プロフィールにゃ

ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


カレンダーにゃ

05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -

最新の記事にゃ


最新のコメントにゃ


最新のトラックバックにゃ


月別のアーカイブにゃ


カテゴリにゃ


まとめ
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
DATE: CATEGORY:ポケコン&電子手帳
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。



博士:これが、シャープが昭和61年の12月に発売した
    定価19,800円の電子手帳PA-7000じゃ。

博士:この後の電子手帳の原型となった画期的な機種じゃ。

かずみ:原型って?PF-8000と何が違うの?

博士:このPA-7000じゃが、たいした機能はないんじゃ。

博士:そこの入力パッドを見て分かるように...



博士:持っているのは、カレンダー、スケジュール、計算、
    電話、メモ機能ぐらいじゃな。

かずみえっ、電話ができるの?

博士:そうか...誤解をまねく言い方だったな。
    電話帳機能じゃな。

博士:名前から電話番号と住所を呼び出せる機能じゃ。

かずみ:なんだ、これで電話できるわけじゃないのね。

博士:当たり前じゃ。
    この頃の携帯電話なんて
    ショルダーバックぐらい大きくて、
    肩から掛けて使ったもんじゃ。

博士:今のスマホなんてまるでドラえもんの
    秘密道具じゃ。

博士:それに、庶民が個人で持てるものじゃなかったぞ。
    どうしても必要なら電話会社からレンタルして...

かずみ:はい、はい、博士の携帯昔話はいいから。

かずみ:つまり、このPA-7000は
    紙の手帳+電卓の機能を持つってわけね。

博士:まあ、そういうわけじゃ。

博士:PF-8000と違って手書き認識なんて冒険もしとらんし、
    普通の手帳の代りじゃな。

かずみ:なるほど、わかったわ。
    でも、画期的な機種って?

博士:そこなんじゃよ。

博士:このPA-7000は、
    拡張が簡単で色んな機能を付け足せたんじゃ。

かずみ:ん、どういう事?

かずみ:パソコンやスマホみたいに、
    アプリをインストールすると
    色んな機能が使えるって事?

博士:ま、当たらずと言えずとも遠からずじゃな。

博士:さすがにこの当時の技術じゃと、
    このサイズには大きなメモリは搭載できないし
    アプリのインストールなんて無理じゃが、

博士:別途、専用機能を持ったICカードを挿す事で、
    色んな機能をプラスする事ができたんじゃ。

かずみ:ふ~ん...ICカードって?

博士:例えば、こんなやつじゃ。



博士:これは英和辞書と和英辞書のICカードじゃ。

かずみ:つまり、このカードをPA-7000に挿すと、
    英和・和英辞書になりますってことねわけ。

博士:そうじゃ。
    じゃあ、英和辞書を挿して...



博士:さっそく、“doctor”って入れて



かずみ:...
    やっぱり“それ”をやりたいわけね。

博士:変換じゃあ~



博士:ほれ、“医者、博士”じゃ。

博士:わしとしては“博士、医者”って出ないのが、
    気に入らんが許容範囲じゃな。

博士:ほれ、これなんて技術計算カードっていってな...



博士:これを挿せばPA-7000が関数電卓に
    早変りするわけじゃ。

かずみ:別に“早く”はなさそうだけど、
    関数電卓に変身するってことね。

かずみ:そんなに色んなカードが売ってたの?

博士:そうじゃよ。
    電子辞書にもなるし、関数電卓にもなるし、
    ゲームができたりも...

博士:このPA-7000以後に発売された電子手帳は
    ICカードを挿せば機能拡張ができるというのが
    一般的になったんじゃ。

かずみ:へ~っ、便利そうね。
    ゲームなんて博士好みじゃない。

かずみ:じゃあ、ICカードをガンガン買い足せば、
    超多機能になるわけね。

博士:まあ、理論上はそうじゃな...

かずみ:...何か奥歯に挟まってるの?

博士:ICカードがちょっと高くてな。

博士:例えば、和英カードが13,000円、
    英和カードが16,000円...

かずみ:本体はいくらだっけ?

博士:19,800円...

かずみ:...

博士:ほれ、別途電子辞書を持つと考えれば、
    場所はとらんし...
    技術計算カードなんて格安の7,000円じゃ。

かずみ:ふ~ん、(¬¬)格安ねぇ~...

かずみ:で、BASICはどこに行きあそばされたのかしら?

博士:BASIC?
    あ、そうかBASICじゃな。

博士:じつはBASICが使えるICカードも発売されたんじゃ。

かずみ:つまり、ポケコンみたいに
    BASICでプログラムできるって事ね。

博士:まあな。
    ただ、残念ながらPA-7000じゃ、
    ちょっと性能が低くてな。

博士:本体のみでBASICが使えるカードは、
    DB-Zハイパー電子手帳用のこれなんて...



かずみ:あっ、いけね。
    約束があったんだ。

かずみ:博士、続きは、また、こん...
    あっ、そうか...

博士:ん、なんじゃ?

かずみ:...いや、なんでもないわ。
    博士っ、楽しかったわよ。

博士:楽しかった???
    ...まぁ、それならよかったわい。

かずみ:じゃあ、ヾ( ´ー`)ノ

博士:ああ、じゃあな...(・_・?)


DATE: CATEGORY:ポケコン&電子手帳
博士:かずみくん、きみは電子手帳って知っとるか?

かずみ:電子手帳...聞いたことないわね。

博士:そうか...そうかもしれんな。
    昭和の終わりぐらいにビジネスマンや学生の間で
    結構流行ったものじゃ...

博士:これはカシオが昭和59年(1984年)に
    12,800円で発売した電子手帳PF-8000じゃ。





博士:発売時に“アダルト感覚の情報機器”という
    R18みたいなキャッチフレーズで売り出したんじゃ。

かずみ:アダルト感覚の情報機器...
    ちょっと、意味フ???

博士:この当時は携帯電話はドラえもんの秘密道具なみの
    夢の道具だし、

博士:PDAも出現以前という事で手帳サイズで、
    メモ書きやスケージュール管理ができる
    電子機器が流行ったんじゃ。

博士それが電子手帳じゃ。

かずみ:へぇ~...
    で、PDAって何?

博士:...そうかPDAも事実上絶滅したからな。
    Personal Digital Assistantの略で、

博士:感覚的には
    電話ができないスマホみたいなものじゃな。

博士:PDAはパソコンとの連携で使うのが一般的で、
    高級機種は無線LANに接続できて
    ネットサーフィンもできるし電子メールも使えたんじゃ。

博士:有名どころではパームとか、ザウルスとか、
    Pocket-PC搭載のPDAとか、
    結構普及したんじゃぞ。

かずみ:便利そうじゃない。
    どうして絶滅したの?

博士:だって、スマホがあれば必要ないじゃろう。
    PDAを使ってたような人は
    とっくにガラケーからスマホに移行しとる。

博士:電話機能+高機能PDAであるスマホを持っとれば、
    別途PDAを持つ必要はないじゃろう。

かずみ:なるほどね、それもそうね。

かずみ:で、このPF-8000はそのPDA出現以前の
    “たんなる”電子メモ帳なわけね。

博士:まあ、そう言われると、
    肩身が狭く感じるが...

博士:現在の便利なスマホも
    電子手帳やPDAの開発で培った技術あっての
    物なんじゃよ。

かずみ:また、また、博士得意の“技術の進歩”ってやつね。

博士:だって、そうじゃないか。

博士:かずみくんがこれまで学んできたことも
    昔の人が確立・研究した成果じゃろう。

博士:つまり...

かずみ:わかった、わかったわよ。
    博士も是非“教科書に載る”ような
    立派な研究成果を出してね!!

かずみ:ノーベル賞でもいいわよ!!
    そしたら教え子としてインタビューに
    答えてあげるから。

かずみ:“いつか、やらかすと思ってたんですよ。
    変人でしたからね。
    今まで何もなかったのが不思議なぐらいです...”

かずみ:そうか、博士の出所後に仕返しされたら大変だから、
    目を隠して声も変えなきゃいけないわね。
    ヘリウムを吸ったら良いのかしら...

博士:...
    あの~、ノーベル賞のインタビューには
    聞こえのじゃが...

かずみ:えっ...

かずみ:確率の問題よ。
    ノーベル賞でインタビュー受ける確率と
    “ピー”でインタビュー受ける確率。
    どっちが高いかよ。

博士:...
    で、このPF-8000じゃがな。
    画期的な機能があったんじゃ。

かずみ:何?画期的って?

博士:手書き文字認識機能じゃ。

かずみ:手書き認識って事は...
    タッチパネルに書いた文字を
    認識してくれるってことよね。

かずみ:それは凄いわね。

かずみ:博士の使っている黒板にも
    是非、搭載して欲しい機能ね。

かずみ:博士の悪筆を黒板が認識して
    活字に変換してくれたら、
    それこそノーベル賞をあげてもいいぐらいよ。

博士:...

博士:PF-8000は手書き認識の初期の機械だから
    アルファベットの大文字と数字ぐらいしか
    認識できないんじゃ。

博士:わしの達筆な字はぜんぜん無理じゃな。

かずみ:なんだ、つまんないの...

かずみ:じゃあ、やってみましょう。
    この右側のパネルの上に手書きすればいいわけね。



博士:まあ、そうじゃ。

かずみ:ローマ字で“KAZUMI”っていきますか...

かずみ:キュッ、キュッ...あっ、(`Д´メ)ムキーッ
    違う文字が出たらどうするの?

博士:“DEL”キーで1文字消去して、もう一度じゃ。
    タッチパネルは少し強めに押したほうが良いぞ。

かずみ:強めね、強め...
    キュッ、キュッ、あっ、チッ、DELキーっと

かずみ:キュッ、キュッと
    “K”、“A”ね...
    ちょっとクセがあるわね。



博士:慣れればそれなりに認識できるぞ。
    それに一工夫...

かずみ:ん?“Z”が無理みたいよ...
    何度やっても“2”にしかならないわよ。



博士:あ~あ、“Z”な。
    “2”と区別が難しいからな。
    “Z”を入れるときは、



博士:この説明書にある通り、真ん中に横棒を入れるんじゃよ。

かずみ:横棒...面倒っ。

博士:また、そんな事を言って。

博士:人間でも“2”と“Z”、“O(オー)”と“0(ゼロ)”
    なんて区別が難しいじゃろう。

博士:横線や斜め線を入れて区別するなんて
    昔から行われている普通の事じゃ。

かずみ:...そうか、同じようなの聞いた事あるわ。

かずみ:おじいちゃんて数字の“7”に横線を引くのよね。
    「どうして?」って聞いたら
    “1”と紛らわしいからって。

博士:そうじゃな、それも一緒じゃ。

博士:欧米では“1”の頭の点を長く引いたりするからな
    明確に区別するために“7”には
    横線を引いたりするな。

かずみ:わかったわ。
    “Z”は横線を余分に引くわけね。

かずみ:キュッ、キュッと。


かずみ:おっ、“KAZ”になったわ。



かずみ:面倒なんで、ここまででいいや。

博士:...認識率を上げるには、
    説明書にある通り
    書き順を工夫するとかも有効じゃ。

かずみ:ん?...
    つまり、人間が電子手帳様に
    合わせなさいって事?

博士:まあ、そう言われると...
    そういう事になるかな。

博士:便利さの代償としてちょっと我慢してねってことじゃ。

かずみ:...

かずみ:で、博士っ、大事な話が抜けてるんだけど、

博士:なんじゃ?

かずみ:BASICはどこに行ったのかしら?

博士:何っ、BASIC...

博士:おーっ、すまん、すまん。
    このPF-8000には
    BASICが使えるなんて機能は無い。

かずみ:なんですと~~!!!(`Д´メ)

博士:まあ、まあ、ちょっと待て、

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:ポケコン&電子手帳
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。



博士:これが、わしが大学生の頃無理して買った
    昭和61年発売のシャープのポケコン
    PC-1360Kじゃ。

かずみ:わっ、なんか画面が汚れてるわよ。
    きったないわね~。



博士:まあ、学生の頃、実験をやりながら使ったものだからな。

博士:確かアセトンか何かを画面に
    一滴落としてしまったんじゃ。

かずみ:石鹸付けてこすれば取れるんじゃないの?

博士:無理じゃよ。
    画面のカバー自体が溶けとるからな。

博士:まあ、名誉の負傷ってやつじゃな。
    (^○^)オッ、ホッ、ホッ、ホ。

かずみ:...
    何が名誉なのか分からないけどね...

博士:このPC-1360Kは定価が36,800円だったんじゃ。
    PB-100が14,800円なのに比較して、
    2倍以上の値段じゃ。

博士:まあ、この頃は物価も年々上がるし、
    少しぐらい価格が上がるのは常識なんじゃが、
    それでもこのPC-1360Kは高級機だったんじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    でもどうして、無理してそんな高いポケコンを買ったの?

博士:実はこのポケコンには、
    わしの購買欲をそそる魅力があってな...

かずみ:可愛い声で名前を呼んでくれるとか?

博士:そうそう「アキヤマく~ん」って
    鼻にかかった可愛い声でな...って

博士:そんな機能はないわ!

かずみ:じゃあ、ビキニの綺麗なお姉さんが出てくるとか?

博士:そうじゃ、そうじゃ、この画面一杯に、
    もう、妄想全開モードに突入じゃ...って

博士:そんな機能もない!!

かずみ:じゃあ、何よ、博士が“にやける”機能って?

博士:“にやける”何て一言もいっとらんじゃろう。
    漢字が使えるんじゃよ、漢字が。



かずみ:漢字なんて別たいした事ないじゃない。
    私にとっては漢字が使えないって事の方が
    ビックリなんだけど。

博士:...ほれ、PB-100なんて、
    かな文字さえ出せなかったんじゃぞ。

博士:PC-1500は高級機じゃからカタカナは出せたが
    別売りモジュールか
    テープから読みこむ事が必要なんじゃ。

博士:それに、思い出してみろ
    CANONの漢字字典が発売されたのが
    ほんの数年前じゃ。

博士:読みから漢字に変換してくれるだけで
    電子“字典”って名のれたんじゃ。

博士:ポケコンで漢字が出せるなんて
    ちょ~画期的なんじゃぞ。

博士:それにこのPC-1360Kは
    5万語の文節変換辞書を内蔵しとるんじゃ...

かずみ:はい、ストーップ!!

かずみ:結局まとめると、
    漢字が出せる機能に惹かれて
    無理してこれを買ったってわけね。

博士:...まあ、そういうことになるかな。

かずみ:でも、そんなに漢字ってメリットがあるの?

博士:そうじゃな...じゃあ、
    さっきの半径から円の面積と円周を
    求めるプログラムを漢字を使って組み直してみるか。

かずみ:円の面積と円周ねぇ...

博士:まず、2行モードにしてっと...

かずみ:ん、何?2行モードって?

博士:さっきの画面は4行表示のモードじゃが、
    漢字はたくさんのドットが必要だから、
    2行モードじゃないと表示できないんじゃ。

かずみ:???

博士:つまり、画面に2行表示できるモードにすることで



博士:こんな風に2行×9文字の漢字の表示が
    可能になるんじゃ。

かずみ:ふ~ん...でも、なぜ、猫...

博士:じゃあ、プログラムの入力じゃな、
    ポチ、ポチ、ポチ...
    ポチ、ポチ、ポチ...

博士:よっしゃ、完成じゃ。
    漢字が使えるから格段にわかり易くなったぞ。

かずみ:あっ、そうですか。

かずみ:じゃあ、RUNっと。



かずみ:半径は?ね、ハイハイ、じゃあさっきと同じ2.5ね。



かずみ:で、答えが、



かずみ:面積は19.625で、円周は15.7ね。

かずみ:PB-100と一緒ね。
    ま、当たり前だけど。

博士:どうじゃ、漢字は便利じゃろう。

かずみ:まあ、そうね~
    確かにローマ字と違って
    見た瞬間に頭に入ってくるのは確かだけど...

かずみ:う~ん...

博士:...さっきも言ったじゃろう。

博士:当時はこのコンパクトボディで
    漢字が表示できるだけで、
    画期的なマシンだったんじゃ。

博士:それも5万語の辞書搭載じゃ。
    その気になれば出先で
    ワープロ代わりなんて事も可能だったんじゃ。

かずみ:えっ、博士ってこれで文章を打ってたの?

博士:...ま、使えなくもなかったじゃろうな。

かずみ:つまり、やったこと無いわけね。

博士:...

博士:他に漢字機能が搭載されていたのは、
    同時期に売られていたPC-1600Kぐらいじゃな。

博士:思ったほど需要も無かったのかもしれんな。
    文章を打つにしては画面が小さいし、
    どうしても高価になるし...

かずみ:まあ、いいわ。
    PB-100やPC-1500より、
    進化しているのも確かみたいだしね。

博士:そうじゃ、一時期は、
    理系の学生や技術者は関数電卓じゃなくて、
    ポケコンを買ったもんじゃ。

博士:パソコと同じように
    BASICでプログラムを組めるというのは
    大いなる魅力だったからな。

かずみ:でも、今はポケコンなんて売ってるの見ないし、
    その存在自体聞いた事もなかったんだけど。

かずみ:授業でも「関数電卓を買いなさい」っては
    言われるけど、
    「ポケコンを買いなさい」っては言われないし...

博士:まあ、パソコン=BASICってことがなくなったからな。
    BASICが使える関数電卓も
    ほとんど意味をなさなくなったわけじゃ。

博士:それにパソコン自体コンパクトになったし、
    必要だったらパソコンを持ち歩けば良いわけじゃ。

博士:まあ、今はそのパソコンも、その地位を
    タブレットPCやスマホに脅かされておるがな。

博士:そうそう、BASICと言えば、
   あれもBASICが使えたりするな...

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:ポケコン&電子手帳
博士:さて、どんなプログラムにするかな。
    ゲームかな...それとも実用プログラムかな...

かずみ:ゲームよ、ゲーム。
    ゲームに決まってるじゃない。

博士:そうか、ゲームなぁ...
    PB-100のゲームは楽しいぞ...

博士:残念ながら、PB-100は音は出ないが...

かずみ:へっ、無音なの。

博士:無音じゃよ。

博士:それにグラフィックも使えないし...

かずみ:ん、グラフィックって?

博士:さっきのPC-1500は横156×縦7のマス目で
    画面が構成されていると言ったよな?

かずみ:...そんな事をいってたかしらね。

博士:かなり窮屈じゃがそのマス目を使って、
    ゲームに出てくるキャラクターを
    デザインできるわけじゃ。

かずみ:...ピクルスみたいな感じ?

博士:まあ、そうじゃな。
    ピクロスな。

博士:だが、PB-100は横5×縦7のマス目で出来ている窓が、
    間隔が開いて12個並んでいるんじゃ。

博士:その窓一つに一つの文字や数字を表示するんじゃな。

博士:それに、その5×7のマス目で出来ている窓に
    表示できるキャラクターも
    自分でデザインすることはできないんじゃ。

かずみ:...外国語みたいで
    何を言っているか、ちょっとわからないわね。
    
博士:つまり、ゲームでな、

博士:エイリアンが攻めてきたという場面も
    エイリアンの形をデザインできないんで
    “Ω”や“μ”が攻めてくるとか...

かずみ:...

博士:RPGでヒーローや姫のデザインができないんで、
    “スペード”や“ハート”マークで代用したりするんじゃよ。

博士:キーボードに書いてあるこんなキャラクターじゃ。



かずみ:えっと...つまり敵として“Ω”や“μ”が攻めてきたり、

かずみ:“スペード”の剣士が“ハート”の姫を
    守ったりするわけね。
    それも無音で...

博士:まあ、言葉で説明するとそういう事になるかな。

かずみ:...またずいぶんと面白そうなゲームですこと、

かずみ:じゃあ、実用プログラムのほうで

博士:...当時は大いに盛り上がったんじゃよ。

博士:それに音楽やキャラクターデザインだけで
    ゲームの面白が決まるわけじゃないんじゃ。

博士:アイデアとかシナリオの工夫とかで、
    血沸き肉踊るげーむがじゃな...

かずみ:じゃあ、実用プログラムのほうで。

博士:...まあ、いいわ。
    実用プログラムじゃな。

博士:じゃあ、円の半径を入れると、
    面積と円周を計算してくれるプログラムを
    組んでみるか。

かずみ:また、ずいぶんと実用的なプログラムですこと...

博士:ん、何か言ったか?

かずみ:いえ、何でもないわよ、で、どうやるの。

博士:まず、式を考えにゃならんな、
    円の面積と円周と半径の関係は?

かずみ:...私の記憶が確かなら...
    面積はπr2で、円周は2πrだった気がするけど。
    ちなみにrが半径ね。

博士:かずみくんの記憶も珍しく確かそうじゃな。
    小学生レベルじゃが。

かずみ:...

博士:これをプログラムにすると...
    半径を入れる必要があるわな。

かずみ:まあ、そうでしょうね。
    半径を使って計算するんだからね。

博士:PB-100のBASICで書くと、
    10 INPUT“HANKEI?”,R
    こんな感じかな。

博士:ちなみに最初の“10”は行番号じゃ。
    この時代のBASICは行番号が必要で、
    番号の小さい方から命令を実行して行くんじゃ。

かずみ:...ん~と?

博士:つまり、画面に“HANKEI?”って表示して、
    キーボードから打ち込んだ値を
    Rに入力するって意味じゃ。

かずみ:...なるほど
    じゃ、ポチ、ポチ、ポチ...





博士:で、次はそのRを使って計算じゃから、
    20 S=3.14*R*R
    30 L=2*3.14*R

かずみ:...
    これは何となく分かるわ。
    Sが面積で、Lが円周ってこことね。

博士:まあ、そういう事じゃ。

かずみポチ、ポチ、ポチ...

博士:で、これで計算はできたから結果を画面に出力じゃ、

博士:40 PRINT "MENSEKI HA";S
    50 PRINT "ENSYUU HA";L
    で終了じゃ。

かずみ:...ふ~ん、そういう風に書くわけね。
    ポチ、ポチ、ポチ...

博士:じゃあ、実行してみるかな。



かずみ:HANKEI?...ね、じゃあ、2.5っと。



博士:答えは、





博士:面積が19.625で、円周は15.7じゃな。

博士:まあ、本当は単位が必要じゃから、半径が2.5cmなら、
    面積が19.625cm2で、
    円周は15.7cmってことじゃ。

かずみ:そんな細かい事はどうでもいいけど...
    プログラムってなんだか面倒ね。

博士:まあ、円の面積や円周を求めるぐらいじゃ、
    プログラムする意味もないじゃろうが、

博士:複雑で長い計算式や条件によって式が違ったり、
    繰り返しが必要だったりする時は、
    便利だったんじゃないかな。

かずみ:そういうものかしらね。

博士:そうじゃ、当時の技術者や学生はポケコンを駆使して
    さまざまな難問に挑んだものじゃ。

かずみ:...まあ、博士は想像力豊かに
    ゲームをやってたんでしょうけど。

博士:...当時わしはPB-100は持ってなったんじゃ、
    これは最近手に入れたものじゃ。

かずみ:じゃあ、博士はもっぱらパソコン派だったわけ?

博士:まあ、そうでもないんじゃな、これが...

博士:ちょっと無理して
    画期的な機能を持つ高級ポケコンを使ってたんじゃ。

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。



copyright © 2017 ドクターアキヤマのレトロな計算道具たち all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。