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ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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まとめ
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DATE: CATEGORY:加算器
何これ?リターンズ...電動加算器1

何これ?リターンズ...電動加算器2

何これ?リターンズ...電動加算器3

何これ?リターンズ...電動加算器4

何これ?リターンズ...電動加算器5

何これ?リターンズ...電動加算器6

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DATE: CATEGORY:加算器
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。





博士:これがタイガー計算器が販売した電動加算器じゃ。
    “Tiger Calculator”っていうロゴが付いとるじゃろう。

かずみ:確かにTigerって書いてあるわね。

博士:ロゴの形状も第五世代以降のタイガー計算器と
    良く似とる。



かずみ:でも、タイガー計算器って
    手廻し計算機以外も作ってたんだ。

博士:そうなんじゃ。
    電動計算器や加算器も製作していたんじゃ。

博士:でも、電動計算器は高価で今ひとつ普及しなかった。

博士:電動加算器に至っては、
    大手の電機メーカーも参入したから
    少量しか売れなかったみたいなんじゃ。

博士:これもロゴや外箱から、
    タイガーの加算器と認識できるが、
    発売時期や価格などの詳細が不明なんじゃ。

博士:まあ、レア物じゃな、レア物。
    オ~ッ、ホッ、ホッ、ホッ。
    (‐^▽^‐)

かずみ:...
    じゃ、早速スイッチを入れて。

博士:無駄じゃ、壊れとる。

かずみ:...

かずみ:えっと、色んなメーカーが参入したのね。
    これがタイガー製で、さっきのが東芝、
    最初のがシチズン製と...

博士:そうじゃな、他にも...
    あ、あの会社を忘れとった!!

博士:じゃあ、かずみくん、
    計算尺で有名な会社と言えば?

かずみ:...ヘンミだったかしら。

博士:その次に有名な会社は?

かずみ:...憶えてない。

博士:...

博士:じゃあ、カウンター式手動加算器と言えば?

かずみ:...腱鞘炎!!

博士:連想ゲームじゃないから...

博士:つくった会社は?

かずみ:...憶えてない。

博士:ともにリコーじゃ。

かずみ:あ、そう言われればそうかもね。
    まあ、弘法も筆の誤りってことで...

博士:...
    意味不明の例えがじゃが、

博士:電卓も作ってたし、
    リコーは色んな計算道具に手を出してたんじゃ。
    まあ、“リコーグループ”というのが正しいじゃろうが。

かずみ:わかったわ。
    ようするに博士が言いたいのは...

かずみ:リコーが作った...

博士:そう、そう...

かずみ:“炊飯器”があると。

博士:...

かずみ:冗談よ。

かずみ:電動加算器でしょ。

博士:そうじゃ。





博士:これが昭和43年(1968年)頃に
    売られていたRICOMAC201じゃ。

博士:価格は不明じゃが、
    姉妹機のRICOMAC211が
    定価42,500円だから、
    似たような価格だったのじゃろう。

かずみ:これは値段が分かる電動加算器なのね。

博士:まあ、正確には姉妹器の価格じゃがな。

かずみ:でも、昭和43年っていったら
    電卓もそれなりに安くなってたんじゃ
    なかったっけ?

博士:そうじゃな。
    昭和42年発売のSOBAX ICC-500が
    260,000円。

博士:昭和43年発売のCanola1200が126,000円だから、
    まあそろそろ電動加算器も
    退場の準備ってとこじゃな。

かずみ:つまり、博士が何度も言ったように、
    消えていく運命なわけね。

博士:昭和44年には10万円を切る電卓も現れるし、
    電卓が5万円を割ったオムロンショックは
    昭和46年じゃ。

博士:どう考えても電動加算器じゃ
    電卓にたちうちできないわな。

かずみ:まあ、そうね。
    最初の頃の電卓は
    色々な意味で“個性的”だったけどさすがにねぇ~。

博士:そうそう、“RICOMAC”とうブランドは
    後にリコーの電卓に受け継がれるんじゃ。

かずみ:...

かずみ:無駄、無駄、無駄、無駄...知識。

博士:...

博士:RICOMAC201は電動加算器としては、
    後期の機種じゃから、
    初期の加算器と比較して
    コンパクトになり静穏化しとる。

博士:だが、もともとインパクト式の印字方法は
    五月蠅いんじゃよ。

かずみ:つまり、電動加算器は、
    うるさくて、大きくて、
    使い勝手が悪かったというわけね。

博士:そう言われると身も蓋もないがな...

かずみ:じゃあ、飽きてきたし
    そろそろ帰るわね。

博士:そうじゃな...
    そうか、かずみくんも
    この4月から2年度生じゃな。

かずみ:そうよ。

博士:どうじゃった。
    秋学期の成績は?

かずみ:...楽勝よ。
    単位もいくつかしか落としてないわよ。

博士:そうか、よかった、よかった...って、
    いくつか落としたんかい。

かずみ:まあ、猿も木から落ちるってやつ。

博士:...
    4年で卒業できるように
    頑張るんじゃな。

博士:ちなみに、教えておくが、
    大学は“8年間”までしか在籍できないからな。

博士:バイトやサークル活動も結構じゃが、
    学生の“本分”を忘れないようにな。

かずみ:...

博士:じゃあ、またな。

かずみ:博士っ、

博士:ん、なんじゃ?

かずみ:燃えないゴミの日って何時だっけ?

博士:学内では燃えないゴミじゃなくて資源ごみじゃが、
    大量にある場合は連絡すると取りに来てくれるぞ。

かずみ:あ、そう。
    連絡すればいいわけね。

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあね、博士。

博士:じゃあな、勉強するんじゃぞ。

かずみ:...

~~~~~~~~~~~~~~~~
   
コン、コン、

博士:はい。

ガチャリ

??人:すみません。

??人:資源ごみが大量にあるから
    回収してくれっていわれて来たのですが...

博士:えっ、資源ごみ???

かずみ:はい、ちょっと、どいて、どいて。

かずみ:ここにあるの全部です。

かずみ:変なキーが付いてて中にモーターが入った
    機械達ですけど、
    壊れてる物ばかりなので
    全部持ってっちゃって下さい。

??人:あっ、これですね、分かりました。
    ヨッコラセっと...

??人:でも、随分古そうな機械達ですね。

かずみ:たんなる小汚いガラクタですよ。

??人:じゃあ、どうも。

バタン

博士:え~~~~~っ。


DATE: CATEGORY:加算器
博士:ところで、かずみくん、

かずみ:ん?なに?

博士:パソコンのプリンターって
    どうやって印字するかしっているか?

かずみ:スイッチを入れて、
    印刷を選べば印刷してくれるけど。

かずみ:まあ、インクもすぐ切れるし、
    たまに紙詰まりしたりするけどね。

博士:...まあ、良いわ。

博士:普及型はインクジェット方式だから、
    ノズルからインクを噴出して印刷する方式じゃな。

博士:小さなインク液の粒の集まりで文字とか絵を
    表現しとるわけじゃ。

かずみ:ふ~ん。
    じゃあ、そのインクを補給するのが
    インクカートリッジなわけね。

博士:その通りじゃ。

かずみ:じゃあ、インクがすぐ無くなるし
    インクカートリッジが高いのはなぜ?

博士:...まあ、大人の事情があるんじゃろう。
    互換インクとか裁判沙汰にまでなっとるしな...

かずみ:久しぶりにでたわね。
    大人の事情ってやつが。

博士:え~っ、でじゃ、
    実はインクジェットが主流になる前は
    ドットインパクト方式のプリンタが
    普及していたんじゃ。

かずみ:つまり、インクを飛ばすやつじゃないってこと?

博士:そうじゃ。
    染み込ませたテープが付いておってな、

博士:そのテープの片側から
    文字や絵の形を強く押し付けると
    反対側の紙にその形が印刷されるわけじゃ。

かずみ:???

博士:そうじゃな...
    領収書とか申込書みたいなイメージかな。

博士:1枚目の紙に文字を書くと、
    2枚目にも印刷されるような...

かずみ:お母さんやお父さんがたまに言っている
    カーボン紙とかいうやつ?

かずみ:紙と紙の間に挟むとコピーができるとか...

博士:そうじゃ、そうじゃ。

博士:インクの無いペンでサインしたら、
   1枚目にはサインが無いのに2枚目に
   サインが浮かび上がるはずじゃ。

博士:今はカーボン紙を使うこともまれじゃが、
    電子メールで参考に送る相手を指定する
    “cc:”はカーボンコピーの略で“cc”なんじゃ。

かずみ:...
    役に立たない“無駄”知識ってやつね。

博士:...せめて豆知識...

かずみ:確かに、
    たまに、爪なんか押し付けちゃって、
    2枚目に印刷されちゃうことがあるものね。

博士:ドットインパクト方式は、
    色んな文字や絵を“ドット”つまり点の
    集まりで印刷する方式じゃ。

博士:つまり、点の集まりでできた
    文字や絵の形をインクリボンに押し付けて
    反対側に印刷するわけじゃ。

かずみ:点でてきた絵ねぇ~
    “ピクロス”みたいな感じ?

博士:ん?
    きゅうりの漬物がどうかしたのか?

かずみ:...知らないならいいわよ。

博士:で、限られた種類の文字でよければ、
    ドットじゃなくて、活字を直接...

かずみ:博士、話が長いんですけど...
    ちょっと端折ってくんない。

博士:...
    そのインクリボンが乾いてるんじゃよ。

かずみ:つまり、押し付けても写らないってことね。

博士:そうじゃ。

かずみ:やっと話が最初に戻ったわね。
    軽くデジャブっぽいけど。

かずみ:で、インクリボンって汎用品じゃないの?

博士:基本的にはその機械の専用品なんじゃよ。

博士:メーカーが製造をやめちゃえば、
    おしまいじゃ。

博士:諦めるのも癪だしなんとかならんかと
    枯れたインクリボンを取りだしたんじゃ。

かずみ:直しても役に立たないんだから、
    素直に諦めればいいのに...

博士:...
    それが、これなんじゃよ。



かずみ:わっ、きったないわね。
    博士のスーツみたいにヨレヨレのボロボロじゃない。

かずみ:で、この黒赤のテープみたいなのが、
    そのインクリボンとかいうやつなわけね。

博士:そうじゃ。
    ナイロン製で上下に分けて
    黒と赤と2色のインクを染み込ませたものじゃ。

博士:完全に乾燥してしまっててな。

かずみ:つまり、押しても引いても
    インクがつかないってわけね。

博士:まあ、引く事はないが、その通りじゃ。

博士:黒一色なら、古いプリンタのインクリボンでも
    漁ればって思ったんじゃが、
    黒赤2色なんて見た事もないし...

かずみ:古いプリンタのインクリボンを漁るねぇ...
    で、やっと諦めたわけね。

博士:ところがじゃ...

かずみ:えっ、まだ続くの?
    今回は話をひっぱるわね~
    よほどネタがないのね。

博士:...

博士:世紀の大発見をしたんじゃ。

博士:この黒赤のインクリボンの規格は
    昔の英文タイプライターの
    インクリボンの規格と一緒なんじゃよ。

博士:専用品と言ったんじゃが、
    ある意味汎用品を使ってたんじゃな。

博士:まあ、リール径や止め具などは異なるようじゃが、
    リボンの幅や配色は同じなんじゃ。

かずみ:...
    まさか“昔の英文タイプライターの
    インクリボン”を買ったんじゃないでしょうね?

博士:当然、買うじゃろう。
    いつ買うの?
    今でしょうってなもんじゃ。

かずみ:...

博士:さすがにそこらへんの文房具屋には売ってないがな。
    通販でポチッじゃ。

かずみ:でもリールや止め具が違うんじゃ使えないじゃん。

博士:大丈夫じゃ、巻き直せばいいんじゃよ。

博士:インクリボンをリールから解いて
    電動加算器のリールに巻き直せば使えるはずじゃ。

かずみ:...

博士:で、これが手に入れた英文タイプライターの
    インクリボンじゃよ。



博士:ほら、黒赤の綺麗な2色じゃろう。

博士:それに、電動加算器の乾いたリボンと並べてみると



博士:幅もぴったり同じじゃ。

かずみ:...
    これを巻き直さないといけないというわけね。

博士:正確に言うと「巻き直した」んじゃ。
    すでに過去形じゃな。

かずみ:じゃあ、ここにあるのは?

博士:それは予備じゃよ。

かずみ:予備...

かずみ:つまり、ここまでの話を整理すると、

かずみ:博士は実用に耐えない物を、
    一か八か修理しようと挑戦したたわけね。

かずみ:インクリボンもそれなりの値段なんでしょう?
    使えなかったらどうするつもりだったの?
    どうせ直しても実用品じゃないんでしょう?

かずみ:それに予備まで買っちゃって。

かずみ:なんかね...
    博士が常識を超越した人にみえてきたわ。

博士:...いいんじゃよ。
    わしは賭けに勝ったんじゃ。

かずみ:そういう問題じゃないような気もするけど...

かずみ:つまりは動いたわけね...
    じゃあ、動かしてみせてよ。

博士:もう、使ってみたじゃないか
    このBC-43Hはわしが巻き直した
    インクリボンを使っているんじゃ。

博士:最初、手に入れた時は動いてるっぽいが、
    何も印字されなかったんじゃ。
    それが完動したじゃろう。

博士:完動だけに感動ものじゃ。

かずみ:...
    あっ、そう...

かずみ:でも、博士って労力の使い方がおかしいよ、絶対。

博士:そんな事は無いぞ。

博士:このブログを読んでいる皆様も
    電動加算器のインクリボンの代替方が
    分かって大助かりじゃろう。

かずみ:.........
    妄想するのは個人の勝手だけど、
    そんな人はいないでしょうね。

博士:...

かずみ:ところで、電動加算器って
    すぐ消えたって言ったわよね。

博士:ああ、そうじゃ。
    国産品が製造されたのは昭和40年前後から
    昭和40年代後半ぐらいまでじゃろう。

博士:でも、結構色んなメーカーがこの市場に
    参入したんじゃよ。

博士:実はタイガーも、
    電動加算器を売ってたんじゃよ。

かずみ:えっ、
    あの「炊っきったて」って宣伝している会社?

博士:...

かずみ:冗談よ。
    機械式計算器のタイガーよね。

博士:当たり前じゃ。

博士:え~っと、あれは、この棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


DATE: CATEGORY:加算器
博士:実はGloriaの説明書には画期的な方法が
    記載されているんじゃよ。

博士:まあ、端的に言うと
    割り算は掛け算であるってことじゃな...

かずみ:...
    そんなデタラメを言われても、

かずみ:「割り算=掛け算」って答えたら
    算数の通知表で“1”や“△”を
    貰うと思いますけど。

かずみ:博士はただでさえ見かけと言動が
    アレなんですから注意しないと

博士:...
    このGloriaの説明書にはな、
    “逆数表”が付いとるんじゃ。

かずみ:...ギャグ数表...
    “大笑い”とか“中笑い”とか判定するやつ?

かずみ:それとも、座布団を取る判定基準とか?

博士:よほどお笑いが好きなんじゃな。
    通りでわしの爽やかアメリカンジョークを聞きに
    よく来るはずじゃ

かずみ:...

博士:例えばじゃな、
    “5で割る”ってことは、
    “5分の1を掛ける”ことに等しいじゃろう。

かずみ:...
    ......
    ヽ( ̄д ̄)ノ

博士:じゃあ、11÷5はいくつじゃ?

かずみ:...
    ......
    0.22だと思います。

博士:その通りじゃ。

博士:じゃあ、5分の1を少数で表すと?

かずみ:...0.2。

博士:そうじゃな。
    じゃあ、11×(5分の1)は?

かずみ:つまり11×0.2だから...
    0.22です。

博士:そうじゃろう。
    つまり、“5で割る”ってことは、
    “5分の1を掛ける”ことに等しいんじゃ。

かずみ:...なるほどね。
    そう言われればそうね。

かずみ:11÷5ってつまり5分の11って事だもんね。
    分数を習ったときに聞いた気もするわ。

かずみ:つまり、“何たら”で割るって事は、
    “何たら分の1”を掛けるのと一緒なわけね。

博士:まあ、そういう事じゃが、
    その“何たら分の1”を“何たら”の
    逆数って言うんじゃ。

博士:この説明書には1から1000までの
    逆数が記載されとるんじゃ。



かずみ:ん~と...つまり?

博士:...
    やってみた方が速そうじゃな。

博士:じゃあ、352÷63を計算してみるかのう。

かずみ:...
    なぜいきなりその式が出てくるのか
    わからないけど、まあいいや。

かずみ:つまり、ここまでの話から推測すると
    352に63の逆数を掛けるって事なのかなぁ~

博士:まあ、そういうことじゃ。

かずみ:じゃあ、早速63の逆数を筆算で計算して...

博士:だから筆算で63分の1を出すんじゃ、
    計算器の意味がないじゃろう。

博士:この逆数表を使うんじゃ。

かずみ:あっ、なるほどね。
    だから逆数表が付いているわけね。



かずみ:え~っと、63の所に
    “.0158730”って書いてあるわよ。

かずみ:これが“63の逆数”ね。

かずみ:てことはつまり...
    352×0.0158730が答えってわけね?

博士:やっと、そこにたどり着いたか。
    その通りじゃ。

かずみ:なるほどね。

かずみ:じゃあ、まず...“T”でクリアね。
    そして...

かずみ:352をセットして、
    掛けたい数だけキーを...
    ???????

かずみ:博士、0.0158730を掛けるって、
    どうやるの?

かずみ:小数点がないし...

博士:まあ、小数点は“諦め”るんじゃな。

かずみ:あ、諦める???

博士:そう、そう。
    初代カシオミニでさえ小数点キーが
    なっかたぐらいじゃぞ。

博士:前にも言ように
    この時代は小数点は“頭の中”で計算するん物じゃ。
    “数の並び”が得られればオッケーなんじゃよ。

かずみ:小数点無しってことは?

博士:つまり、352×15873を計算するってことじゃな。

博士:だが、15873×352の方が手順が簡単なのも
    わかるじゃろう。

かずみ:......
    ヽ(´△`)ノ

博士:352×15873だったら、
    3520000×1+352000×5+35200×8+3520×7+352×3
    になるじゃろう。

博士:でも15873×352なら
    1587300×3+158730×5+15873×2ですむんじゃ。

かずみ:...なるほどね、まあ、確かにね。
    面倒なのは変わりないけどね。

博士:じゃあ、“15873”をセットして、
    その後“×”を2回押すんじゃ。

かずみ:苦労のわりに
    たいして報われそうになさそうな気がするけど...

博士:はい、文句を言わずにさっさとやって。

かずみ:わかったわよ。

かずみ:ポチ、ポチ、ポチ...



かずみ:それで、え~っと...次は...

博士:“0”を押して“×”を5回じゃ。

かずみ:わかってるって、うるさいな。
    ポチ、ポチ、ポチ...



博士:で...

かずみ:“0”を押して“×”を3回っと
    ポチ、ポチ、ポチ...



博士:で...

かずみ:これで、計算終了よね。
    え~っと、“C”で掛け算モードを終わって、
    “T”っと。



かずみ:はい、答えいっぱ~つ、
    “5,587,296”だってよ。

博士:かずみくんも、
    だいぶ操作に慣れたじゃないか。
    どうじゃ、電動加算器を買ってみては。

かずみ:お金をどぶに捨てるような事しないわよ。

博士:...

かずみ:で、博士、この結果は...つまり?

博士:小数点の位置を考えれば、
    “5.587296”って計算結果じゃろうな。

かずみ:じゃあ、“現代の電卓”で、
    352÷63は...ポチ、ポチ、ポチ

かずみ:“5.58730158…”だってよ。
    少し違うけど?

博士:まあ、逆数表自体桁数も少ないし、
    そんなもんじゃろう。

博士:説明書にも少数点以下4桁目で四捨五入すると、
    3桁まで“概ね”正解って書いてあるぐらいだしな。

かずみ:...


かずみ:でも、本当にこうやって割り算をやるの?
    ていうか、実際にやってたの?

かずみ:めちゃくちゃ面倒に思えるんだけど。

博士:まあな。
    慣れれば手早く出来たとは思うんじゃが...

博士:正直いうと説明書によって
    割り算の扱い方はまちまちなんじゃ?

かずみ:どういうこと?

博士:全く割り算に触れていない、
    つまり、潔く割り算は諦めている説明書もあり、

博士:機械式計算器と同じように、
    何回引けるかを計算する方法で割り算できるって
    解説する物もあり...

博士:割り算については特定の方法が
    決まっていなかったっていうか...

かずみ:つまり...
    やっぱり分からないや?

博士:まあ、これという決定打がなかったんじゃよ。

かずみ:はぁ決定打ね~...
    ん?博士って、そんなに色んな電動加算器の
    説明書持ってるの?

博士:説明書だけの物とか、
    本体が故障しているものも多いがな。

かずみ:...
    やっぱりマニアって理解に苦しむわ~
    っていうか理解したいとも思わないけどね。

かずみ:でも、故障、故障って
    電動加算器ってそんなに壊れ易い物なの?

博士:どうしても電気部品や稼動部分が劣化しててな。

博士:でも、本体の故障も問題なんじゃが、
    実はインクリボンが使用不能になっているもの
    ばかりなんじゃよ。

かずみ:インクリボンって?

博士:ほら、数字を黒や赤で印字しているじゃろう。
    これはテープにインクを染みこませた物で
    インクリボンっていうのじゃが、

博士:これが、乾いてしまって
    印字不能になっている物が多いんじゃ。
    当然メーカーもとっくに生産終了してるしな。

かずみ:つまり、計算できるけど印字ができないってこと?

博士:そうじゃ。

かずみ:じゃあ、使えないじゃん。
    まあ、もともと使う人は博士ぐらいだとは思うけどね。

博士:ところがじゃ。
    なんと、解決法を見つけたんじゃ。

かずみ:はぁ、そうですか...

博士:その方法なんじゃがな...




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