まあ、ポケットに入るサイズを
    目指しているからのう。

かずみ:さっきと違うメモリがあるわね。

博士:これも基本は掛け算・割り算がメインじゃが、
    3乗や立方根、さらに目外れが少なくなるよう
    工夫されたメモリ等もついておる。

かずみ:難しい話はもういいわ。
    頭の中がウニるから。

かずみ:でどうして、これが輸出と関係あるの。

博士:これは、明らかに輸出用の計算尺だからじゃ。

博士:この計算尺には普通の定規と同じような
    等間隔のメモリが付いておる。

ssl12.png

かずみ:ふ~ん。
    (- ω - ?) んっ

かずみ:これ定規と同じにしては、
    メモリとメモリの間隔が広すぎない?
    とても、1cm、2cmとは思えないけど...

博士:そうじゃろうな、
    これは1インチ、2インチじゃからな。

かずみ:インチですか。

博士:そうじゃ、決して“インチキ”じゃないぞ。

かずみ:( ̄_ ̄) ...、

博士:え~っ、おっほん。
    インチはアメリカやイギリスなどで使われとる
    長さの単位で、

博士:1インチは2.54cmじゃから、
    大体2.5cm、5cm、7.5cmぐらい
    ところに1、2、3とあるはずじゃ。

博士:ほら、さっき使った定規と並べてみぃ、

ssl13.png

かずみ:本当だ。

博士:ちなみに、ポケットサイズの計算尺は、
    5インチサイズと言われておる。
    さっきのP23は8インチサイズじゃな。

かずみ:じゃあ、これが輸出の証拠なのね。

博士:他にも証拠がある。
    ひっくり返して、
    記載してある文字を見てみるんじゃ。

ssl14.png

かずみ:“MADE IN OCCUPIED JAPAN”って書いてある。

博士:そうじゃ。
    米国の占領下にあった戦後の日本で
    製造されたもんじゃ。

かずみ:“MADE IN OCCUPIED JAPAN”...
    ゜∀゜!!

かずみ:ああ、あのいろんな物の値段を鑑定する番組で
    よく出てくる品物と同じね。

かずみ:ちょび髭の先生とか、安い高知の先生が、
    偉そうにいろいろと言って...

博士:ダメじゃて、
    そんな失礼なことを言っちゃ。

博士:偉いかどうかは知らんが、
    皆さんその道に精通した方々ばかりじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    で、これがどうしたの?

かずみ:戦後のある時期に日本で作られたって
    だけじゃないの?

博士:いや、“MADE IN OCUUPIED JAPAN”
    の記載がされとるのは、
    昭和22年-昭和27年に製造された
    “輸出品”だけじゃ。

博士:じゃから、これは海外向けに
    製造されたのは明らかなんじゃ。

かずみ:へぇ~、そんな戦争直後から計算尺を
    輸出してたんだ。

博士:いや、戦後ばかりじゃなくて、
    戦前も輸出してたんじゃよ。

かずみ:えっ、そんなに昔から?

博士:じゃあ、
    わしのとっておきの秘蔵品を
    見せてやろう。

博士:ちょっと、待っとれ。

ガチャガチャ、カシャン、ガチャガチャ、
カシャン、カリカリ、ガチャガチャ、


かずみ:博士、博士っ、どうしたの
    金庫なんか取り出して、

かずみ:それも、金庫の中に金庫があって、
    その中に金庫が...、

博士:これか、これはコレクションの中でも、
    とっておきの品物を入れておる

博士:「超~貴重~。絶対に手放さないわ。
    いつまでも一緒よBOXじゃ。」

かずみ:...

博士:お~っ、やっと出てきた。
    鍵が多すぎて、どれがどれやら、
    番号が何番やらで、もう...

かずみ:...
    で、それな~に?

ssl15-ssl16.png

博士:これはじゃな、
    ヘンミの計算尺のNo.1/1じゃ。
    つまり、記念すべき第1号なんじゃ。 

ssl17.png

かずみ:で、そがどうしたの?

博士:ヘンミはじゃな、計算尺といえばヘンミ、
    ヘンミといえば計算尺というぐらいじゃな、

博士:世界中でその名が知られた企業なんじゃよ。
    実に1,000種類以上の計算尺を
    世に送り出してきたんじゃ、
    そのじゃな...、

かずみ:あっ、もういいです。
    よ~く、わかりました。

かずみ:つまり、珍しくって、
    博士みたいな“マニアックな人”には
    貴重で、垂涎の的ってことね。

かずみ:私みたいな普通の人にとっては、
    小汚い板切れと、より小汚い箱だけどね。

博士:...

かずみ:で、これが第1号ってことは
    古いんでしょうけど、輸出品だったの?

博士:これは、じゃな、
   “J.HMMI”って刻印が本体にもカーソルにも
    入っとるんじゃ。

ssl18.png

博士:J.HEMMIが使われていたのは
    昭和4年ぐらいまでじゃから、
    それ以前の製造じゃ。

博士:箱にも計算尺の裏面にも
    日本語は一切入っとらん。
    それにインチメモリも付いておるし、
    外国特許番号も...、

かずみ:博士っ、計算尺になって
    やたら力(リキ)入っているけど、
    ようは昔の輸出品だったってことね。

博士:まあ、結論だけ言えばそうじゃな。

かずみ:どうして、そんなに輸出できたの?
    計算尺は海外でも作ってたでしょうに。

博士:孟宗竹を使って、
    長さの狂いを少なくしたり、
    いろんな独自工夫したりして、
    高品質だったんじゃ。

博士:それに、海外特許を取得して、
    技術を守っていたんじゃ。

かずみ:なるほどね。
    最近、海外と特許紛争なんて聞くど、
    そんな昔からあったんだ。

博士:まあ、知的所有権は、
    今に始まったことじゃないんじゃよ。

かずみ:ねえ、博士っ、
    計算尺ってヘンミしか
    作ってなかったの?

博士:いや、そんなことはないぞ。
    ちょっと待っとれ、

博士:え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...


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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:かずみくん、
   対数は当然知っておるじゃろう?

かずみ:...知っているわよ。
    おおきな数でしょう。

博士:それは大数じゃ。

かずみ:じゃあ、サイコロのことね。

博士:そりゃ、ダイス(Dice)じゃろう。

かずみ:えーっと、知ってるわよ...、
    ちょっと、ど忘れしただけよ。

博士:わかった、わかった。

博士:じゃあ、“猿でもわかる”計算尺の原理じゃ。

かずみ:...。

博士:100は10の何乗じゃ?

かずみ:100っ...10 × 10だから2乗よ。

博士:じゃあ、1,000は?

かずみ:......3乗よ、3乗。

博士:そうじゃ。
    その数が10の何乗かを
    与える関数を常用対数と言うんじゃ。

博士:“Log”という記号を用いて、
    Log (100) と書いた場合は2、
    Log(1,000)は3ということになる。

かずみ:...博士っ、
    “犬でもわかる”でお願いします。

博士:...。

博士:じゃあ、Log(100,000)はいくつじゃ?

かずみ:えっ、Log(100,000)???

かずみ:え~っと、100,000は、
    10 × 10× 10× 10× 10だから、
    10の5乗...

かずみ:わかった、5よ。

博士:そうじゃ。

博士:じゃあ、Log(100) = 2、Log(1,000) = 3、
    Log(100,000) = 5じゃな。

かずみ:まあ、そうゆうことになりますかねぇ...

博士:つまり、
    Log(100) + Log(1,000) = Log(100,000)
    じゃな。

かずみ:...“ハムスターでもわかる”で
    お願いします。

博士:...。

博士:100,000は100 × 1,000じゃな。

博士:という事は、
    Log(100) + Log(1,000) = Log(100 × 1,000)
    となるわけじゃ。

博士:100をa、1,000をbとすると、
    Log(a) + Log(b) = Log(a × b)ということじゃ。

博士:つまり、Log(a)の長さとLog(b)の長さを
    足すと、Log(a × b)の長さになる。

博士:そこで、数をLogの長さと対応させれば、
    長さの足し算が掛け算になるわけじゃ。

かずみ:...“金魚でもわかる”でお願いします。

博士:...。

博士:つまりじゃな、対数を使うと、
    足し算が掛け算がになるんじゃよ!

博士:同じ考え方で、
    引き算が、割り算になるんじゃ!!

博士:工学部の学生なんじゃから、
    対数の性質ぐらい理解してくれんかのう~。

かずみ:まあ、私、理系っていうか、
    文系型理系って感じかな。

かずみ:まあ、使えればいいのよ、使えれば。

かずみ:使い方はマスターしたわよ。
    こんな難しい物、理系の私だから使えるのよ。

博士:...。

博士:まったく、
    近い内に今後のきみの進路について
    ご両親と相談したほうがいいかもしれんのぉ~。

かずみ:...。

博士:かずみくん、その外箱に書いてある文字を
    良~く見てみるんじゃ。

かずみ:えっ外箱、

ssl11_.png

かずみ:ヘンミ中学生用...、
    えーっ、中学生が使ってたの。

博士:そうじゃ、
    理系の大学生用じゃなくて、
    中学生用の計算道具じゃ。

博士:これは、
    昭和41年4月に製造された物じゃから、
    当時の中学生がを使ってたはずじゃ。

かずみ:へぇ~つ、
    昔の中学生って賢かったんだ~。

かずみ:まあ、私は、ほらあれよ。
    え~っと、よゆう世代とかいうやつ。

博士:...ゆとり世代じゃろう。

かずみ:でも、博士、よく製造年月なんてわかるわね~。
    どこかに書いてあるの?

博士:昭和25年以後に作られたヘンミの計算尺は、
    ちゃんと本体に書いてある。

博士:探してみぃ。

かずみ:う~ん、製造年月なんて、
    どこにも書いてないぞ~。

かずみ:あ~つ、
    変なひらがなとアルファベットが書いてある。


ssl12_.png

かずみ:へのQD???
    QDね...QD、ひっくり返すとDQ、

かずみ:゜∀゜!!
    DQって言えば...

博士:言っておくが、
    TVゲームの名前じゃないぞ。

かずみ:はぁっ、何のこと??
    DQって言えば、

かずみ:デンジャラス・クイーン、
    北斗晶のことじゃない。

かずみ:そうか、これは、
    北斗晶が中学生の時使ってたのか~。

博士:...。

博士:北斗晶さんは全く関係ないじゃろう。
    それに昭和41年に中学生って失礼じゃろう。

博士:そんなこと言ってると、
    怖い目に合わせられるぞ。

博士:さらに、デンジャラス・クイーンなら、
    DQって彫ってあるはずで...

かずみ:はい、はい、わかったわよ。

かずみ:で、どこに製造年月があるの?
    それに“へQD”って何?

博士:“へ”については、わしもよく知らんが...

かずみ:へ~っ、知らないんだ~。

博士:...。

博士:QDが製造年と月を表すんじゃ。

博士:製造年を、昭和25年から50年まで、
    A~Zの順番で、

博士:製造月を1月から12月まで、
    A~Lの順番で彫ってあるんじゃ。

博士:つまり、QDは昭和41年4月製造ってことじゃ。

かずみ:まわりくどいわね。

かずみ:素直に昭和41年4月って書きなさいよ。

博士:わしに文句を言われてもな~。

博士:アルファベットじゃったら簡単じゃろう。

博士:それに、計算尺は、
    重要な輸出品だったんじゃ。

博士:英文字だったら、
    輸出品としてもそのまま通用するし。

かずみ:へぇ~っ、計算尺って輸出してたんだ。

博士:そうじゃ、
    ちょっ待っとれ、

博士:え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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DATE: CATEGORY:計算尺
博士:そういったときはじゃな、
    Dの3.0のところに
    Cの10.0を合わせるんじゃ。

ssl07.png

博士:そしてCの4.0と同じところの
    Dのメモリを読むんじゃ。

博士:で、いくつじゃ?

かずみ:また、メモリとメモリの間なんですけど~

かずみ:まあ、1.2ぐらいですか?

博士:そうじゃろう。3 × 4 = 12じゃから、1.2じゃ。

かずみ:なるほどね...、

かずみ:じゃ、ないでしょう。
    12と1.2じゃ全然違うでしょう!!

かずみ:100gで980円の高級牛肉と、

かずみ:博士がいつも食べている100gで98円の
    特売牛肉が同じだっていうの?

博士:...。

博士:昔の計算手法ではなぁ、
    小数点の位置は自分の頭で
    計算するのが当たり前なんじゃ。

博士:初代カシオミニも、
    少数点キーは無かったじゃろう。

博士:ようは数字が得られることが
    大事なんじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    そういうもんかな~。

かずみ:でもどうして、
    D3.0にCの10.0を合せると、
    Cの4.0のところがD1.2になるの?

博士:それはじゃな、D3.0にCの10.0を
    あわせるとじゃ、Cの1.0のところは、
    D0.3になっとるはずじゃ。

博士:3 ÷ 10の答えが、
    Cの1.0のと一致しているはずじゃからな、

博士:まあ、Dのメモリからはみ出しているがな。

博士:その時、Cの4.0と一致するメモリは、
    0.3 × 4 の答え、つまり1.2になるわけじゃ。

博士:まあ、ようするに、
    3 ÷ 10 × 4を計算したんじゃな。

博士:わかったかのぅ?

かずみ:( ̄へ ̄) う~ん、
    ( ̄へ ̄;) う~ん

博士:...、

かずみ:( ̄へ ̄;;) う~ん、
    ( ̄へ ̄;;;) う~ん、

博士:もう、いいかのぅ?

かずみ:まあ、また今度ってことで。

博士:...。

博士:計算尺はな、掛け算、割り算だけにしか
    使えないわけじゃないぞ。

博士:例えば、平方根とか、三角関数とか、
    対数の計算などにも使えるんじゃ。

かずみ:そんな、暗号か呪文みたいな“言葉”を
    並べられても???

博士:...、
    まあよいわ。

博士:じゃあ、平方根と2乗計算をやってみるか

博士:ちょっと待っとれ。

かずみ:え~っ、また待つの~。

カリカリ、シャカシャカ、シュッシュッ、

かずみ:博士、まだ~。

博士:もうちょっとじゃから、
    静かに待っとるんじゃ。

かずみ:はーいっ。
    ふぅ~っ。

かずみ:...、
    くぅー、くぅー...

ペキペキ、カシャカシャ、サクサク、

博士:できたぞ、できた。

ssl19.png

博士:“ドクターアキヤマの計算尺もどき
    今度は平方根や2乗計算もできるわよ
”じゃ。
 (今回もダウンロードできるぞ。印刷して試すのじゃ。)

かずみ:...。

博士:ところで、かずみくん、
    今、軽く寝ていたじゃろう?

かずみ:失礼な、
    寝ていたわけないじゃない。

博士:それに、口元によだれのあとが...、

かずみ:はぁ、よだれ...、
    ......、

かずみ:違うわよ、
    これは潤いお肌のしっとりマークよ!!

かずみ:でも、これも“小さくて下手な字”ね~。
    また、読めないって苦情がくるわよ。

博士:...。

かずみ:で、これはどう使うのよ。

博士:今度は全く動かす必要はないんじゃ。

博士:まず、AとBに分けてじゃな、

博士:そして、Aとさっき作ったD
    くっ付けるんじゃ。

ssl08.png

博士:そうするとじゃ、

ssl09_10.png

博士Dのメモリの数値の2乗が
    Aのメモリに表示されとるじゃろう。

かずみ:2乗???、
    あっ、同じ数を掛けたやつね。
    2 × 2 = 4とか、3 × 3 = 9とか。

博士:まあ、そうじゃ。

かずみ:確かそうにね。

博士:逆も真なりじゃ。

博士:Aのメモリの平方根が、
   Dのメモリに表示されとる。

博士:例えば2の平方根は、
    1.41421356...
    (ヒトヨヒトヨニヒトミゴロ)

博士:5の平方根は、
    2.2360678...じゃ。
    (フジサンロクオウムナク)

かずみ:平方根って?

博士:ルートじゃ、“ルゥ”、“ウ”、“トッ”

かずみ:あっ、ルートね。
    そう言ってくれなきゃ。

かずみ:どうして、年寄りは難しい言葉を使いたがるかな~。

かずみ:おーっ、本当だ、読みにくいけどね。

博士:まあ、わしの手作りじゃからな。
    こんなもんじゃ。

博士:じゃあ、さっきのヘンミのP23
    をもう一度みてみるんじゃ。

ss02.png

博士:A、B、C、Dのメモリがあるじゃろう。
    基本的にいま説明したのと同じじゃ。

かずみ:本当だ。
    でもCIってのもあるよ。

博士:CIはCのメモリを右からふったもんで、
    連続した掛け算とか...、

かずみ:あっ、めんどくさそうなんで、いいです。

博士:...。

かずみ:この赤い細い線が入った透明の板は、
    何に使うの?

博士:それは、カーソルといって適当に動かして、
    数値を合わせるのに使ったり、
    数値を読み取るのに使うんじゃ。

かずみ:でもさすがに商品だけあって、
    きっちりしてるわね。

かずみ:8 ÷ 5も

ss03_04.png

かずみ:きちんと1.6って読み取れるし。

かずみ:3 × 4も、一工夫して、

ss05_06.png

かずみ:1.2になるし、10倍して12が答えね。

かずみ:さすが、博士の手作りとは違うわね~。

かずみ:“3歳児のらくがき”と
    “ピカソの絵”ぐらい違うわ~。

博士:...。

かずみ:まあ、面倒だけれど、
    これはこれで慣れれば使えるかもね。

かずみ:ところで、博士っ、

かずみ:大事なこと、
    教えてもらってないんだけど...。

博士:なんじゃ?

かずみ:どうして、足し算、引き算と同じような方法で、
    掛け算、割り算ができるの?

博士:計算尺の原理か。
   
博士:かずみくんに理解できるように説明しろと
    言いたいわけじゃな。
    う~ん。

かずみ:博士、私だって“理系”の学生よ。
    バカにしてんじゃないわよ!!

博士:そうか、すまん、すまん
    そうじゃな。

博士:それじゃあな...、


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DATE: CATEGORY:計算尺
かずみ:博士っ、全然違うでしょう。
    足し算・引き算と掛け算・割り算じゃ。

かずみ:また、腐った...、

博士:食べとらんぞ腐った大福なんて。

博士:しょうがないな、ちょっと待っとれ、

かずみ:え~っ、待つの~。

カリカリ、シャカシャカ、シュッシュッ、

かずみ:博士、まーだ?

博士:もうちょっとじゃ。

かずみ:はぁーい、ふぅ~。

ペキペキ、グーグー、カシャカシャ、
サクサク、


博士:よし、できた、できた!!

かずみ:...、

かずみ:博士っ、今、軽く寝てなかった?

博士:失礼な、寝てるわけないじゃろう。

博士:これじゃ、これ、
   “ドクターアキヤマの計算尺もどき”じゃ。

ssl01.jpg

かずみ:何?このミミズがのたくったような
    数字とメモリが書かれた紙は。

博士:じゃから、 計算尺もどきじゃっ!!
    (ダウンロードして試せます。
    右クリックで保存、
    印刷して試してみるのじゃ!!)

かずみ:はい、はい、で、どう使うの。

博士:基本的に、2本の定規を使った
    足し算引き算と同じじゃ。

博士:まず、真ん中の線から切り離すんじゃ。

ssl02.png

博士: Cがさっきの透明定規、
    Dが白青定規の役割じゃ。

かずみ:は、はぁ~ん。

かずみ:でも、“0”がないんで、
    さっきみたいに“0”を合わせるって
    できないんですけど~。

博士:このメモリの基点は“1”じゃ。
    じゃあ、2×2を計算してみるかのう。

博士D2.0のところに
    Cの1.0を合わせるんじゃ。

ssl03.png

博士:Cの2.0と同じところのDのメモリは、
    いくつじゃ?

かずみ:うーん、4.02
    いや4.03ぐらいでしょうか?
    微妙に4からずれています!!

博士:...。
    悪かったな、作りが雑で。

かずみ:(´ー`)ふっ、
    冗談ですよ、博士。

かずみ:でも、すごいじゃないですか。
    2 × 2 = 4以外にも、
    2 × 3 = 6、2 × 4 = 8も
    計算できてるじゃないですか。

博士:そうじゃろう、

博士:割り算もできるぞ。

かずみ:分かりました。
    さっきの引き算と同じ
    やりかたなんですね。

かずみ:じゃあ、7 ÷ 2は、
    D7.0のところにCの2.0を
    合わせて、

ssl04.png

かずみ:Cの0の所のDの数字は...、
    ???

かずみ:博士、Cに0がありません。
    これは不良品です。

博士:じゃから、0じゃなくてCの1.0と
    一致しておるDのメモリを読むんじゃ。

かずみ:はぁ、なるほど。
    じゃあ、3.5...、いや違うな、
    3.48かな...

博士:...。

かずみ:なんてね、3.5ですね。

かずみ:ホントすごい!!
    割り算もできるなんて。

かずみ:加算器なんて、
    ゴメンナサイって逃げ出しそう。

博士:まあな。

博士:でもこの手の計算方法は、
    メモリとメモリの間は
    目分量で読むしかないんじゃ。

博士:じゃあ、
    8 ÷5を計算してみるかのう。

かずみ:え~っと、
    D8.0のところにCの5.0をあわせて、

ssl05.png

かずみ:Cの1.0と一致するDのメモリは...??

かずみ:博士、今度は本当にメモリと
    一致しません。

博士: Cの1.0と一致するDのメモリは
    1.6のところじゃが、
    メモリはふってないからのう

博士:1.5と2.0の間で1.5の近くじゃから、
    1.6ぐらいとは読めるがな。

かずみ:なるほどね。
    目分量で読むしかないと。

かずみ:ふ~ん、
    あれっ、( ・◇・)?

かずみ:博士、博士っ、これ不良品です。

博士:なんじゃと、
    そんな事は無いじゃろう。

かずみ:いえ、まずネーミングが変です。

かずみ:“ドクターアキヤマの計算尺もどき”じゃあ、
    いくらなんでも変すぎます。

かずみ:センスが無さすぎて、
    不良在庫が山積みです。

博士:...。

かずみ:まあ、百歩譲って、
    いや、百歩じゃ足りないので、
    千歩、うーん、万歩譲って、

かずみ:ネーミングを許すとしても、
    3 × 4 が計算できないのは、
    問題ありです。

かずみ:3 × 4を計算しようとするとDのメモリから
    はみ出してしまいます。

ssl06.png

博士:何っ、3 × 4 ...12か...、
    確かにこれまでのやり方では計算できんな。

かずみ:でしょう、
    計算できないでしょう。

かずみDのメモリが10までしかないので、
    答えがそれ以上になると
    計算できませ~ん。

博士:まあ、そこは一工夫じゃ。

かずみ:(?_?)はぁ~っ

博士:じゃあな、...


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DATE: CATEGORY:計算尺
今日も研究室のドアを叩く音が...

コンコン、ゴンゴン、ガンガン、

博士:ハ、ハイ、

かずみ:大変、大変、博士、
    忘れ物しちゃった。

かずみ:アレ貸して、アレっ、

博士:どうしたんじゃ、そんなに慌てて。

かずみ:テストで使うから持って来いって
    言われてたんだけど、すっかり忘れちゃって。

博士:で、なんじゃ、アレって?

かずみ:だから、アレよ。
    ほら、長くて、四角くて、

博士:はぁ??

かずみ:三角のがあったり、丸の半分みたいのがあったり、

博士:はぁ???

かずみ:ほら、背中がかゆい時に使ったり、
    人の頭をペシペシっと...。

博士:はぁーっ??????

かずみ:あ、博士、
    持ってるじゃない。

かずみ:それよ、それ、
    その机にのっかってるやつ。

ss01.png

博士:おーっ、本当か、どの先生じゃ。
    いまどき“計算尺”(けいさんじゃく)を
    持ってこいなんて。

博士:なかなか、味なことをする先生じゃな。

博士:確かに計算尺はいいぞ。
    頭を使うし、原理を知ると数学の勉強になるし、
    なんといっても超エコじゃし...、

かずみ:博士、何一人で盛り上がっているのよ。
    定規を持って来いって言われたのよ。

かずみ:ひとりで、ブツブツ訳の分からないことを...、
    不審者がいるって、通報されるわよ。

博士:...。

博士:なんじゃ定規か。
    どうりでおかしいと思ったわい。

博士:計算尺を手に入れるのも
    今となっては大変じゃらからな。

かずみ:わかったから、
    とにかく貸してよ!!

博士:かずみくん、これは定規じゃないぞ。
    計算尺じゃ。

博士:ヘンミ計算尺のP-23、定価270円、

博士:線も引けんし、
    長さを測るメモリも付いとらん。

かずみ:はぁ~っ、
    また、訳の分からないことを言って。

かずみ:どう見ても定規でしょう。
    定規以外にそんな形のものありえないでしょう。

かずみ:それにメモリもあるじゃない。

博士:じゃあ、メモリを良ーく見てみるんじゃ。

ss02.png

かずみ:なに、これ??
    メモリが一杯あるし、数字と数字の間隔も違ってるし。

かずみ:訳わかんな~い。

博士:じゃから、さっきから言っているように、
    これは計算尺といって、

博士:掛け算(かけざん)、割り算(わりざん)を
    するための計算道具じゃ。

かずみ:はぁ~っ、
    ますます、訳わかんな~い。

かずみ:これで掛け算や割り算???
    んなのできるわけ無いじゃない。

かずみ:博士のおでこをペシペシ叩いて
    活性化させることぐらはできるかもだけど。

博士:...。

博士:しょうがないな。
    じゃあ、この2本の定規で試してみるか。

Ru01_02.png

かずみ:普通の定規があるなら、
    あるって言ってよ!!

かずみ:まったく、性格悪いんだから。

博士:いや、いや、
    “定規ありますか?”なんて、
    一言も言わなかったじゃろう。

かずみ:はぁ~っ...、まあ、いいわ。
    で、その2本の定規がどうしたのよ?
  
博士:え~っとじゃな、
    この定規を使って計算してみるんじゃ。

かずみ:めんどくさいな~...、
    で、どうやるのよ?

博士:じゃあ、上の透明の定規の“0”を
    下の白青の定規の“3”のメモリを合わせるんじゃ。

かずみ:は、はぁ~ん。

Ru03.png

かずみ:やってみたわよ。
    で、これがどうしたの?

博士:足し算のできあがりじゃ。

かずみ:へっ?

博士:例えば、“3 + 2”の答えはな、
    透明定規のメモリの数字“2”
    と一致している白青定規のメモリじゃ。

Ru04.png

博士:ほれ、白青のメモリの“5”と
    一致しているじゃろう。

博士:引き算もできるぞ。
    そうじゃな、“9 - 5”をやってみるか。

博士:上の透明定規の“5”のメモリを
    下の白青定規の“9”のメモリを合わせる。

Ru05.png

博士:すると、
    透明定規のメモリ“0”
    と一致している白青定規のメモリは、

Ru06.png

博士:ほれ、答えんの“4”じゃ。

かずみ:本当だ~っ、凄~い...、

かずみ:(- ω - ?) んっ

かずみ:博士、そんなの当たり前じゃない。

かずみ:3cm + 2cm = 5cm、
    9cm - 5cm = 4cm
    を確かめただけじゃない。

博士:まあ、そうじゃ。
    でも、足し算、引き算が
    2本の定規でできる事は確かじゃろう。

かずみ:う~ん、まあね。
    でも、足し算、引き算やるのに、大げさよね。

かずみ:...、
    (・x・。?) あれ?

かずみ:博士っ、
    掛け算、割り算ができるって言ってなかった?

かずみ:いつの間にか足し算、引き算になってるよ!!
    おかしいでしょう。

博士:まあ、落ち着いて、落ち着いて、
    同じような方法で、
    掛け算、割り算ができるんじゃ。

かずみ:はぁ~っ(”。”)??


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DATE: CATEGORY:マロンたん
校内のパソコン室で、

かずみ:よく考えたら、
    別に博士のパソコンじゃなくてもいいじゃん。

かずみ:ユーザーIDとパスさえわかれば、
    へへっ。

かずみ:IDはそのまま、

カチャ、カチャ、

かずみ:パスか~、
    ( ̄ヘ ̄;)う~ん

かずみ:まず、誕生日

カチャ、カチャ、カチャ、

かずみ:違うなぁ~、
    じゃあ、奥さんの名前

カチャ、カチャ、カチャ、

かずみ:違うなぁ~、
    ( ̄ヘ ̄;)う~ん

かずみ:そうか、あれだ、
    博士の好物だっ。

カチャ、カチャ、カチャ、

かずみ:ビンゴ!!

かずみ:単純、博士の頭の中って。

かずみ:では、帰ってきたマロンたんです。

maron5_00.png

かずみ:今回から第2巻です。

かずみ:そうそう、
    第2巻から登場人物がぞくぞくと増えます。
    例えば、

maron5_0A.png

かずみ:キャラ立ってるね~。

かずみ:ジョジョ立ち!!...、
    ちょっと違うか。

かずみ:では、そろそろマロンたんのはじまり~。

maron5.png

かずみ:なんと、
    マロンたんのおじさんは
    芸人なんだぜぇ~。

かずみ:でも、売れてないぜぇ~。

かずみ:さて、つぎ、つぎ、

かずみ:あれっ、
    (o・ω・o)??
    ログアウトしちゃった。

かずみ:まあ、いいや、
    もう一回ログインっと。

かずみ:えっ、“パスワードが違います”、
    ...。

かずみ:やべっ、気づかれた...。

かずみ:まあ、いいや。

かずみ:じゃあ、皆さん。
    また、お会いしましょうね。

かずみ:さよなら、さよなら、さよなら。

かずみ:あっ、そうそう、他人のIDやパスワードを
    使って不正に利用すると、
    “不正アクセス行為“で罪になりますからね。


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DATE: CATEGORY:電卓
TN01_02.png

博士:これは、カシオが昭和50年(1975年)に
    発売したPocket-LC (CL-811)、
    定価7,900円の電卓じゃ。

博士:今売っている電卓にも
    これと同じTN液晶(ねじれネマティック液晶)
    使っている物があるはずじゃ。

博士:さすがにこの電卓は、
    古くて液晶が見づらいがのう。

かずみ:そうね、たまに見る液晶に近い気がする。
    でもこの電卓、
    白黒というより黄黒だけど。

博士:このころの液晶には、
    紫外線保護用の黄色いフィルターが
    使われていたんじゃ。

博士:じゃから、白地が黄色に見えるので
    俗に黄色液晶といわれておる。

博士:じゃが、液晶自体は黒白じゃ。
    まあ白というより灰色じゃがのう。

博士:このPocket-LCは世界初の
    TN液晶搭載電卓といわれるとる。

博士:でも本当は、前年に立石電気(オムロン)が
    TN液晶電卓を発売しておる。

かずみ:ふぅ~ん。

かずみ:この電卓結構小さいわね。

博士:そうじゃな。
    液晶の本領発揮じゃ。
    省電力化、小型化の両方を達成しておる。

博士:価格も、だいぶ安くなっとるしのう。

かずみ:じゃが、何を血迷っ...、いや考えたか、
    更に小型化を目指した電卓もある。

TN03_04.png

博士:昭和51年(1976年)に
    カシオより発売された
    Micro-mini(M-800)じゃ。

博士:ボールペンと比較してみると、
    その小ささがわかるじゃろう。

博士:発売当時“世界最小の電卓”と
    称されていたんじゃ。

かずみ:ギネス級ってわけね。
    しかし、小さいな~。

かずみ:ここまで小さくなると、
    操作が大変そう。

博士:そうじゃな。

博士:かずみくんの、え~っと、
    自称“カモシカのような指”だっけ、
    そんな指じゃ操作できないじゃろう。

かずみ:...。

博士:まあ、さすがにこれ以上小さいのは
    操作性に難ありということで、
    目指すは薄型化じゃ。

TN05_06.png

博士:カシオが昭和53年(1978年)に発売した
    世界最初の名紙サイズ電卓LC-78じゃ。
    厚さ3.9mmで、定価6,500円。

博士:こうなるとポケットも占有しないから、
     キャッシュカードやICカード並みじゃな。

かずみ:でも博士、昔から、日本人って
    一番とか、世界初、ってのが
    好きなのね?

博士:そう、“2位じゃダメ”なんじゃ、“2位じゃ”。

博士:このLC-78で今の小型電卓と
    ほぼ同じと考えてよいじゃろう。

博士:まあ更に、
    ボタンの改良とか薄型化は進むがな。

博士:でじゃ、かずみくん...、


リーン、リーン、


博士:おっと、電話じゃ、

博士:もし、もし、あっはい、
    今日は工事でチャイムが鳴らないのは
    知っています。

博士:はぁ?講義開始時間を過ぎている??

博士:えっ、「先生が来ない」って、
    学生が騒いでいる!!

博士:はい、はい、申し訳ありません。
    すぐに行きます。

博士:か、か、かずみくん、
    今、何時じゃ?

かずみ:えーっと、3時20分だけど...。

博士:なんじゃと~っ、
    わしの時計、遅れとるじゃないか~。

博士:ダッシュじゃ、ダッシュ。
    ≡ヘ(* - -)ノ


ガチャ、ガチャ、バタン。


かずみ:あ~あ、遅刻しちゃった。
    だから言ったのに~、

かずみ:(・∀・) へへっ、

かずみ:“お菓子をくれないと悪戯しちゃうぞ”、
    トッリックアトリートって。


ガチャリ、


博士:かずみくん、
    トリック・オア・トリート(Trick or Treat)じゃ。


バタン。


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DATE: CATEGORY:電卓
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

Accum_01_02.png

博士:残念ながら液晶が一部壊れとるが、
    世界初の商用液晶電卓の一つ

博士:アメリカのLloyd's Electronics社の
    Accumatic 100、1972年発売の製品じゃ。

かずみ:へーつ、これが世界最初の液晶電卓なんだ。

博士:まあ、同じ年にSears社がC1という、
    液晶電卓を発売しておるから
    微妙じゃがな。

かずみ:ニワトリが先かタマゴがっていうやつね!!

博士:...。

かずみ:で、博士この電卓は、
    SHARPの製品より先に発売されたんでしょう。
    じゃあ、大人気だったんじゃないの?

博士:それが、今ひとつだったみたいじゃ。
    SHARPのEL-805がでたら、
    ひっそりと消えていってしもうた。

かずみ:でも、どうして?
    液晶電卓は画期的だったんでしょう。

博士:じゃあ、かずみくん。
    液晶電卓の長所は何じゃった?

かずみ:え~っ、長所。
    ( ̄ヘ ̄;)う~ん、

かずみ:まず、博士のおでこと一緒で、
    自分で光らないことでしょ。

かずみ:それと、ボーッとしてて、
    温かみがあるっていうか。

かずみ:あとは...、
    ( ̄ヘ ̄;)う~ん...、

博士:全然ちがうわ。

博士:まず、省電力じゃ、
    それに小型化できること。
    この二つが大きな長所じゃ。

かずみ:今から言おうって思ってたのに~。

博士:はい、はい。

博士:じゃあAccumatic 100のサイズは、
    どんな感じじゃ。

かずみ:大っきいです。
    カシオミニなんて、
    ゴメンナサイって逃げちゃうぐらい。

博士:そうじゃろう。
    それにかなり電気を消費するんじゃ。
    単1電池4本かACアダプタで動く仕様じゃ。

かずみ:え~っ、だって液晶って省エネなんでしょ。
    そんなに電気が必要なんておかしいじゃない。

博士:種明かしはじゃなぁ、
    ちょっと部屋の電気を消して...。

博士:(゚o゚;)はっ

かずみ:大丈夫だよ、博士。
    セクハラで訴えたり、
    し・な・い、わよ。

Accum_03.png

かずみ:あっ、液晶なのに光るんだ。

博士:まあ、そうじゃな。
    液晶が光っているんじゃなくて、
    ライトが搭載されとるんじゃ。

博士:それにこのライトは、
    外が明るくっても点きっぱなし。
    おかげで、電気を食うわ、食うわ。

博士:同じような液晶を使ったのSears社のC1なんて、
    電池駆動ができなかったぐらいじゃ。

かずみ:ふーん。
    つまり液晶の長所を
    活かせなかったってことね。

博士:そうじゃ。
    まあ、液晶を始めて搭載したのは、
    素晴らしい試みだったのじゃがのう。

博士:まあ、迷機じゃな。

かずみ:でも、博士、
    SHARPの白液晶電卓が
    画期的だったのは分かったんだけど、

かずみ:白液晶電卓なんて最近見ないな~。
    ていうか、私始めて見たんですけど。

博士:まあ、白液晶電卓もすぐに
    消えていったからのう。

博士:やっぱり見づらいのと動作遅いのは、
    致命的じゃからな。

博士:じゃ、次はあれじゃのぅ。
    え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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