プロフィールにゃ

ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


カレンダーにゃ

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

最新の記事にゃ


最新のコメントにゃ


最新のトラックバックにゃ


月別のアーカイブにゃ


カテゴリにゃ


まとめ
DATE: CATEGORY:スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
DATE: CATEGORY:機械式計算器
これぞ文武(頭と体)両道の極み

クルクル回る...機械式計算器1

クルクル回る...機械式計算器2

クルクル回る...機械式計算器3

クルクル回る...機械式計算器4

クルクル回る...機械式計算器5

クルクル回る...機械式計算器6

スポンサーサイト
DATE: CATEGORY:機械式計算器
ガチャガチャ、バタン、ガチャガチャ、
バタン、ガチャ、


博士:えっ~と、鍵は何番じゃったかな...

かずみ:多分、それもドラミちゃんの誕生日よ。

博士:おーそうじゃった、そうじゃった...
    なんてね~。

博士:こういつは違うんじゃ。
    わしと同じ、
    アインシュタイン博士の誕生日なんじゃ。

かずみ:...
    だから、誕生日はやめなさいって

博士:(6⌒∇⌒) てへっ。

かずみ:いい年したおっさんが
    ローラの真似しても可愛くないわよ。

博士:...

博士:そうじゃな。
    かずみくんにもバレてしまったし、
    “物騒”じゃからチャンジじゃ。

博士:ほれ、3m離れて。

かずみ:...



博士:これが、博物館級のお宝、
    タイガー計算器の第1世代のモデルじゃ。

博士:タイガー計算器の製造開始が大正12年(1923)、

博士:これは、シリアル番号から推測するに
    昭和2年(1927)製じゃと思が、
    計算結果が20桁表示できる高級品じゃ。

かずみ:昭和2年製、惜しいわね元年じゃないんだ~。

博士:チッ、チッ、チッ。

かずみ:...

博士:かずみくん、
    昭和元年は年末の1週間程しかなかったんじゃ。
    大正天皇が崩御されたのが12月25日じゃからな。

博士:つまり、昭和元年製造の品物が存在するかは
    微妙じゃな。

博士:事実上、昭和2年製が昭和のはじめの
    品物みたいなもんじゃ。

かずみ:ふーん。
    確か昭和64年も1週間しかなかったって
    聞いたけど、昭和元年も1週間しかなかったんだ。

博士:まあな。

かずみ:でこの博士の“自称博物館級”のお宝なんだけど、
    どのぐらいの値段だったの?

博士:よく、2階建ての木造住宅一軒分と
    いわれとるが...

かずみ:えっ、家一軒分...

博士:でも良く調べて見ると
    500円程度で売られたらしいから、

博士:家一軒はちと大げさかもしれん。
    まあ、サラリーマンの年収ぐらいの価格じゃな。

かずみ:あーびっくしした...
    って...ね、年収...

かずみ:このクルクル肉体労働の計算器が
    1年分のお給料と一緒...

博士:まあ、だから、国の機関とか
    財閥系の大企業とかに納入されたもんじゃろう。

博士:少なくとサラリーマンが
    個人で買えるもんじゃなかったんじゃ。

かずみ:なるほどね~。
    計算ってお金がかかったのね~

かずみ:で、これ、下に板が付いてるみたいだけど、
    博士のお手製?

博士:ちがうわ。
    これも品物と一体じゃ。

博士:第1世代は別名板付きモデルとも言われておって、
    最初から板に固定されて売られとったんじゃ。

博士:それに数値をリセットするレバーが
    蝶型をしとるのも第1世代の特徴じゃ。

博士:まあ、ここら辺は外国製品を
    “大いに参考”にしとるらしい。



かずみ:あっ、これが虎マークね。

博士:そうじゃ、第2世代より精悍な顔を
    しとるじゃろう?

かずみ:う~ん。
    そうねぇ~...

かずみ:よーく見ると微妙に違うかな~。
    より、可愛らしいというか...

博士:...
    やっぱり、かずみくんの基準は
    わしにはさっぱり理解できんな~。

かずみ:ところで、博士っ、

博士:なんじゃ。

かずみ:機械式計算器って、タイガー計算器しかないの?

博士:そんな事はない。

博士:機械式計算器=タイガー計算器
    みたいに思っている人もいるが、

博士:タイガー計算器はあくまでも商品名じゃ。

博士:一般名は機械式計算器とか
    手回(廻)し計算器じゃな。

博士:計算尺のヘンミみたいに、
    タイガー計算器が機械式計算器界の
    最大シェアを誇ったんじゃ。

博士:実際には、いくつかの会社が機械式計算器を
    発売しとった。

博士:日本計算器、タイヨー計算機、パイロット、東芝...

かずみ:えっ、
    東芝ってあの電気メーカーの東芝?

博士:そうじゃ。
    東芝も機械式計算器を作ってたんじゃ。

博士:この前仕事で行った川崎の東芝科学館にもあったぞ。

博士:展示してあるぐらいじゃから、
    歴史的に意味のある機械なんじゃろう。

博士:そうじゃな、えっとこれじゃ、



博士:科学館に展示してあったのは、
    後継機のモデルじゃが、

博士:これは、その原型の“東京電気株式会社”が発売した、



博士:ブルスター計算機じゃ。

かずみ:東芝じゃないじゃない。

博士:チッ、チッ、チッ。

かずみ:...

博士:東京電気は
    現在東芝テックと社名を変更しとるが、
    もともと東芝の姉妹会社なんじゃ。

博士:後にブルースター計算機は、
    東芝ブランドで発売されとる。

かずみ:でも、東芝も機械式計算器を
    売っていたなんて驚きね。

博士:まあ、当時はこれが“計算機”だったんじゃ。

かずみ:なるほどね~。

かずみ:さて、どれを借りていこうかな~。
    やっぱり初号機よね~。

かずみ:ありがとね、博士。
    じゃあ、またね。

博士:ああ、それじゃまたな...
    って、駄目じゃそれは...

博士:コラ~、
    3m離れてろって言ったのに、
    何時のまにそんなに近づいとるんじゃ。

かずみ:いいじゃない。
    “自称”価値がある品物なんでしょう。
    舞台で私が活用してあげるわよ。

かずみ:スポットライトを浴びるわよ~
    まあ、私のオマケだけど。

かずみ:よっこらせっと、
    ~~_('○';)おっとっと
    (;'○')_~~おっとっと

博士:た、たのむからやめてくれ~

かずみ:冗談よ、冗談、落したりしないわよ。
    じゃあね、ヘ(* - -)ノ

バタン

博士:くれぐれも大事に扱ってくれよ~。
    かずみく~ん、大事にな~


にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ            
にほんブログ村 <ポチッとm(._.)m
DATE: CATEGORY:機械式計算器
博士:えっ~と、鍵は何番じゃったかな...

かずみ:これも金庫に入れてるんだ?

博士:まあな、第三世代はたいした価値はないが一応な。

博士:はて、何番じゃ、うーん???

かずみ:どうせ、博士のことだから
    奥さんの誕生日とか何かじゃないの?

博士:マイハニーの誕生日...おう、そうじゃやった。

かずみ:ハニーって...

かずみ:ところで、博士、暗証番号に誕生日は
    “ぜぇっ~たい使わないでください”って
    あちこちに書いてあるわよ。

博士:そうじゃな、無用心じゃな。
    じゃ、変えとくか。
    何にしよう...電話番号...

かずみ:そうそう、
    電話番号もぜぇっ~たい使わないでくださいってよ。

博士:(=◇=;)ぎくっ...
    さて、チェンジ、チェンジと。   

博士:ちなみにハニーの誕生日は
    ドラミちゃんと一緒なんじゃ。

かずみ:はい、はい。

博士:やっと、出てきた、これじゃ。

博士:昭和28年(1953年)に製造された
    タイガー計算器の第3世代のモデルじゃ。





博士:さっきも言ったように
    昭和28年から定価35,000円を
    維持したはずじゃから
    多分、そのぐらいじゃろう。

博士:まあ、新人の給料の4ヶ月分ぐらいじゃ。

かずみ:えーっ!!
    1ヶ月分でも十分びっくりなんだけど、
    4ヶ月分...

かずみ:誰がこれをほしがるわけ?

博士:さすがに個人で買うのは大変だったかもな。

博士:だが、企業や研究所などにはとっては、
    買えない値段でもないじゃろう。

博士:当時はまだ戦後10年も経っておらんからな、
    日本を復興するために“計算”は必須だったんじゃ。

博士:さっき、かずみくんも試したように、
    誰でも使えるのがこの計算器の特徴じゃからな。
    ソロバンが苦手な人でも使えるというわけじゃ。

かずみ:それにしても4ヶ月分の給料よねぇ~。
    まあ、いいけどね。

かずみ:で、やれる事は一緒なの。

博士:まあ、一緒じゃ。
    これは高級機じゃから連乗機能も付いとるしな。

博士:同じ世代の中でも
    機能に違いのあるモデルもあるんじゃ。

博士:連乗機能を省いて安価にするとか、
    微妙に改良されたりもする。

かずみ:でも、こうなると
    いよいよ鉄の塊って感じよね。
    ツマミも金属で出来てるみたいだし。

博士:まあな、実は重いって事も大事だったんじゃ。

博士:少しぐらい工夫して計算しても、
    ツマミを回転させて計算するのが本質じゃから、
    軽いと本体も支えないといけないじゃろう。

博士:机の上でどっしりして動かない方が
    扱い易いんじゃ。

かずみ:ふ~ん、でも、給料の4ヶ月分よねぇ~。

博士:...

かずみ:で、ね、博士っ、
    ちょっと疑問があるんだけど?

博士:なんじゃ?

かずみ:これ、虎マークじゃないわよね。



博士:まあな、虎マークが使われとったのは
    第2世代までじゃ。

博士:これは、第3世代の機械じゃから、
    虎マークじゃなく“Tiger Calculator”と
    ロゴが彫ってあるんじゃ。

かずみ:虎マークが見たいんだけど...

博士:虎マークの計算器な。

博士:...
    見せるだけじゃぞ。

かずみ:オッケー、オッケー見るだけね。

博士:絶対に貸さないぞ。

かずみ:わかったわよ。見るだけよ。

博士:触っても駄目じゃぞ。

かずみ:わかったって。
    もう、しつこいわね。

博士:じゃあ、ちょっとだけじゃぞ。

ガチャガチャ、カシャン、ガチャガチャ、
カシャン、カリカリ、ガチャガチャ、


かずみ:久しぶりにでてきたわね。
    博士の「超~貴重。絶対に手放さないわ。
    いつまでも一緒よBOX」ね。

博士:あたり前じゃ。
    貴重品なんじゃよ。

かずみ:博士にとってはそうでしょうけど、
    普通の人にとってはねぇ~

博士:ん、なにか言ったか?

かずみ:何も言ってないわよ。
    早く見せてよ。

博士:いや、そうなんじゃが、
    金庫の番号が...

かずみ:ドラミちゃんの誕生日よ。

博士:あ、そうじゃったな、えっ~っと...

博士:て、駄目じゃん、わし。
    ばればれじゃん。

博士:こっちの番号もチェンジ、チェンジと。

博士:よし、オッケーじゃ。

博士:じゃあ、披露するぞ。
    触るんじゃないぞ。

かずみ:わかったって。

博士:息も吹きかけるんじゃないぞ。

かずみ:...

かずみ:はやく出しなさいよ!!



かずみ:これ、さっきまでのと比べて
    ずいぶん小さいのね。

博士:まあな。

博士:これは、第二次世界大戦が始まった
    昭和14年(1939)に製造された
    第二世代のタイガー計算器じゃ。

博士:さっきも言ったように、
    同じ世代でも色んなモデルが発売されとる。

博士:これは、計算結果が12桁しか表示できない
    小型のモデルじゃ。
    それに連乗機能も付いていない。

博士:つまり価格を抑えた作りになっておる。
    でも、今となっては生産数も少ない貴重品じゃ。

かずみ:へ~っ。

かずみ:でも、小さいわりに結構重いわね。

博士:そうじゃろう。
    第一世代、第二世代のタイガー計算器は
    金属の固まりじゃからな。
    腰にくるぐらいずっしりと重く...って、

博士:こらー、
    触るなって言ったじゃないか。

かずみ:大丈夫よ、そんな落としたりしないわよ...

かずみ:~~_('○';)おっとっと

博士:)゚○゚( オ・ノー

かずみ:冗談よ、冗談。

博士:まったく、心臓に悪いじゃろう。

かずみ:あっ、これがその虎マークね。



博士:そうじゃ。
    大きく口を開けた虎の顔が彫ってあるじゃろう。

博士:もともと機械式計算器は、
    欧米で発達したもんなんじゃ。

博士:第一世代のタイガー計算器は
    それらの製品を参考に開発されたらしいが、
    工作精度も甘く品質も今ひとつだったらしい。

博士:だが、この第二世代ぐらいから
    世界レベルの計算器となり、
    その後、独自の創意工夫で発展したんじゃ。

かずみ:へ~っ。
    でも、この虎良く見ると
    かわいい顔しているわね。

博士:...
    ちょっとその基準が理解できんが...

博士:じつは、第一世代と第二世代では、
    微妙に虎の顔も違うんじゃ。

かずみ:( ̄- ̄)にやり、
    ふーん、顔が違うんだ?

博士:そうじゃ、第一世代の方がより精悍な...

博士:いやぁ~確か何かで見たんじゃが...
    精悍じゃったような気がするな~。
    良く知らないんじゃけどぉ~。

かずみ:見るだけだから。

博士:え~っ。
    あ、あれは、本当にわしのお宝なんじゃ。

かずみ:わかった、わかった。
    じゃあ、1m離れてるから。

博士:...
    だめじゃ、3mは離れるんじゃ。

かずみ:わかったわよ、3mね。
    ( ̄- ̄)にぃー

博士:えっ~と、
    貸し金庫の鍵は何処じゃッたかなぁ~

かずみ:えっ、貸し金庫に入れてるの???

博士:冗談じゃよ。隠し金庫の中じゃ。

博士:ちょっと、反対を向いとくんじゃ。

かずみ:まったく、大げさね。
    わかったわよ。

博士:ふーっ、しょうがないな~


にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ            
にほんブログ村 <ポチッとm(._.)m
DATE: CATEGORY:機械式計算器
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。





かずみ:たしかに、さっきのよりレトロっぽいわね。

博士:そうじゃろう。
    これは、タイガー計算器の第4世代で、
    昭和36年(1961年)に製造された物じゃ。

博士:さっきの第6世代のモデルと同じように
    連乗機能付きの高級タイプじゃ。

博士:価格も同じく35,000円。
    つまみの一部にプラスチックが使われておるが、
    外装もほぼ全て金属じゃ。

かずみ:形は全然違っているけど値段は一緒なんだ?

博士:そうじゃ。実はタイガー計算器は昭和28から
    昭和45年の製造終了まで
    同じ定価を維持したんじゃ。

博士:高度経済成長で物価がどんどん上昇する中で、
    価格の維持は大変じゃったろうな。

博士:じゃから、第5、第6世代と進むと
    チープな...
    コストを意識した作りになっていくがな。

かずみ:一つ疑問があるんだけど?

博士:なんじゃ?

かずみ:さっきから、何年製造とか言ってるけど、
    何処にも書いてないんですけど。
    
かずみ:計算尺みたいに記号かなにか付いてるの?

博士:なんじゃ、そんなことか。

博士:シリアル番号が振ってあってな、
    その番号から製造年が特定できるんじゃ。

かずみ:なぁーんだ。
    また暗号みたいな規則があるのかと思った。

かずみ:で、この計算器だけど、
    さっきの物と使い方は一緒なの?

博士:ほんの少しだけ違いもあるが、
    基本は一緒じゃよ。

博士:四則演算じゃったら何でもござれじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    これならレトロっぽくていいかもね...
    使い方も一応覚えたし...

かずみ:でも、博士...

かずみ:これが4世代目ってことは、
    まだ古い物もあるってことよね?

博士:そうじゃ。

博士:タイガー計算器は
    第一世代が大正23年の発売時から
    昭和6、7年頃までに製造されたモデルで、
    超貴重品じゃ。

博士:製造台数も少なく、
    年収分ぐらいの値段がしたんじゃ。

博士:製造番号59番が有名じゃ。
    国立科学博物館に収蔵・展示されており
    情報技術遺産に認定されているぐらいじゃ。

かずみ:...

博士:その後、太平洋戦争後の昭和25年ぐらい、
    までに製造されたものが、
    よく戦前モデルと称される第2世代の機械じゃ。

博士:この第2世代のモデルまでは
    別名虎印の計算器と称されて、
    虎の顔のマークが入っておる。

博士:ほれ、この第4世代の計算器には
    Tiger Calculatorって刻印されとるじゃろう。



博士:第2世代までは虎の顔が彫ってあるんじゃ。

かずみ:...

博士:実は、タイガー計算器は、
    当初虎印計算器として売り出したんじゃ。

博士:ところがさっぱり売れなかったらしい。
    当時は国産品は“駄目”と言う時代じゃ。

博士:そこで、すぐに“TIGER BRAND”と
    舶来品ぽく改名したんじゃ。
    そしたら少しずつ売れ始めたという話じゃ。

博士:国立科学博物館に展示されとる
    No.59もTIGER BRANDと刻印されとる。

かずみ:...

博士:そして、第3世代のモデルになる。
    実はこの第3世代まで基本色は黒なんじゃ。

博士:ただし、第3世代の一部には
    第4世代と同じ灰色のモデルもあるがな。

博士:それに第3世代から歯車の計算機構に
    大きな改良が行われて...

かずみ:もう、いいです。
    別にそれほど興味がある話じゃないので。

博士:...

かずみ:しかし、良く調べてるわねぇ~
    変人というか、何というか...

博士:まあ、わしの計算道具コレクションの原点は
    機械式計算器じゃからな。

かずみ:...
    こんなでかくて、重い物をねぇ~

かずみ:まあ、世の中には、
    物好きな人もいるからね。

かずみ:博士、奥さんとラブラブなのよね?

博士:...

かずみ:で、またどうして、こんなガラクタ...
    機械式計算器なんて集めようと思ったの?

博士:話せば長くなるが、

かずみ:...

博士:さすがに、
    現役で機械式計算器を使った世代じゃないが、
    一つ上の世代ぐらいまでは科学・技術計算にも
    必需品だったんじゃ。

博士:今でも大学の研究室の棚の奥に
    ころがったりしとるんじゃ。

博士:わしの恩師もそんな計算器を
    持っておってじゃな...

かずみ:はい、もう、いいです。
    雰囲気はつかめましたんで。

かずみ:続きは家でほら、
    ラブラブの奥さんにでも話してあげてください。

かずみ:で、話は戻るけどね、
    第1世代~第3世代の計算器は持ってないの?

博士:...

博士:さっきも言っように、貴重品なんじゃ。

博士:特に虎マークの第2世代以前の物は
    コレクター垂涎の的なんじゃ。

博士:オークションでも数万円はするぞ。

博士:第1世代で稼動品になると、
    2桁か多くても3桁の前半ぐらいしか
    現存して無いはずじゃ...

かずみ:だから、講釈はいいから。
    持ってるの?持ってないの?

博士:...

かずみ:何も言わないってことは、
    どれかを持ってるのね。

かずみ:じゃあ、はい。

博士:いいじゃないか、その第4世代で、
    十分レトロっぽいし。

かずみ:いや、私は黒が好きなのよ。
    黒が。

かずみ:では、はい。

博士:え~っ、あれを貸すのぉ~。

かずみ:そう、“あれ”を私に貸すの。

博士:...
    え~っと、あれは、何処じゃったかな~
    え~っと...

かずみ:いいかげん、もったいぶらないで。
    ちょっと引っ張りすぎよ。
    読者が逃げちゃうわよ。

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはず...じゃったかな~
    それともあそこら辺じゃったかな~

かずみ:まったく、あきらめが悪いわね、
    コレクターのサガとして
    本当は見せたいんでしょう、はい。

博士:...
    しょうがないなぁ~。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ            
にほんブログ村 <ポチッとm(._.)m
DATE: CATEGORY:機械式計算器
博士:割り算も簡単じゃぞ、
    何回引けるかを計算するだけじゃ。

博士:そうじゃな、352÷64を計算してみるかのう。

博士:まず、352をセットするんじゃ。

かずみ:足し算や掛け算の時と同じように、
    レバーでセットすればいいわけね?

博士:そうじゃ。

かずみ:カチャ、カチャ、カチャ。
    はい、352、それで?



博士:つぎにその352を足し算の時のように
    レバーを1回転させて下にコピーじゃ。

かずみ:はい、はい、クルリっと。



かずみ:で?

博士:この数字から64を何回引けるかを求めれば
    割り算の答えが求まるわけじゃ?

かずみ:...
    ...???

博士:ま、やってみるんじゃ。

博士:今度は64をセットして、

かずみ:カチャ、カチャ。



博士:今度は、足し算と逆の反時計回転させれば
    引き算んじゃ。

かずみ:じゃあ、まず1回転と。


かずみ:なるほどね。
    352 - 64で288ってなるわけね。

博士:それに引き算モードになってるから、
    今度は引いた数が左側に表示されるんじゃ。



かずみ:そっか、1回ひいたから“1”なわけね。

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあ、これで回転させながら
   何回引けるかを確認していけばいいわけね。

博士:まあ、本来はそうなんじゃが、
   この機械は優秀じゃから、
   何も気にせずぐるぐる回していいぞ。

かずみ:本当、何も気にしなくて、ぐるぐるいいの?

博士:そう、ぐるぐるじゃ。

かずみ:よっしゃ、ぐる、ぐる、ぐる、ぐる、ぐる



かずみ:ほら、博士、大福が温まったわよ。

博士:べつに、そんな物は温めとらん。

かずみ:だって、今“チーン”って。

博士:これは、引き過ぎましたの合図じゃ。

かずみ:???
   どうゆうこと?

博士:表示をみるんじゃ。

かずみ:表示?



かずみ:6回引いてますけど?

博士:そっちじゃなく、右側の引いた後の結果じゃ。
    


かずみ:“・・・99968”?
   なにこれ?

博士:0を32下回ったんじゃ。

博士:じゃから、引きすぎましたってことで“チン”って
   合図をしてくれたんじゃ。

かずみ:ふ~ん、賢いじゃない...

かずみでも、引きすぎた後に教えてくれても困るじゃない。
   先に教えてくれないでどうするの。

かずみ:車だってぶつかった後に、
  「衝突しました。」ってナビが教えてくれたら
   腹が立つだけよ。

博士:大丈夫じゃ。
   タイムマシンに乗るんじゃ。

かずみ:...

博士:冗談じゃ。
   1回戻すんじゃ。
   つまり、足す方向、時計回りに1回転じゃ。

かずみ:えっ足す方向に...
   じゃあ、くるりっと。



かずみ:また、音がしたわよ。

博士:まあな。
   今度は“・・・99968”に64を足したんで
   桁が溢れたからな。

博士:この計算器は“0”を下回ったとき、
   または桁が溢れて“0”を越えた時に
   “チン”って音がするんじゃ。

博士:その合図に従えば
   割り算も機械的にできるんじゃ。

かずみ:...

かずみ:ちょっと何言ってるか分からないけど、
   まあ、割り算ができるわけね。





かずみ:で、“5”と“32”って事は...
   そうか352÷64は、
   商が5で余りが32ってわけね。

博士:その通りじゃ、今回は物分りが良いのう。
   不気味じゃな、
   なにか悪い物でも食べたんじゃないか?

かずみ:...

かずみ:で、もうちょっと大きい数の割り算は
   どうやるの?

かずみ:そうね...例えば、65,254÷54とか...

かずみ:そうか65,254ってセットして...
   ぐるぐる回せば良いわけね!!

博士:まあ、それでも計算できるが...

かずみ:じゃあ...って、
   もうその手には引っかからないわよ。

かずみ:もっと簡単な方法があるんでしょ。

博士:ちぇっ、まあな。

かずみ:「ちぇっ」じゃないわよ。
   また、しずちゃんパンチが飛んでくるわよ。

博士:わっかった、わかった。
   筆算で割り算する時と一緒じゃ。

かずみ:筆算で割り算...

かずみ:まあ、そんなことをやってた時代もあったかな~。
   懐かしいな~、セピア色の思い出てやつぅ。

博士:...

博士:しょうがないな~。
   ほれ、思い出すんじゃ。
   位の大きい方からいくつ掛けた値まで
   引けるかを見極めて...

博士:でその値を引いて...
   つぎに下の位に行って、
   また、いくつ掛けた値を引けるかを見極めて...

かずみ:(´・ω・`)???

博士:...
   じゃあ、やってみるぞ。

博士:まず、65,254と54をセット、
   これは良いな。





かずみ:あは~ん。

博士:そして位を千のところまでずらして、
   2回転引くと“チン”じゃ。

博士:68から54は1回しか引けない、
   そこで逆回転すると
   余りは“11,254”ってなるわけじゃな。



博士:つまり、商の千の位は“1”ってことじゃ。



かずみ:...

博士:で、位を百の桁にしてチンとなるまで引き算じゃ、
   すると3回転で“チン”。

博士:1回転戻して、余り“454”じゃな。
   商の百の位は“2”じゃ。





博士:で、今度は十の位で回すんじゃが
   1回転で“チン”じゃ。

博士:まあ、当たり前じゃな、
   45から54は引けないんじゃから。

かずみ:...

博士:で、最後に一の位で引き算すると...
   9回転でチンじゃ。

博士:で、一回戻すと。
   以上で、完了じゃ。
   65,254÷54は商が1,208で余りが22じゃ。





博士:どんなもんじゃ。
   簡単じゃろう。

かずみ:う~ん......
   ......

かずみ:単純に回転させてっちゃだめ?

博士:そうじゃな、
   1,208回転させる体力があれば、
   別にかまわんぞ。

かずみ:...
   わかっわよ、ちょっと貸して、
   自分でやってみるから。

かずみ:ガチャガチャ、ぐるぐる...チーン、

かずみ:ガチャガチャ、ぐるぐる...チーン、

   ----------------------------------
   ----------------------------------

かずみ:なるほどね。
    まあ、慣れれば使えそうね。

博士:そうじゃろう。
   何せ...

かずみ:35,000円の高級機種だからね。

博士:...

博士:まあ、こんな感じで、
   四則演算は機械的にできるんじゃよ。
   その気になれば平方根も開けるんじゃぞ。

かずみ:平方根???

博士:ルートじゃよ。

博士:タイガー計算器のシリアル番号は
   最後は50万弱に達したしな。
   かなりの数が出回ったんじゃ。

かずみ:でも、かなり高いわよね。
    35,000って月給ぐらいって言ってたじゃない。

博士:まあな。
   それでも発売当初の電卓より
   はるかに安かったんじゃよ。

かずみ:ところで博士...

博士:なんじゃ?

かずみ:この機械ってプラスチックよね。

博士:まあ、外装はな。
   中は金属の歯車だらけじゃ。

かずみ:“萌えよ鹿鳴館”にふさわしい
   レトロチックな機械式計算器は
   持ってないの?

博士:大体、鹿鳴館は明治じゃ。

博士:タイガー計算器が最初に売りに出されたのは
   大正末期じゃから、
   時代が合わないのは当たり前じゃ。

かずみ:別にきっちり合わなくていいから、
   もうちょっと何かこうレトロっぽいのを...

博士:う~ん...しょうがないな~

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


にほんブログ村 その他趣味ブログ 昭和レトロへ            
にほんブログ村 <ポチッとm(._.)m

copyright © 2017 ドクターアキヤマのレトロな計算道具たち all rights reserved.Powered by FC2ブログ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。