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ドクターアキヤマ

Author:ドクターアキヤマ
ドクターアキヤマ(通称「博士」);
現役大学教授(工学部).
専門は化学.
誕生日:アインシュタインと一緒.
(ほしのあきさんと五木ひろしさん
とも一緒)
趣味:レトロな物コレクション.

かずみ;
工学部の??年生.
4兄弟の2番目で、おじいちゃん、
おばあちゃんも同居しているという
8人家族.
工学部に進んだ理由は“数学が苦手
だから敢えて挑もうと思って...”.
なぜか用も無いのに
博士の研究室に入りびたっている.


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まとめ
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DATE: CATEGORY:そろばん
伝統的計算道具といえば

魅惑のそろばん...1

魅惑のそろばん...2

魅惑のそろばん...3

魅惑のそろばん...4

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DATE: CATEGORY:そろばん
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

Soro1.png


博士:ん...
     間違った。これじゃない。

かずみ:なに、これ。

博士:えっ、これはじゃな、
     天1珠、地5珠のそろばんなんじゃが、

博士:よこ枠に
     “ライオン巴型 かとりせんこう”って
     入っとるんじゃよ。

博士:多分、あのサントリーの“寿”と同じように
     ノベルティグッズじゃろう。

かずみ:でもどうして、
     かとりせんこうのノベルティグッズが
     そろばんなの?
     意味わかんないですけど。

博士:さぁ、わしが企画したんわけじゃないし。

博士:多分、あれじゃ、
     “そろばんで計算しているとき
     “カ”がプーンと飛んできてじゃな、

博士:チックっと刺されて、
     “あら、かゆいわね”ってなってじゃな、

かずみ:...博士。

博士:ふっと、そろばんを見ると
     “ライオンかとりせんこう”と書いてある。

博士:そうだ“ライオンかとりせんこう”
     どこにいったかしら、

博士:あら、ないわね。
     買ってこなきゃ...、

かずみ:博士っ!!

博士:ん?

かずみ:博士って想像力豊かなんだね。
     職業まちがったんじゃない?

博士:うるさいわい。
     え~っと、あ、こっちじゃ。

Soro2.png


博士:15桁のトモエそろばんじゃ。
     これは昭和40年代か
     50年代ぐらいのものじゃと思うがのぅ。

博士:今も普通に売っておる形で、
     天1珠、地4珠のそろばんじゃ。
     どうじゃ?

かずみ:いや“どうじゃ?”っていわれても、
     普通に売ってるんでしょう。
     特に感想ないな~。

博士:なんじゃと、普通が一番じゃ。
     室町時代に渡来したそろばんがじゃなぁ、
     結局この形に落ち着いたんじゃ。

博士:先人の努力と知恵と創意工夫と...、

かずみ:ハイ、ハイ。
     わかった、わかった。

かずみ:ふ~っ。
     でも、今回は古い物ばかり見せられたなぁ~。
     まったく古いのは博士だけで充分なのに。

博士:なんじゃと、失礼な、
     これでもなぁ、若い頃はなぁ
     キムタクとかソリマチとかに似てるって、
     .........

博士:自称しとったんじゃぞ。

かずみ:へーっ、そうですか、そうですか。

かずみ:私だってね、
     工藤静香とかねぇ
     松嶋菜々子とかの若い頃にねぇ、
     クリソツだって、
     .........

かずみ:お母さんに言われてるんだよ。
 
博士:...。

かずみ:...。

かずみ:まあいいや、
     で、博士、いつ地の珠は4つになったの?

博士:昭和の始めに珠算教育が必修になったときに、
     地4珠を使いなさいということに
     なったらしいんじゃ。

博士:しかし、昭和の終わりまで
     地5珠のそろばんも普通に使われとったぞ。
     基本そろばんは頑丈じゃからな。

博士:わしが小学生のころにお袋がじゃな、

博士:地5珠のそろばんを、
     夜遅くまでパチパチ、パチパチと弾いてじゃな、

かずみ:...博士、

博士:家計簿をつけながら
     いつも使っているのは赤ペンでじゃ、

博士:隣の部屋で寝ているわしの耳に、
     ふ~っと、ため息が聞こえてきてじゃな、

かずみ:博士っ!!

博士:ん?

かずみ:そろそろ講義の時間じゃない?
     かわいい教え子たちを待たせていいの?

博士:おっと、いかん、いかん。
     そうじゃった、そうじゃった。


キーン、コーン、カーン、コーン~


博士:まずい、始まりの鐘じゃ~。
     ダッシュじゃ、ダッシュ。

かずみ:じゃあね、いってらっしゃい~

博士:じゃあ、またな、かずみくん...って、
     次の講義はお前も受けとるじゃろう!!

かずみ:てへっ。
     ばれた?


DATE: CATEGORY:そろばん
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

ten1chi5_1.png


博士:これは昭和の初めに作られたそろばんじゃ。

かずみ:あ~っ、本当だ。
     上のビーズの数が減ってる。

博士:そうじゃ。
     天の“珠”の数が2つから1つになっている。
     “たーま”の数がな。

かずみ:へーっ、昭和のそろばんは、
     こんなだったんだ。

かずみ:でも、博士、
     どうしてこのそろばんは、
     昭和に作られたってわかるの?

博士:このそろばんの裏板に、
     昭和八年、祝○○○○...結婚の儀と
     彫ってある。

博士:結婚の引き出物か、
     挨拶にご近所に配った物じゃろう。

かずみ:...。
     ちょっと理解できないですが?

かずみ:結婚祝いに“そろばん”?
     なぜ、そろばん?
     なにゆえ、そろばん??
     夢と希望に満ちた結婚生活の始めに、
     そろばん???

博士:だから、言ったじゃろう、
     商売人にとって、
     計算道具は命の次に大事なもんなんじゃ。

博士:おまんまが食べられないと、
     どうにもならん。
     愛だけじゃ食べれないんじゃ。

博士:商売というのはじゃな、

博士:笑顔で、「まいど」
     「いや~、いい天気でんな」、
     「今日も、えろうべっぴんさんで」、
     で、最後に「どうも、おおきに」じゃ。

かずみ:...。
     博士、ど、どちらのお生まれで?

博士:...いや、オッホン。
     この前な、“商人・京子の
     「今日も朝から稼ぎまっせ~」:関西制覇編”
     ってドラマでやってたんじゃ。


かずみ:...。
     ヽ(´ー`)ノ。

博士:...。

博士:え~っと、それじゃあ~、
     携帯用のもあるぞ。
     これじゃ、

ten1chi5_2.png


かずみ:わっ、小っちぇ。
     私の“もみじ”のような手の中に
     すっぽり隠れるじゃない。

博士:そうじゃ、かずみくんの、
     “キャッチャーミット”のような手で
     十分隠れるぞ。

かずみ:...。

博士:これじゃったら計算しているのも
     相手に見えないしな。
     色々便利じゃったかもな。
     それにポケットにも...、
     いや、もうポケットはいいわい。

かずみ:本当に小さい~。
     でも、博士の“イモムシ指”では
     操作が大変そう~。

博士:...。

かずみ:でも、7つしか軸がないってことは、
     7桁しか計算できないんでしょう。
     大きな数は扱えないってことだよね?

博士:まあ、そうじゃな。
     大きいのは商店で据え置きで、
     中ぐらいのは店の中で持ち運んで、
     小さいのは外出の際に携帯して、
     と使い分けたのじゃろう。

かずみ:ところで、博士、
     さっきのは昭和製ってことだけど、
     前に江戸から明治ぐらいで天珠の数が
     減ったって言ってなかったけ?

かずみ:たしか、江戸の次が明治で、
     昭和になって、そして平成だよね。
     で、本当はいつ珠が減ったの?

博士:...。
     大正はどこに行ったんじゃ?

博士:え~っと、じゃな。
     おそらく江戸の終わりから、
     明治の初めごろにかけて
     徐々に天1珠に代わっていったはずじゃ。

博士:ほれ、これは江戸末期ぐらいの
     和算の教本の挿絵じゃ。
     目を凝らして良-くみてみぃ。

ten1chi5_3.png


かずみ:ちょっと見にくいんですけど~。

かずみ:まあ、視力2.0の目を駆使すれば、
     今度は漢字じゃないし。

かずみ:うんーっと、
     あっ、この人おでこが広~い!!
     目も細っ。

博士:そこじゃないわっ!!
     そろばんが画いてあるじゃろう。
     そろばんが。

かずみ:えーつ、そろばん、あっ、本当だ。
     この画のそろばん、
     天に珠1つしかないみたい。

博士:そうじゃろう。
     多分このころは天1珠と天2珠の
     そろばんが混在していたんじゃろう。

かずみ:ふーん。
     でも、博士、
     さっきからひとつ気になってるんだけど。

博士: なんじゃ?

かずみ:下の珠の数も今と違ってない。
     ソロカルは珠が4つだったように
     思うんだけど。

博士:さすが、かずみくん。
     わしの教え子じゃ。
     観察力が鋭いの。
     そう、今のそろばんの地の珠は4つじゃ。

博士:じゃあ、どうして、
     4つになったかわかるかのう?

かずみ:え~っ、( ̄ヘ ̄)う~ん、
     
かずみ: ゜∀゜!!

かずみ:ドジな人がいて間違ったんだよ。
     で、それが伝わってと。
     ほら、材料も節約できるし。

博士:...。
     本当にきみはわしの教え子じゃったかのう。
     顔に見覚えがない気がしてきた...。

博士:えーっとじゃな、
     わしらが普通に使っている計算では、
     1つの桁で9まで表現できれば充分じゃろう。
     10になったら1桁あがるんじゃから。

博士:じゃから、地には4珠で充分なんじゃ。

かずみ:...なるほどね。
     うん、まあ、そういうことにしとこう。

博士:まったく、しょうがないな。
    じゃ、次のはなぁ、
    え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。

DATE: CATEGORY:そろばん
博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

1.png

博士:これが日本のむか~しのそろばんじゃ。
     枠もちょっと破損しているし、
     軸が一本無くなっているのが残念じゃがな。

博士:そろばんは、室町時代ぐらいに、
     中国から日本に伝来したという話じゃ。

かずみ:えつ、室町時代の日本のそろばん...。
     すごーい、室町時代っていったら、
     大昔じゃない。
     “よい国つくろう室町幕府”って。
     おばあちゃんより年寄りなんだ~。

博士:“よい国”って、
     そりゃガッツ石松の迷言じゃろう。

博士:正しくは“いい国作ろう鎌倉幕府”じゃ。
     それに鎌倉幕府は1192年設立じゃなくて、
     今は1185年設立が有力でじゃな...

かずみ:わかった、わかったって。
     つまりふる~いそろばんなんでしょ。

博士:まあ、君のおばちゃんよりは古いじゃろうが、
     さすがに室町時代じゃない。
     江戸時代の終わりぐらいに作られたもの
     じゃないかのう。

博士:ひょっとしたら坂本龍馬が、
     “答えがあわんぜよ”なんて言いながら
     使ってたものかもしれんぞ。

かずみ:...。

かずみ:゜∀゜!!

かずみ:へーっ、そうなりか~。
     江戸時代のそろばんって
     こんな形だったなりね~。

かずみ:でも、珠の形が中国のそろばんと
     違ってみえるなりよ~。

博士:(´・ω・`)?

博士:ま、まあ、そうじゃな。
     日本では最初、伝来した形を
     コピーして作ったらしいんじゃ。

博士:その後、弾いて速く計算できるように、
     珠をお団子みたいな形からひし形に
     改良したんじゃ。

かずみ:工夫したってことなりか~。
     でも、このそろばん凄く大きくて
     使いにくそうなりね~。

博士:(´・ω・`)???

博士:どうしたんじゃ、さっきから。
     “...なり~、...なり~”って。

かずみ:えっ知らないの?

かずみ:江戸時代の人ってこんな風に
     しゃべってたんだよ。
     この前、アニメでやってたもん。

博士: ┐(´~`)┌


博士: そりゃ“コロ助”だけじゃろう。
     そんなしゃべり方してないはずじゃ。

博士:まあ、この大きいそろばんは商店や何かで
     据え置きで使っていたんじゃろう。

博士:この裏側に板がついているのがわかるかのう?
     計算している時に相手から隠すのに
     役に立つらしい。
     まあ、商売人はヒミツが必要じゃからのう。

博士:じゃ、これはどうじゃ。
     天2珠、地5珠の携帯サイズそろばんじゃぞ。

2.png

かずみ:ほんとだ小さい。
     これだったらポケットに入りそう。

博士:いや、入れてみなくて良いから。

博士:まあ、このそろばんは裏板が無いが、
     手で隠しながら計算できるし
     問題ないじゃろう。

かずみ:でも、博士、何で天に2珠、地に5珠も必要なの?

かずみ:たしか、15まで数字が表せるとか、
     ごちゃごちゃ訳の分からないこと言ってたけど。

博士:別に、訳の分からない事は言ってないが、
     答えは中国の“度量衡”にあり
     という話じゃ。

かずみ:えっ、“ドレミファソラシド”?

博士:かずみくん、耳掃除したほうがいいぞ。
     度量衡じゃ、“ど・りょう・こう”、
     つまり“単位”じゃな。

博士:中国の重さの単位では16両で1斥だったんじゃ。
     つまり、一つの桁で15両まで
     数える必要があった。
     まあ、専門用語では16進法というがのう。

かずみ:でも、それ中国の話でしょう?
     日本は関係ないじゃない。

博士:確かには殆ど日本では関係なかったらしいのう。

博士:でも、強いてあげればじゃなぁ...、
     そうじゃ、かずみくん。
     これを知っとるかい?

3.png

かずみ:わっ、きたなっ。
     ランチ前に食欲がなくなったらどうするの。
     まったく。

かずみ:ん...何か字が書いてある。
     寛、通、永、...、うーん???
     視力2.0でも読めません。

博士:時計回りに読んでどうするんじゃ。
     これは“寛永通宝”じゃ。
     江戸時代の代表的な貨幣で、
     1文銭銅貨じゃ。

博士:これが250枚で1朱金貨、
     16朱で1両金貨じゃ。
     まあ、時代によって微妙に異なるがのう。

博士:ほれ、一応、16進数のおでましじゃ。

かずみ:ふーん、
     でも、なんかこじつけっぽいんですけど。

博士:まあな。
     実は幕末から明治の頭ぐらいには、
     珠の数が減ったんじゃ。

博士:珠が減ったそろばんが、
    え~っと、たしかこの棚の
    ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。

DATE: CATEGORY:そろばん
今日も研究室のドアを叩く音が...

コンコン、

博士:ハイ。

かずみ:ちぃーす!!

博士:...。
     すまん、今、今忙しいんじゃ。

かずみ:また、またぁ~。
     今、窓から“ボーッ”と外を眺めてたじゃない。

博士:...。
     いや、外を眺めながら論文の構想をじゃな...

かずみ:わかった、わかった、でね、
     おばあちゃんから面白いものもらったんだけど...

C_そろばん1

かずみ:老人会の旅行でおばちゃんが中国に行って、
     “金が欲し~い、金が欲し~い”って
     いつも言ってるかずみにって。
     金運がよくなるお守りなんだって。

博士:ほ、ほう。
     そろばんを模したキーホルダーじゃな。

博士:確かに商売繁盛で金運が上がるかもじゃ。
     でも、“今”、中国とはなかなか肝の据わった
     老人会じゃな。

かずみ:でもね、博士、なんか形がへんなの。
     博士が無理やり私に見せた
     ソロカルのそろばんと違うみたいな気がするの。

かずみ:それにね、私、殆どそろばん使った事ないんだ~。

かずみ:けどね、友達の“なおっち”が小学校のとき
     そろばん塾に行ってたんだって。

かずみ:でね、その“なおっち”の彼氏の“ひろゆき”がさ、
     この前、道を歩いていたらね、
     中学生のときの同級生にバッタリ出会ったんだって、

博士:...。

かずみ:でね、久しぶりだし~、暇だからぁ~、
     カラオケにでも行こうってことになったらしくて、

かずみ:でね、カラオケ屋さんに着いたんだけど、
     会員証の入った財布忘れたらくしくって、

かずみ:でね、
   
博士:...、えーっと、かずみくん、
     話の途中にすまんが、
     そろばんの話はどこに行ったんじゃろうか?

かずみ:えっ、そろばん、
     ...。

かずみ:チッ、
     でさ、何かこのお団子に刺さったビーズが
     違うような気がするんですけど~。
     ひょっとして、ブランド品のコピーとか~。

博士:チッって...、まあよいわ。
     これは中国の普通のそろばんじゃよ。
     なんにもおかしくない。

かずみ:えー、絶対違うって~。

博士:しょうがないなぁ~、
     え~っと、たしかこの棚の
     ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。

博士:お~っ、あった、あった、これじゃ。

2-3.png

博士:これが、お守りじゃなくて普通の中国のそろばん
     じゃよ。
     ほれ、“珠(たま)”の数がそのお守りと一緒じゃろう。
     ちなみに、“ビーズ”じゃなくて、珠じゃからな、珠。

かずみ:うーん???
     でも、やっぱり、何か違う。

かずみ:なおっちが言うには、
     もうちょっとビーズが、
     じゃなくて、珠の数が少ないって。

かずみ:それにこんなお団子みたいな形のビーズ...、
     こんな形の珠じゃいって言ってたよ。

博士:そりゃ、そうじゃろうのう。
     日本では絶滅した形のそろばんじゃから。

博士:そろばんは計算に使うんじゃが、
     この真ん中の区切りを
     梁(はり)というんじゃ。

博士:梁より上を天、下を地として、
     天にある珠が5を、地にある珠が1を、
     あらわすんじゃ。

4-5.png

博士:つまり、この中国式そろばんは
     天に2珠、地に5珠あるから
     合計15までの数を表せることに
     なるんじゃ。

かずみ:...。

博士:じゃから、一つの軸に刺さった珠で
     0から15まで表現できる。
     16になったら一つ左の軸の地珠が1増えて...

かずみ:...。

博士:かずみくん...、

かずみ:...。

博士:か、ず、み、く、んっ...、

かずみ:へぇつ...。

博士:どうした、“ボーッ”と窓から外を眺めて...

かずみ:...いえ、ランチに何を食べようかと...。

博士:ラ、ランチじゃと、
     まだ、朝ご飯食べたばかりじゃないか、
     まったく、もう、いいわっ。

博士:日本でも昔はこの珠の数だったんじゃ。

博士:日本の古いそろばんがな、
     え~っと、たしかこの棚の
     ここら辺に入っとったはずなんじゃが...。


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